実際に楽器が手元にあるのなら、音を出してみるのが分かり易いです。
ハ長調とハ単調で、和音を構成する主要な音、1度、3度、5度だけで良いので弾いてみてください。
ハ長調は♯も♭もつかないので、
ド、ミ、ソです。明るい感じの和音になります。
ハ短調は、♭三つ(シ、ミ、ラが♭)
ド、ミ♭、ソです。暗い感じの和音になります。
総じて、長調は明るい感じの曲、単調は暗い感じの曲ということになります。
楽譜だけでこれを読み取れるか?というと読み取ることも出来ますが、少々音楽的な知識が必要です。既に詳しい回答がある通り、ハ長調とイ短調は♯、♭がつかない譜面です。同じ様に、♯一個(ファが♯)で、ト長調とホ短調、♭一個(シが♭)でヘ長調とニ短調は同じ譜面になります。どこで見分けるかは、どこが一度の音かを譜面から読み取ることになります。一度はその長の重要な音(根本)なので、これが分かると、その曲の長が分かります。
ハ長調ならド(ハ)、イ短調ならラ(イ)が根音です。先のハ長調、ハ短調の例で1,3,5度の関係、特に1度と3度の関係が長調と短調を決める重要な役割です。
ド と ミ の間には、ド ド♯ レ レ♯ ミ となり、ドとレの間、レとミの間にそれぞれ一音(一度)の開きがありますが、
ド と ミ♭の間には、ド ド♯ レ ミ♭ となり、レとミの間には半音しかありません。これが長調、単調の明るい・暗い響きを醸し出しているところです。
ハ長調とイ短調の場合、
ハ長調 ド ド♯ レ レ♯ ミ の1、3、5度の関係に対して、
イ短調 ラ ラ♯ シ ド の 場合同様にシとドには半音しかない、すなわち短調の響きとなります。
譜面から一度の音(根音)を読み取るのは、最初の音もしくは最後の音などから読み取る方法がありますが、音を出さずに読み取るのは結構難しいですよね。知っている曲であれば、曲の感じが明るい響きか暗い響きかで判断した方が間違いないです。
補足
>その他、最初と最後の音は、 長調はドミソ(コードC)で短調はラドミ(コードAm) 長調にしたかったら最初と最後はドミソのどれか、 短調にしたかったら最初と最後はラドミのどれか。 ハ長調はド~シしか使ってはならない、 イ短調はラ~ソしか使ってはならない。 ということでしょうか? >間隔で決められたものに従い曲を作ると、長調は明るく、 短調はくらいイメージになります。 これはどういったことでこのように聞こえるのでしょうか? 耳や脳の構造と関係しているのでしょうか?