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誰の言葉でしょうか。
哲学の授業で「人間にとって1番よいことは生まれてこないこと。2番によいことは生まれてもすみやかに去れること。」という言葉(正確かはわかりかねますが)を教えてもらったのですが、これは誰の言葉でしょうか。知っている方が居たら教えてください。
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もともとは、ソフォクレスの『コロノスのオイディプス』の言葉です。 もとのギリシア語は、「ギリシア・ラテン引用語辞典」の74頁をご覧下さい。 ソフォクレスの悲劇の翻訳(ちくま文庫など)で言えば、 1224行目以降の「コロス」の台詞のなかに この言葉がみられます。 この世に生を享けないのが、 すべてにまして、一番よいこと、 生まれたからには、来たところ、 そこへ速やかに赴くのが、 次に一番よいことだ。 このおよそ2400年ほど前の悲劇作家の言葉が、 いろいろな哲学者等によって引用されているんですね。
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- Jin_1111
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東北大学大学院文学研究科哲学研究室 松浦明宏氏の【ピタゴラス派】の講義の中で、下記のように、語っています。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ギリシア悲劇作家ソフォクレスの『コロノスのオイディプース』(1224-1227)や、 ソフォクレースに先立つ前6世紀のエレゲイア詩人テオグニスの『エレゲイア詩集』などにも、 これと通じる考えが表現されています。 「人間にとっては、生まれなかったことが最もよい。 しかし、生まれてしまった以上、生まれなかったことは不可能である。 従って、人間にとって次善の策は、なるべくはやく死ぬことである。」 これは直訳ではありませんが、だいたいこういう内容のことが言われています。 こうしたギリシアの厭世思想に通じるものを、ピタゴラス派のソーマ=セーマ説は持っているのです。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ganai の『教えて?』で、勉強されられました。
お礼
ピタゴラス派もそういっていたのですね。早く死ぬことがよいとすれば、長寿国である日本は幸せではないということになるんでしょうか。 詳しく歴史背景までも書いていただきありがとうございました。
- ikadevil
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こんにちは。 テオグニス「エレゲイア詩集」でしょうか。 「地上に生きる人にとっては生まれぬことこそ、また焼き焦がす陽の光を見ぬことこそ、すべてにまさって善きこと、だが生まれしうえは、一時もはやく冥府の門をくぐり、うず高い土塊の下に眠るにしかず」 http://www.ne.jp/asahi/arc/ind/profile/goroku/toyo.htm http://homepage3.nifty.com/ataraxia/ataraxia03/phytagoras.html
お礼
まったく同じことみたいですね。ただ少し難しいことをいってる感じがしてしまいます。 どうもありがとうございました。
- palmalat
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ジャイナ教の言葉だったと記憶していますが…。 ジャイナ教については検索すればいろいろ出てくると思いますよ。
お礼
ジャイナ教にもあるんでしょうか!?今は時間が無くできませんが、後々調べてみたいと思います。 有難うございました!!
お礼
ソフォクレスの言葉だったのですか!!そして少し語彙が違う感じですね。やっぱり言葉というのは時代の流れで変わっていくものなのでしょうか。 原文についても教えていただき、有難うございました。