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ステンレスのロー付け方法について
- ステンレスのロー付けについて機械加工したステンレスどうしを溶接する方法を調査しましたが、うまくくっつかない場合の注意点やアドバイスを教えてください。
- ステンレスのロー付けには機械加工したステンレスどうしを溶接する必要があります。しかし、何度試してもうまくくっつかず困っています。ロー付けの注意点やアドバイスがあればお教えください。
- 機械加工したステンレスどうしをロー付けする方法について調査しています。しかし、試してみたもののうまくくっつかない状況です。ロー付けの際の注意点やアドバイスがあれば教えてください。
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genbabitoさんの回答、完璧です。 ロー材の選定に少し違いが有るのみです。 ガスで赤くなるまであぶったのは、あぶり過ぎです。 多分、ステンレスが酸化してしまいロー材がはじかれているものと思われます。 母材の冷めるのを待って、ワイヤーブラシ・サンドペーパー等で酸化膜を丁寧に取り除いた後、再度挑戦して下さい。
まず、ステンレス素材の厚みですが薄ければ薄いほど難易度は当然増します。そして、上手く溶接するには数点の大きなポイントがありますので、参考にしていただければ幸いです。 1:銀ロウの番手(扱いなれた品番にもよりますが)JISのBag-1・ Bag-7等は低融点ですから、加熱しすぎない様にすれば比較的乗っ てくれます(まわってくれます)少し温度帯が高めのBag-6も使い やすいですし、あぶりすぎたかなって時も乗ってくれる場合があります 2:ロウ付け箇所を油分洗浄処理を必ず行ってからサンドペーパーやスコッ チで、しつこいぐらいに磨きます(表面を荒らします) 3:荒らした部分や周りを新しい洗浄液で洗浄します。私はアセトンを使っ ております。 4:フラックスは薄めすぎていないものを攪拌後たっぷりと塗布します。 5:酸素・アセのバーナーの場合は母材厚にもよりますが、口金のサイズは 数段落とします。 6:遠火で周辺から序々に加熱します(決して溶接部を火炎の中心には当て ないように・・・)この時点で母材に油分が残っている場合はフラック スがはじける時がありますので、邪魔くさがらずに冷ましてから2:の 工程まで戻ります。 7:ステン素材は局部的に加熱されてしまいますので、フラックスのヌレ状 態が酸化状態に変化しやすいので失敗しやすくなります。 フランジを厚目のアルミ板や銅板の上に置いて、熱拡散してやると局部 加熱が緩和されます。 8:溶接温度まで達したのを見計らうと、バーナーは温度をキープする役目 のみに使いますので、絶えずあちこちにせわしなく炎を当てる様、心が けます。 ◆以上が大きなポイントですが、溶接前の洗浄処理(前処理含む)で溶接の 仕上がりは決まると言っても過言ではありません。途中で、酸化膜やロウ のノリが悪く感じた場合も、工程を遡るだけの時間の余裕も必要です。 ◆予備材料がある場合は、事前に溶接して手を馴らすことも必要かも知れま せん。 ◆一発勝負や、予備材の余裕が無い場合は、いっそ外注にする方法も策かも 知れません。
お礼
ありがとうございます。 大変勉強になります。 もう一度チャレンジしてみます。
フランジ・パイプの寸法、ロー材の種類、試されたロー付け方法等 教えてください。
補足
フランジ Φ40 外径に4箇所Φ4貫通座グリΦ6深さ5 パイプ 4*6 長さ30 ロー材 DIA-340 銀ローです。 ロー付け方法は脱脂を行いフラックスをつけ、ガスであぶり赤くなるまであたため銀ローを流してみました。溶け込まず玉が転がるようにはじかれました。 何か方法があるのでしょうか? 旋盤のバイトのロー付けはたまにやるのですが問題ありません。アドバイスお願いします。
お礼
アドバイスありがとうございます。 あたためすぎないほうがいいのですね。再度挑戦してみます。