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象徴天皇
象徴天皇とは、それまでの天皇とどこが違うのですか。細部は変わるかもしれませんご、本質的に、あまり変わらないような気がしてます。
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コメントありがとうございます。 実態の捉え方は個人差が有るので、特に異論を挟むつもりはありませんし、 貴方の考え方にはナルホドそういう捉え方もあるのかと感じる部分も有ります。 私の捉え方だけ江戸時代以降について補足しておきます。 江戸時代…政治は幕府が実権を握っていて、天皇は京都で存続していたが、その実質的立場はお飾りにもなってない。 帝国憲法時代…天皇は国家元首として政治参加していたが、政治は政府と軍部が遂行していたため、結果として政治利用された面も否定できない。 戦後…日本国内の混乱を最小限に抑える目的から、国民に信頼の厚い天皇の存続を、戦勝国アメリカの判断で決定。 その時点で天皇の立場は国の象徴と規定されたが、国民の意識は戦前と似たような感覚で捉えられた。 現在…お飾り的な立場ではあるが、いまだに高齢者からの信頼は厚く、 *それを政治利用と考える者も、 *又、天皇が政治参加できると考える者も、 *逆に、天皇象徴制そのものが無意味として改憲を望む者もいる。 これは憲法とは別に、歴史的な推移に政治的判断を加えた国民の意識だろうと思います。 憲法における天皇の地位は、政治の場では全く議論されてないのが現状だと思います。 現代の若者に天皇の地位や立場を理解してもらうには、 憲法だけを盾に議論や解釈を進めても、存在の意義を説くのは難しいだろうと思います。 歴史的な経緯を含めて、様々な面から天皇制の現状に対する認識を一致させてからでないと、 次の議論を始めても、認識の解離が生まれるだけではないかと感じてます。 何をどう捉えようと個人の自由なのですが、 認識が一致してなければ互いの考え方を理解することも難しく、事の是非を議論しても判断の一致には至らないだろうと思います。 質問本題に答を出すには、それだけ複雑な要素が含まれているので、 正しく答えてない部分も多いかもしれませんが…。
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- g27xxxxx
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現憲法の下では、天皇としての地位だけは担保されますが、 一切の政治的権限は付与されてません。 この点が国家元首として政治に直接関与していた、大日本帝国憲法下の天皇とは大きく違ってます。 簡単に言えば、 今の天皇には何の権限も無く、政治に口出しすることも不可能で、 国家の言いなりになるしかないのです。 与えられてる立場は国歌としての君が代や、国旗の日の丸と同じく、 日本を代表する者としての言動を伴いながら、 それでいて、あくまでも象徴という立場を外れてはならないです。 その言動は自分の意思ではなく、日本を象徴して国家の意思に従った言動でなければなりません。 一般の国民と比較しても、非常に制約の多い立場となってます。
お礼
ありがとうございます。 大日本帝国憲法の下の天皇は、明治、大正、昭和のわずか3代で、その前は幕府が政治を司っていました。 明治天皇とて、本質的にはお飾りだったのではないでしょうか。 つまり、むしろ、明治~昭和の方が政治利用されて国家のいいなりに戦争を了承させられのではないかと思います。 現行憲法では、天皇の政治利用は禁じられていますので、むしろ、国家の言いなりにすらなりえず、誰も天皇をさわる事が出来ません。それこそが生前退位に誰も手を出さない理由だと思います。 いずれにせよ、明治憲法はイレギュラーとしても、それ以前はずっと象徴天皇だったのではないかというのが質問でございます。
- D-Gabacho
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たしかに、江戸時代の天皇にはほぼ一切の政治権力がありませんでしたし、明治から昭和初期の天皇も、けっして専制君主ではありませんでしたが、日本国憲法の「国政に関する権能を有しない」とはっきり規定された象徴天皇とは、やはり本質的に違うといわざるを得ません。実質的な権力はなくても、形式的・名目的には日本を統治する最高権力者だったからこそ、江戸時代、幕府の意向に反して、突如、天皇が攘夷を命じたとき、幕府はその命令を受け入れざるを得ませんでした。
- ithi
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MONKEYMONKEY さん、こんばんは。 象徴天皇 象徴天皇とは、それまでの天皇とどこが違うのですか。細部は変わるかもしれませんご、本質的に、あまり変わらないような気がしてます。 孝明天皇まではそうでしたね。だけど、大日本帝国憲法で明治天皇からは統帥権、政治大権、外交大権、などいろいろな政治的権力が付与されました。元首といってもいいです。もちろん天皇自身がすべてをコントロールすることは不可能ですから、明治維新以来の元勲、元老などと相談しながら、決めていました。だけど、昭和天皇の時代に入ると元老は西園寺一人でした。それももう80近い老人です。そこで首相経験者を重臣として元老に近い役目を負わせましたが、うまくいきませんでした。 日本国憲法では、天皇を我が国の象徴とし、様々な政治権力から切り離すことで、内閣の監督下における様々な国事行為以外の自由にすることでさらに象徴としての権威が増しました。詳細は下記のURLを参照ください。 象徴天皇制 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B1%A1%E5%BE%B4%E5%A4%A9%E7%9A%87%E5%88%B6
お礼
ありがとうございます。 国民の総意のシンボルというのは、まさしく合ってると思います。 「我々は何者なのか?」 を説明するのが天皇をシンボルとした国民ということだと思います。 一方で、それに相応しい天皇であろうとしているのが今上天皇だと思います。 天皇は日本人にとり、西洋人のキリスト教です。キリスト教には牧師さんがいますが、日本は神が直接被災者にお言葉をかけるのです。
- hekiyu
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天皇は、かつて実権をもっていました。 だから、かつては実権と、象徴性の双方を 有していました。 それが、武家政権になると実権が失われ、 象徴性だけが残りました。 明治になって、西欧列強に対抗するため 天皇に実権を持たせるようになり、 以前に戻ります。 ま、実権といっても、形骸的で、昔日の実権とは 異なりますが。 それが、大東亜戦争後、象徴だけに戻りました。
お礼
ありがとうございます。 ですよね。明治天皇とてお飾りです。実権ではなく薩長に担がれて、神託の威光を利用されたんです。 なのに、終戦後「象徴」になったなんて白々しい話です。
- nihonsumire
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鋭いご質問ですね。実は、私もよく分かってないのです。そういう私が回答するのも甚だ遺憾ですが、芦部信喜著「憲法」(岩波書店)の説明で現在納得していますが、あなたはどうですかという回答です。 象徴とは、オリンピックの五輪のマークのようなもの。実際に競技をしたり、五輪の様々な準備をするのでなく、御印と言うと言い過ぎでしょうか。 明治憲法下でも象徴だったが、オリンピックに関して、その運営方針や方法などにも口出し出来るよ、するよといった違いでしょうか。 詳細は、芦部憲法をお読みください。芦部は古いという方もいらっしゃるでしょうがね。
お礼
ありがとうございます。 口出ししないのは間違いないのですが、エンブレムとなると、存在意義はどうなりますか。 私は、日本人の精神の根幹に天皇があると考えます。そうでなければ、天皇不要論に対抗できません。 精神の根幹は、それを否定する人も飲み込みます。それは、祖先を敬う心(お墓まいり)が、即ち、万世一系の天皇を、心にもつ事になるからです。
- notnot
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No3です。すいません。書き損ね 誤:天皇=元首に対しての ↓ 正:天皇=元首に対比しての
お礼
ありがとうございます。 なるほど、読み損なってごめんなさい。 今上天皇の事をことさらに「史上初の象徴天皇」といい、なので、特別で、という展開から「生前譲位」の話をされますが、元首であることの方がイレギュラーだったのであれば、象徴天皇であることが、何か考慮する必要があるのでしょうか。
- notnot
- ベストアンサー率47% (4900/10361)
コメントでお書きの通り、象徴天皇は明治~終戦までの天皇=元首に対しての言葉です。 江戸時代には、幕末に至るまでは、象徴ですら無かったです。庶民とは無関係という意味で。
お礼
ありがとうございます。 あれ? 象徴天皇は、戦後ですよね。 明治から終戦はなんでしょか。
- ggggzzzz
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敗戦で新しい憲法が制定されて、天皇がそれまでの武官文官の頂点から、日本の国のシンボルという位置づけになったというふうに理解しています。
お礼
ありがとうございます。 江戸時代以前も文官の頂点だったのでしょうか?。
一番大きな違いは、政治力です。天皇陛下が認め無ければ議会で決定が承認され無い。現在は内閣の助言により活動されています。
お礼
ありがとうございます。 江戸時代の天皇も政治力あったんですかね?。 幕府が勝手にやってたと思うのですが。 明治天皇だけ特殊なのでは?。
お礼
ありがとうございます。 天皇は「続いている」事そのものに価値があるものなので、具体的なメリットで議論するのはおかしい。 2000年続き、未来へもつながる確信が、日本人のアイデンティティを支えるのだとおもいます。