【訳】
ポリマー(重合体)は小さな分子を多数結合させることによって形成される。
ポリマーという単語は、ギリシャ語で「たくさん」を意味する「poly」と、「構成単位」を意味する「mer」に由来する。おそらく、高分子のうちでもっとも単純なものは、ポリ(エテン)であり(図1.1)、これは単純な見方をすると、小分子であるエタンが共有結合してずらりとつながったものだと言える。ここでnは、ポリマー鎖を成している(CH2-CH2)構成単位の数を表している。
nの値は重合度Xnと呼ばれる。Xnは簡単に10000程度もの値にもなるので、相対分子質量が28(例えばエテン)という繰り返し単位を有する直鎖状ポリマーであれば、これは相対分子質量(RMM)が280,000のポリマーになりうる。言い換えると、
鎖の分子量 = 繰り返し単位の分子量をXn倍したもの
※Xnは上にバーを引っ張れませんでしたのでこの表記で表しました。
※「ここでnは~」とあるそのnがどこに表記されているのか判然としませんが、おそらく図1.1にでも表記されているのだろうと判断して翻訳いたしました。