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他動詞が受動文になるときの訳などについて
- 他動詞が受動文になる場合、目的語が1格となるのか疑問です。
- 「das nicht in Mitleidenschaft gezogen werden kann」という表現について翻訳の確認をしたい。
- 他動詞が受動文になるときの訳に自信がありません。
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質問者が選んだベストアンサー
哲学関係の内容が続いていますが、短い部分だけを抜き出されると困ります。 せめて引用元のリンクだけでも張ってください。 この文は、アリストテレスがアナクサゴラスについて書いたものでしょう。 先日Vernunftに関する質問があったので、その関連と思います。 Rechtとdasの間の文を抜いてしまっていますが、これでは意味が取れません。 関係代名詞dasはRechtに掛かるのではなく、 その間の文の中にあるdasjenigeに掛かるのです。 「Anaxagoras hat Recht」というのは、「アナクサゴラスは正しい」という意味です。 「das nicht in Mitleidenschaft gezogen werden kann」というドイツ語訳は、 文学的な意訳であって、これをそのまま日本語に訳すこと自体が不可能です。 あえて逐語訳に訳すなら、「巻き添えにされえないもの」ということになります。 (「されうる」ではありません。nichtを訳し忘れています。) 質問文の意味も今一つよくわからなかったのですが、 >他動詞が受動文になる場合は、他動詞の目的語が1格となる というのは基本的なことですよね。 Er rettete mich. 彼は私を救った。(mich = 他動詞の目的語) Ich wurde von ihm gerettet. 私は彼に救われた。(Ich = 主語、1格) 原文が受動文でも能動文で訳すべきか、という意味かとも思ったのですが、 この文の場合は能動文でも訳せないので、そういうことでもなさそうです。 この部分を逐語訳するなら、 アナクサゴラスが、精神(ヌース)を、巻き添えにされえない純粋なもの、 として特徴づけるとき、彼は正しい。 となります。 ただ、このドイツ語訳がいつごろのものかわかりませんが、 アリストテレスの原文の忠実な訳ではなく、文学的な意訳なので、 ドイツ語ではこれでもよいかもしれませんが、 そのまま日本語に訳しても意味がとりにくいです。 英語訳では、この「das nicht in Mitleidenschaft gezogen werden kann」の部分全体を、 「impassive(冷静な、平然とした)」一語で訳していますが、 アリストテレスのギリシャ語原文でも、「ἀπαθέω」一語で、 これは「~から自由な(to be free from)」の意味です。 「自由かつ混じりけのないもの」というのが直訳です。 この原文の意味を踏まえたうえで、ドイツ語訳のニュアンスも生かそうとするなら、 アナクサゴラスが、精神(ヌース)を「何ものからも干渉され得ない純粋なもの」 として特徴づけるとき、彼は正しい。 などのように訳すのがよいと思います。
お礼
いつもお世話になっております。 ありがとうございます。 >哲学関係の内容が続いていますが、短い部分だけを抜き出されると困ります。せめて引用元のリンクだけでも張ってください。 単純化してわかりやすくしたかったのですが、逆にわかりづらくしてしまっていたのですね。すみません、以後気をつけます。 >質問文の意味も今一つよくわからなかったのですが、… 深い意味はないです。その通りです。文法書で自信をもってそうだと思えるような記述に出会えておらず、自信がなかったのです。