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ローラン展開の導出過程における謎!

f(z)を、積分ではなくΣで表示されたローラン展開しようとしているのですが、その過程においてコーシーの積分公式から、被積分関数の分母をいじって無限等比級数の和の形を作ってΣ表示に変えるところまでは順調だったのですが、あろうことか、無限等比級数部分の分母が(ζーa)^(n+1)となってほしいのに、(ζーa)^nとなって、テイラー展開みたいな表示にもっていけなくなってしまいます。 どうすればいいのでしょうか? (なお、もちろん、|ζーa|と|zーa|の大小関係によって場合分けはしています。)

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  • ddtddtddt
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回答No.3

 横槍にはなるんですけど、 >テイラー展開の証明って、ぱっと見「帰納的」で、ちょっと好きじゃなくて、ローラン展開の証明を知った時、それがグルサの定理などを用いて「演繹的」になされる様に感動したのです。 というだけなら、添付図のようなやり方はどうでしょう(^^;)。自分も標準的なテイラー展開の証明は好きじゃありません。  コーシーの平均値定理を使います(ここでもコーシーさん(^^))。コーシーの平均値定理の成立条件は、普通の平均値定理の成立条件と全く同じです。なのでコーシーの平均値定理を用いたテーラー展開の証明の成立条件も、標準的な方法と同じになります。  これを帰納的とみるか(数学的帰納法になってるし・・・)、演繹的とみるかはあなた次第ですが(信じるも信じないもあなた次第?(^^))、自分は一目瞭然なので好きです。  しかも副産物、0<h[n+1]<h[n]<・・・<h が出てきます([ ]は下付き)。有界単調列は収束するので、lim [n→∞] h[n] が存在します。lim [n→∞] h[n]=0 となる点列 {h[n]} の存在も、(頑張れば)初等的に示せます。  それを示したところで、役に立った試しはあんまりないですが、何となくテーラー展開をわかったような気になれます(^^)。

dialectic
質問者

お礼

ありがとう

dialectic
質問者

補足

ど~してもグルサの定理を使いたいのです><

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その他の回答 (2)

  • jcpmutura
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回答No.2

f(z)は0≦R_1<|z-a|<R_2で正則とする ここで 0<R_1の時はf(z)はz=aで正則でないので f(a)は定義されていないのでその値は存在しません f(a)のn次導関数f^(n)(a)も存在しません f^(n)(a)を使用したければ f(z)は|z-a|<R_2で正則とするとしなければなりません r<R_2であるrに対して a_n={1/(2πi)}∫_{|ζ-a|=r}{f(ζ)/[(ζ-a)^{n+1}]}dζ(n=0,1.2,…) とおく(a_nはrに無関係である) |z-a|<R_2であるzに対して, |z-a|<ρ_2<R_2となるρ_2をとる このzに対して, f(z)={1/(2πi)}∫_{|ζ-a|=ρ_2}{f(ζ)/(ζ-z)}dζ |ζ-a|=ρ_2 だから |ζ-a|>|z-a| だから 1/(ζ-z) ={1/(ζ-a)}[1/{1-(z-a)/(ζ-a)}] ={1/(ζ-a)}Σ_{n=0~∞}{(z-a)/(ζ-a)}^n =Σ_{n=0~∞}{(z-a)^n}/[(ζ-a)^{n+1}] で,この級数はζについて一様収束する。したがって {1/(2πi)}∫_{|ζ-a|=ρ_2}{f(ζ)/(ζ-z)}dζ =Σ_{n=0~∞}[{1/(2πi)}∫_{|ζ-a|=ρ_2}{f(ζ)/[(ζ-a)^{n+1}]}dζ]{(z-a)^n} =Σ_{n=0~∞}(a_n){(z-a)^n} ↓ f(z)=Σ_{n=0~∞}(a_n)(z-a)^n f(z)はテーラー展開される ∴ f(a)=a_0 f'(a)=a_1 f"(a)=2a_2 f"'(a)=6a_3 … f^(n)(a)=n!a_n ∴ a_n=f^(n)(a)/n! a_n=f^(n)(a)/n! となるのは、f(z)が|z-a|<R_2で正則でテーラー展開されるときだけである

dialectic
質問者

お礼

ありがとう

dialectic
質問者

補足

テイラー展開はローラン展開の特別な場合ということは理解しています。で、何がやりたいかというと、要するにテイラー展開の導出を、ローラン展開の導出の論理を用いてやりたいということです。 テイラー展開の証明って、ぱっと見「帰納的」で、ちょっと好きじゃなくて、ローラン展開の証明を知った時、それがグルサの定理などを用いて「演繹的」になされる様に感動したのです。 よろしくお願い致します。

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  • jcpmutura
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回答No.1

f(z)は0≦R_1<|z-a|<R_2で正則とする R_1<r<R_2であるrに対して a_n={1/(2πi)}∫_{|ζ-a|=r}{f(ζ)/[(ζ-a)^{n+1}]}dζ(n=0,±1.±2,…) とおく(a_nはrに無関係である) R_1<|z-a|<R_2であるzに対して, R_1<ρ_1<|z-a|<ρ_2<R_2となるρ_1,ρ_2をとる このzに対して, f(z)={1/(2πi)}∫_{|ζ-a|=ρ_2}{f(ζ)/(ζ-z)}dζ-{1/(2πi)}∫_{|ζ-a|=ρ_1}{f(ζ)/(ζ-z)}dζ まず,|ζ-a|=ρ_1の時,|ζ-a|<|z-a|だから 1/(ζ-z) =-{1/(z-a)}[1/{1-(ζ-a)/(z-a)}] =-{1/(z-a)}Σ_{m=0~∞}{(ζ-a)/(z-a)}^m =-Σ_{m=1~∞}[(ζ-a)^{m-1}]/{(z-a)^m} この級数はζについて一様収束する。したがって -{1/(2πi)}∫_{|ζ-a|=ρ_1}{f(ζ)/(ζ-z)}dζ =Σ_{m=1~∞}[{1/(2πi)}∫_{|ζ-a|=ρ_1}{f(ζ)/[(ζ-a)^{-m+1}]}dζ]/{(z-a)^m} =Σ_{m=1~∞}(a_{-m})/{(z-a)^m} |ζ-a|=ρ_2の時は,|ζ-a|>|z-a|だから 1/(ζ-z) ={1/(ζ-a)}[1/{1-(z-a)/(ζ-a)}] ={1/(ζ-a)}Σ_{n=0~∞}{(z-a)/(ζ-a)}^n =Σ_{n=0~∞}{(z-a)^n}/[(ζ-a)^{n+1}] で,この級数はζについて一様収束する。したがって {1/(2πi)}∫_{|ζ-a|=ρ_2}{f(ζ)/(ζ-z)}dζ =Σ_{n=0~∞}[{1/(2πi)}∫_{|ζ-a|=ρ_2}{f(ζ)/[(ζ-a)^{n+1}]}dζ]{(z-a)^n} =Σ_{n=0~∞}(a_n){(z-a)^n} ↓ f(z)=Σ_{n=0~∞}(a_n){(z-a)^n}+Σ_{m=1~∞}(a_{-m})/{(z-a)^m} ∴ f(z)=Σ_{n=-∞~∞}(a_n){(z-a)^n}

dialectic
質問者

お礼

補足コメントの「∲{f(z)/(z-a)}dz」は「∲{f(z)/(z-a)^(n+1)}dz」の間違いでした。慎んでお詫び申し上げます。

dialectic
質問者

補足

そうではなくて、要するに(画像の3行目の)an部分について、グルサの定理を用いて、∲{f(z)/(z-a)}dzを(2πi/n!)f^(n)(a)としたいのです。 (最後のf^(n)(a)は、f(a)のn次導関数の意味です。)

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