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ステンレス溶接の注意点とは?
- 機械のカバーの部分で、ステンレスの水パイプを鉄板に溶接してしまい、ステンレスのパイプが腐食し、水漏れが発生しました。
- 通常、ステンレスにはステンレスを溶接することが常識ですが、その理由を設計者に明確に伝えることができません。
- ステンレスを鉄に溶接することは腐食の原因となり、水漏れや潤滑油への混入のリスクがあります。
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↓に回答されている御意見に賛成です。 溶接材については母材が炭素鋼とSUS304ならば溶接棒がD309系を選定するのが正しいと思います。 上記の件JISZ3821ステンレス溶接技能者受験用参考書に詳しく書かれていました。
最近知ったのですが、このサイトはおすすめです。 今回の話は掲示板のQ183が近いのでは。 一度目を通してみると勉強になります。 今回の話は ?溶接棒の選定ミス。 ?溶接熱によりクロム炭化物が析出したことによる粒界腐食。 ?鉄の部分が錆びた事によるもらい錆(これはなさそうですが) 等でしょうか。 実際、ステンレス同士でも溶接部は錆びやすい(粒界腐食)ですよ。
炭素鋼(ss400等)とSUS(sus304等)の溶接は、多くの機械装置で実施されております。 問題は、溶接の際に使用した溶接棒の材質が問題です。これを誤ると、SUS材に含まれるCrやNiは炭素鋼に希釈され、大幅に減少してしまいます。 そこでステンレス母材より合金量を多く含ませた、溶接棒を使用することにより、合金元素の減少を防止するとともに、合わせて添加してあるニオブNbなどの元素がCrより先に炭化物を作り、錆の原因となるCr炭化物の発生を減少させます。 また、MIGやTIG溶接時のシールドガスの選定ミスも割れの原因になります。 異材溶接による局部電池が発生が、今回の電食の原因とは考えにくいと思われます。 それより、以上のような溶接施工の不備によりCr炭化物が生成し、粒界腐食が発生し、この部分より細かな亀裂が発生・起因となって溶接ビード部より少し離れたところに割れが入って、漏れが発生したのではないでしょうか。 手元に文献が無い為、昔の記憶をたどって記載してます。多少説明不足はお許しください。
こんにちは 溶接、材料素人なのであまり突っ込み無しって事で・・ 河川の水門等で鉄製の門にスライド面としてSUSを溶接する事は よくありますよ 機械加工したことあります
お礼
ありがとうございました。問題解決しました。