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ミクロ経済学について

労働の限界生産力と、労働生産性の値は同じですか? それぞれどのように求めればいいのですか?

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回答No.1

いまある財のY単位が労働L(単位)と資本K(単位)を用いて Y= F(L,K) によって生産されるとします。この関数Fを生産関数といいます。このとき、 Y/Lを労働生産性といい、∂Y/∂Lを限界生産力(あるいは限界生産性)と呼びます。Kを一定にして、YをLだけの関数として、Yを縦軸に、Lを横軸にとると、Yは、通常、Lの増加関数(つまり右上がりの曲線)だが、上に凸の曲線として示されています(限界生産力逓減の法則)。このようなグラフを描き、横軸上に任意の点Aを選び、、その点から垂直線を上に延ばし、この曲線との交点をBと呼びましょう。すると、そのときの労働生産性はY/L=AB/OA(Oは原点)で表わされ、そのときの限界生産性∂Y/∂LはB点における曲線の傾きで表わされる。例として生産関数がコブダグラス型の生産関数で Y=AL^aK^(1-a) 0<a<1 ならば、生産性と限界生産性は Y/L = A(K/L)^(1-a) ∂Y/∂L = aA(K/L)^(1-a) となります(確かめてください)。