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この世に絶対がない理由は何故だと思いますか?
何事も、始まりがあれば終わりがあります。 生きていればそのうち必ず死にます。 出会いがあれば別れがあります。 森羅万象、全てのものにそれが通じると思います。必ず「終わり」というものがあります。 何故でしょうか?不思議でなりません。 なぜ永遠はないのでしょうか。 あなたなりの解釈でいいので、意見をお願いします。
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いくつかの違う質問が入っていて全部に答えるのは大変なので、「永遠」と生命に終わりがあることについて答えます。 そもそも「永遠」とは人間が考えた概念であり、それが自然界に存在しているのかどうかわかりません。人間は「永遠」を観測することができません。人間が勝手に考えたものを「なぜないのですか?」と言われても、「じゃあ、人間が考えたものは何でも存在するのですか?」という話です。もちろん数学的には永遠はあるでしょう。しかし、そもそも数学自体が人間が考えたものですから。 生命に終わりがあることについて 宇宙に時間とエネルギー(特に熱エネルギー)が存在する以上、物事は変化していきます。温度があるかぎり原子や分子はランダムに飛び回ります。熱はより冷めたところに流れます。テーブルの上のホットコーヒーを放置しておくと、冷めます。空中に熱を放出して冷めるわけです。空中に存在する熱を吸収してテーブルの上のコーヒーが沸騰する、なんてことはありません。これはエントロピーが増大するのが自然だからです。 生物の体内はとても秩序だっています。これはエントロピーが低い状態で不自然です。生物は体外のエントロピーをより増大させることによって、体内の低いエントロピーを維持しています。このこと自体がかなり不自然な状態です。だからやがて、もっとも自然な状態である死を迎えるのです。