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象徴天皇制支持する方、全ての天皇を尊敬していますか
象徴天皇制を支持されている方は、神武天皇から今上天皇まで、すべての天皇を尊敬しているのでしょうか? もしそうではないとすれば、なぜ象徴天皇制を支持されているのですか。 ご自身の考えだけでなく、ご友人やご親族が、こんな理由で象徴天皇制を支持しているというようなことでも結構です。
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「大国主・コトシロヌシ・タケミナカタ・ナガスネヒコらをどうお考えになりますか? 彼らは悪い人間で、彼らが天照大神または神武に殺されたのは、当たり前でしょうか?」との質問にお答えいたします。 子どものころ少年少女向けのを読んだときも、後で歴史学を学ぶなかで原文にあたりながら読んだときも、全くそういうふうには思いませんでした。そもそも、古事記・日本書紀自体、彼らを殺されて当然の悪者というふうには描いていないと思います。それこそ大国主なんて出雲編では完全に主役、それもダークなほうじゃなく正統派ヒーローじゃありませんか。国譲りにいたる場面でも、天照大神らの高天原勢より、大国主ら出雲勢に感情移入するのは、物語の展開上、ほとんど必然的だと思います。まあ、神武東征のときのナガスネヒコは、わりと悪者っぽい感じだった気がしますけど、正直、神武天皇以降の話は印象が薄いです。
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- ithi
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paperbag さん、こんばんは。 象徴天皇制を支持されている方は、神武天皇から今上天皇まで、すべての天皇を尊敬しているのでしょうか? 万世一系天皇がこれを統治するみたいな感じで教育を受けている人には中にはそうかもしれない人がいると思います。 もしそうではないとすれば、なぜ象徴天皇制を支持されているのですか。 大半の天皇制支持者というのはこの意見だと思います。 ご自身の考えだけでなく、ご友人やご親族が、こんな理由で象徴天皇制を支持しているというようなことでも結構です。 両親がミッチーファンの現役だったので、今上陛下というより今でも美智子皇后さまファンです。
お礼
回答ありがとうございます。 >万世一系天皇がこれを統治するみたいな感じで教育を受けている人には中にはそうかもしれない人がいると思います。 言葉が悪いかもしれませんが、洗脳ですね。 戦後生まれの私は左よりの教育を受けてきましたが、これもまた洗脳だといえるかもしれません。 >両親がミッチーファンの現役だったので、今上陛下というより今でも美智子皇后さまファンです。 それだったら、アイドルでも皇室の変わりが伝わりそうですね。(笑) 大変参考になりました。
天皇制は支持、天皇は尊敬しない。 天皇は支持しない理由。 国民学校で戦時下君が代を聞きながら東の空に向かって最敬礼をすることが、 暑い夏・寒い冬校庭であったこと、暑いときや寒いときに「サボル」と 先生の往復ビンタが手の後が残るくらい叩かれる事。 天皇なんか死んでしまえといったら、往復ビンタのあと軍隊の偉いやつが来ました。 天皇の巡幸で、道路にひざまずき頭を下げる事、何で顔見たらいけないの、 見ていけないなら来るなと思いました。
お礼
回答ありがとうございました。 >天皇制は支持、 象徴天皇制を支持ということですね? かつてのように天皇が政治的権力を持つことを支持しているという意味ではないですね? 国民学校での経験談を聞かせてくださり、ありがとうございました。 天皇を尊敬するべきであるという押し付けがあったことがわかり 大変参考になりました。 私の親族が戦後天皇が神から人間になった際に 「いままで騙されていた」と感じたそうですが それも天皇を尊敬するべきであるという押し付けがあったので ことさらそう感じたのでしょう。 天皇をどう考えるか、は立場によって異なるんでしょうね。 天皇の写真を飾ったりしている家は、戦争中も食べるものに困っていなかった家ではないのか、と思ったりします。 私の親族は戦争中とてもひもじい思いをしたそうで、それは天皇のせいだと言っております。 実際には天皇は軍に利用されただけなのかもしれませんが。 先の戦争はアジアの独立を促したとする意見もありますね。 ですが、ひもじい思いをした子供が、「独立よりも飯」となるのはやむをえないようにも思えます。
- D-Gabacho
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回答へのお礼コメントにありました、先祖の仇かもしれないのに、なぜ天皇を敬うのか、との質問にお答えします。 先の回答にも書いた通り、わたしの場合、古典文学に親しむうちに感覚的に染み付いたものと思われ、先祖だから敬うとか、先祖の仇だから憎むとか、そういう筋道の立つ理由があるものではありません。たとえば、子どものころから家で習慣的に神様に祈りをささげる生活をしていたら、なんで神様を敬うのか理由を考えたこともなく、なんとなく自然に敬うようになってしまったというような、そんな感じだといえばおわかりいただけるでしょうか。「古事記・日本書紀」に限らず古典文学には、天皇・皇室を礼賛するものではなくとも、当時の教養人が多かれ少なかれ共通してもっていた天皇・皇室への畏敬の念が、なにかしら文章表現の仕方や内容に反映されてますから。
お礼
再回答をありがとうございました。 なるほど、天皇陛下を敬うのが1600年に渡る日本の習慣であるので 象徴天皇制を支持されているということなんですね。 もうひとつ質問させていただきました。 「大国主・コトシロヌシ・タケミナカタ・ナガスネヒコらをどうお考えになりますか? 彼らは悪い人間で、彼らが天照大神または神武に殺されたのは、当たり前でしょうか?」 という質問です。 こちらのほうはどうお考えになっていますか?
補足
神武が東征して大和の王・ナガスネヒコを殺し、神武が大和の王になったということが、どういうことかわかっていますか? 外国人がやってきて自分の国の王を殺し、外国人が自分の国の王になったということですよ。
- ichikawa2017
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No.11です お礼を頂戴しました。 象徴天皇制という言葉はあります。 正式な制度名としては無いということです。 Wikipediaの象徴天皇制を挙げておられますが、同じWikipediaで「天皇制」では下記のようになっています。 おそらくWikipediaの筆者が違うことに起因しているのでしょう。 抜粋 宮内庁による正式な呼称は、皇室制度(こうしつせいど)であるが、これは飽くまで皇室の細かな取り決めについて定めたもの(=皇室典範)を表しており、左翼用語である「天皇制」とは異なる。 またあるいは、天皇を大日本帝国憲法下では「国家元首かつ統治権の総攬者(第4条)」、ないし、日本国憲法下では「日本国および日本国民統合の象徴(第1条)」とする近現代の日本の立憲制度・立憲君主制の政治体制のみを特に指す場合もある。 似た概念として、「皇統」や「国体」があるが、思想や観点によってそれぞれ使われ方が異なる。 ここで注意していただきたいのが、末尾の「思想や観点によってそれぞれ使われ方が異なる。」という点です。 これは象徴天皇制という言葉にも当てはまります。 天皇制という言葉が元来日本共産党が作り出したもので現在も使っていますことから、従来から何らかの意図があるものと受け取られています。 ご質問が何かの役に立てたいというお気持ちだけで特段意図がないのであれば、ご質問を変えられた方が宜しいかと思います。 特に、「象徴天皇」と「全ての天皇」とを同時に使われますと何らかの意図があるものと受け取られます。 回答者の方々も混乱されています。 天皇を象徴と位置づけたのは戦後のことです。 昭和天皇は日本国の主権を持った国家元首としての存在と象徴としての存在の両方を経験されています。 象徴としてのみ在位されておられるのは今上天皇だけです。 天皇の位置づけというのは歴史的に再三再四変わっています。 鎌倉時代以降の武家政権も制度上は天皇の家臣でした。 幕末に大政奉還という儀式が執り行われたのもこのためです。 日本国の主権を持った国家元首という位置付けを前面に押し出したのは明治政府です。 各藩が治外法権を持っていた藩幕体制から中央集権国家に変えるために必要と判断して採用した手段です。 当時のヨーロッパ各国の立憲君主制を模倣しました。 外交権は天皇のみに認められた権利だと主張したのは幕末に明治維新を推進したグループです。 徳川幕府を倒すための口実として使っていました。 明治の後半から大正時代にかけては、天皇は国家を統治するための機関に過ぎないというのが学会をはじめとした常識でした。 これを特定の学者をスケープゴートとして押さえ込んで世論を統制したのが昭和初期の軍閥政府です。 天皇が国家の実質な統治権を失っていたにもかかわらずなぜ今日まで存在し続けたのかという問題は、世界中の歴史学者や社会学者の長年の研究課題で未だに定説がありません。 簡単に答えがでる問題ではありません。 時々の政治権力者が天皇を廃さなかったのは利用価値があったてめですが、なぜ日本では利用価値があったのかという問題ですのでご注意願います。 お知りになりたい点を整理されて再度スレを立てられることをお勧めします。
お礼
何度も回答をありがとうございます。 象徴天皇制という言葉はあるが、 瀬式な制度名ではないのですか。 すると、正式にはどう言うのが正しいのでしょうか? > 宮内庁による正式な呼称は、皇室制度(こうしつせいど)であるが、これは飽くまで皇室の細かな取り決めについて定めたもの(=皇室典範)を表しており、左翼用語である「天皇制」とは異なる。 これはつまり、 皇室制度=皇室典範(皇室の細かな取り決めを定めたもの) 天皇制=左翼用語 だと書いてあるのですよね。 そのあと、概要のところに次のように書いてあります。 「天皇制」という用語は、大正期に日本共産党が「暴力革命」の理論として、「帝制」(ていせい)との同義語として用いられいた。 敗戦(日本の降伏)とともにごくありふれた日本人のボキャブラリーとなり、天皇制に賛成か反対かなどと世論調査の項目でも用いられるようになった。以下、古代以来の天皇と政治体制との関わりを中心に解説する。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E7%9A%87%E5%88%B6#.E6.A6.82.E8.A6.81 より引用 ウィキペディアの説明はわかりにくいですが 「天皇制」と言う言葉は、もともとは共産党が作った言葉だったが、現在では天皇が存在する社会のしくみをあらわす言葉になったということだと思います。 ウィキペディアの説明を読むと質問のタイトルを「天皇制支持する方・・・」としてもよさそうですが 現在の天皇はかつての天皇のように政治的権力がありません。 そこで「象徴天皇制」という言葉を使わせていただきました。 制度としてなくとも、言葉としてあるのですから、それで伝わると思いましたが。 >「象徴天皇」と「全ての天皇」とを同時に使われますと何らかの意図があるものと受け取られます。 回答者の方々も混乱されています。 回答者の方が混乱されているのは、 「象徴天皇」と「全ての天皇」とを同時に使っていることが原因というよりも 「象徴天皇制支持=すべての天皇を尊敬している」 「象徴天皇制を支持するのであれば、すべての天皇を尊敬していなければおかしい」 と読み違えさせるような文章だからだと思います。 もっとも、「象徴天皇制を支持するのであれば、すべての天皇を尊敬していなければおかしい」などとは質問文には書いていないのです。 質問文は「象徴天皇制を支持されている方は、神武天皇から今上天皇まで、すべての天皇を尊敬しているのでしょうか? もしそうではないとすれば、なぜ象徴天皇制を支持されているのですか」なので。 申し訳ないですが、率直に言いますと、 回答者さんの側でも、深読みのしすぎがあったと思います。 ただ、深読みをされないような書き方があったのではないかとは反省しております。 お世辞にもうまい文章だとはいえないですし。 >天皇を象徴と位置づけたのは戦後のことです。 昭和天皇は日本国の主権を持った国家元首としての存在と象徴としての存在の両方を経験されています。 象徴としてのみ在位されておられるのは今上天皇だけです。 その点は他の方にも指摘をいただきました。 しかし、今上天皇は突然現れたわけでなく、神武天皇以来万世一系の天皇家(建前上ですが。)にお生まれになったため 天皇陛下になられているわけです。 確かに象徴天皇は昭和天皇と今上天皇だけです。 しかし、だからといって天皇制支持と書くと、これは明らかに間違いです。 > 天皇の位置づけというのは歴史的に再三再四変わっています。 鎌倉時代以降の武家政権も制度上は天皇の家臣でした。 幕末に大政奉還という儀式が執り行われたのもこのためです。 日本国の主権を持った国家元首という位置付けを前面に押し出したのは明治政府です。 各藩が治外法権を持っていた藩幕体制から中央集権国家に変えるために必要と判断して採用した手段です。 当時のヨーロッパ各国の立憲君主制を模倣しました。 外交権は天皇のみに認められた権利だと主張したのは幕末に明治維新を推進したグループです。 徳川幕府を倒すための口実として使っていました。 明治の後半から大正時代にかけては、天皇は国家を統治するための機関に過ぎないというのが学会をはじめとした常識でした。 これを特定の学者をスケープゴートとして押さえ込んで世論を統制したのが昭和初期の軍閥政府です。 > 天皇が国家の実質な統治権を失っていたにもかかわらずなぜ今日まで存在し続けたのかという問題は、世界中の歴史学者や社会学者の長年の研究課題で未だに定説がありません。 簡単に答えがでる問題ではありません。 時々の政治権力者が天皇を廃さなかったのは利用価値があったてめですが、なぜ日本では利用価値があったのかという問題ですのでご注意願います。 上の2点は申し訳ないですが、この質問と関係があるようには思われません。 >お知りになりたい点を整理されて再度スレを立てられることをお勧めします。 質問を理解して回答下さっている方もおられますし 再質問もしておりますので、せっかくの助言ではありますが 再スレをたてることはいたしません。
- gunsin
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#3です、補足を拝見しました。 私は、搾取される側、支配される側の階層なので、皇族、王族などの 支配する側の階層は、無い方が良いと思ってます。 石油成金の王族は除外して、イギリス、タイを始めとして現在の王族は その国の文化の一部になって来ていると思うのですが、政治権力を持たず、 平和の象徴としての位置づけも悪くないな~と考える様になりました。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - >昭和天皇の存在は、具体的にどのような形で戦後の復興に役立ったのでしょうか? 昭和天皇は戦後の復興のために何をされたのでしょうか。 この問い掛けには、は~~~って感じです・・・ 太平洋戦争で国土は焦土と化して、大日本帝国は滅亡しました。 女は鬼畜米英の兵隊に強姦され、男は玉を抜かれて、等々、あらぬ話が 充満して、日本人はこの先、どうなるのだろうと不安の嵐でした。 新憲法が出来、天皇陛下は現人神から国民の象徴となり存続する事と なりました。 天皇制が存続する事は日本国も存続する事です、未来が見えれば人間は チカラを発揮します、焼け野原の状態から短期間で今の日本にしました。 天皇陛下が居られる事、自体が大きなチカラなのです。 いつまでもご健勝でと願うのは誰しも思う事ではないでしょうか、尊敬 するとかしないとかとは別次元の事と思いますが。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 余談ですが、世界中の王室が集まった時、中央に座るのは天皇陛下だと、 暗黙の了解が有る、話を聞いた事ありませんか? 昨年、皇后陛下がオランダの国王の葬儀に参列しましたですよね、 どこの席に座るかな~と思ってニュースの映像を注視していたら、 粗、中央の席でした・・・
お礼
何度も回答をありがとうございます。 >この問い掛けには、は~~~って感じです・・・ あきれてしまったということですか。 すいません、戦後の生まれなものでよく知りませんで。 >太平洋戦争で国土は焦土と化して、大日本帝国は滅亡しました。 女は鬼畜米英の兵隊に強姦され、男は玉を抜かれて、等々、あらぬ話が 充満して、日本人はこの先、どうなるのだろうと不安の嵐でした。 新憲法が出来、天皇陛下は現人神から国民の象徴となり存続する事と なりました。 天皇制が存続する事は日本国も存続する事です、未来が見えれば人間は チカラを発揮します、焼け野原の状態から短期間で今の日本にしました。 天皇陛下が居られる事、自体が大きなチカラなのです。 なるほど、そうなんですか。 戦争を経験した私の親族に聞いた話では やはり敗戦後は奴隷にされるんじゃないかと恐れていたそうですが アメリカ人はキャラメルやチョコレートをくれたので嬉しかったと言っていました。 なんでも戦争中食べるものが何もなくて、とてもひもじい思いをしたそうなんですよ。 まだ子供だったこともあってキャラメルやチョコレートがとても嬉しかったんでしょうね。 で、それまで神だった天皇がいきなり人間になったということで 「今まで嘘をつかれていた。もう二度と信用しない。」とこう思ったそうです。 精神的な支えより、食べ物をくれ、ということなんでしょう。 そういう私の親族のようなものがいる一方で、天皇陛下が存在するということは、日本国が存在することだとして ありがたいと思った人々もいたのですね。 それぞれが置かれていた立場によって、考え方は変わってくるんでしょうね。 私には親族が「天皇陛下の存在よりも、チョコレート」と考えたことを非難する気持ちにはなれません。 大変参考になりました。
補足
それにしても、何をしたわけでもないのに 天皇家に生まれたというだけで、存在そのものがありがたいなんて 一度言われてみたいものですわ。
- D-Gabacho
- ベストアンサー率64% (1057/1649)
象徴天皇制を支持しています。理由は、現代の日本にふさわしい天皇制のあり方だと思うからです。一方で、神武天皇をはじめとする神話上の天皇も含む歴代すべての天皇に、ある種の敬意を抱いています。これは、どういう人かぜんぜん知らない天皇のほうが多いですし、人間的にちょっとどうかと思う天皇もいますから、人間として尊敬するというのとは違います(今上天皇陛下は人間的にも尊敬しています)。どちらかというと神様を畏れ敬うのに近いでしょうか。わたしは41歳で昔の尊皇教育をうけた世代ではないのですが、どういうわけだか子どものころ古典文学にはまっていて、小学校の図書室にあった少年少女向けの古典文学全集を「古事記・日本書紀」から「東海道中膝栗毛」まで全巻読破するような子どもでしたから、その影響で天皇への敬意というのがなんとなく感覚的に染み付いたのだと思います。古典文学の中でも「太平記」がとくに好きでしたし…。
お礼
回答ありがとうございます。 なるほど、象徴天皇制は現代の日本にふさわしい天皇制のあり方であると。 そして人間として尊敬するというよりも、神のように畏れ敬っておられるのですね。 >「古事記・日本書紀」 これは天皇家が天照大神の子孫であること、 葦原中国は天照大神の子孫がおさめるべきであることを 記した書物ですね。 私は古事記・日本書紀の存在が天皇家を長く継続させてきたのではないかと考えています。 なぜ、天照大神の子孫が葦原中国をおさめるべきで 出雲の国の大国主はなぜ国を譲らなくてはいけなかったのか というような論理的な説明はないんですね。 ただ天照大神の子孫が芦原中国をおさめるべきであると書いてあるだけ。 それであるのに、天皇家は1600年も続いてしまった。 古事記・日本書紀の影響力はすごいと思います。 本題とはそれる質問になりますが、よろしかったら教えて下さい。 大国主は天照大神が派遣したタケミカヅチ・フツヌシに迫られて、国を譲りました。 大国主の息子のコトシロヌシは入水自殺しました。 同じく大国主の息子のタケミナカタはタケミカヅチに腕をつぶされました。 また神武が東征して機内入りした際、ナガスネヒコと闘っています。 この際、ナガスネヒコは自分が神とあがめているニギハヤヒに殺されたと記されていますが 実際にはナガスネヒコは神武または彼の軍隊に殺されたのでしょう。 この大国主・コトシロヌシ・タケミナカタ・ナガスネヒコらをどうお考えになりますか? 彼らは悪い人間で、彼らが天照大神または神武に殺されたのは、当たり前でしょうか? また、ご自身に神武の血は流れておらず、ナガスネヒコや大国主の血がながれているのではないかと考えたりはされないでしょうか。 もしそうであれば、天皇陛下を怖れ敬うことは、先祖の仇を怖れ敬っていることになりますが。 それとも回答者様は天照大神や神武の子孫なのでしょうか?
- ichikawa2017
- ベストアンサー率54% (452/836)
象徴と尊敬とは全く別次元の言葉です。 象徴という言葉は英語のsymmbolを訳した翻訳語です。 「ハトは平和の象徴である」とされていますが、ハトを尊敬しているから象徴としているわけではありません。 皇室制度はありますが、象徴天皇制という制度はありません。 「天皇制」という言葉は大正期に日本共産党が帝政の同義語として使い出したものです 日本国憲法でも「天皇は日本国の象徴であり、日本国民統合の象徴である」と規定されているだけで尊敬の対象であるとはされていません。 歴史的な存在である天皇を日本国の象徴とするか否かということが議論されているだけですのでご注意ください。 天皇を日本の象徴とすることを支持するのと、各時代ごとに在位した個々の天皇を尊敬するか否かという問題とは別な問題です。 蛇足 アメリカ大統領というのは、行政上の最高権力者であるのと同時に、アメリカの象徴とされています。 時には行政能力以上に象徴にふさわしいかいうことが求められます。 最近新大統領がいろいろ物議を醸し出していますが、いずれアメリカ大統領としてふさわしい人物かどうかということが議論されるでしょう。 世界的に国旗というものは国を象徴するものとされています。 象徴という意味だけであれば、天皇も日章旗も同じということになります。
お礼
回答ありがとうございます。 質問の意図がきちんと伝わっていないようです。 質問の書き方が曖昧だったのでしょう。申し訳ありませんでした。 >象徴と尊敬とは全く別次元の言葉です。 はい。同じであるとは言っておりません。 象徴天皇制を支持している人は、歴代天皇を尊敬していますか。 それとも尊敬していませんか。 尊敬していない場合、なぜ象徴天皇制を支持しているのですか、と質問したつもりでした。 > 皇室制度はありますが、象徴天皇制という制度はありません。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B1%A1%E5%BE%B4%E5%A4%A9%E7%9A%87%E5%88%B6 ウィキペディアに「象徴天皇制」という項目があったので、この言葉を使いました。 このように書くと、必ずウィキペディアには間違いが多いと言われます。 私も調べてみますが、回答者さまも一度、日本国憲法に「象徴天皇制」という言葉があるかどうか調べてみてください。
- あずき なな(@azuki-7)
- ベストアンサー率16% (1963/11745)
何か論点がズレてるような… 象徴天皇=尊敬とは違うと思いますが ちなみに天皇が象徴になったのは昭和と今上のみで それ以前の天皇は象徴ではありません
- nekosuke16
- ベストアンサー率24% (903/3668)
私は、特に象徴天皇制を支持するとか、天皇を尊敬しているとかというスタンスではないですね。 また、太平洋戦争の歴史の中で、戦争末期には、もはや、日本軍が為す術を持たない状況にありながらも、天皇自身、最後まで「戦果」を期待し、その政治的強権の前には、誰一人として、意見を言えない状況の中で、いたずらに、敗戦の決断が遅れたことには、大きな責任が伴うものであり、戦後の戦争責任の議論の中に埋没されるべきものではない。 ただ、維新以降の動乱の中から、徐々国民の前に姿を現していった天皇の存在は、その時々の政府の苦心により、周知のものとなっていった。 戦後、マッカーサーは、天皇の戦争責任の追及を画策する中で、日本人にとっての天皇の存在意義を知り、もし、天皇の責任をアメリカ、GHQが追求し処刑することになるもになるものならば、それを機に、全日本人を敵に回すことになるのかもしれないという可能性の中で、天皇の責任追及を断念するに至る。 昭和天皇は、戦後の全国巡行の中で、訪れる場所を問わず、常に歓迎の嵐の中で直接的に国民と接した光景には、今上天皇に引き継がれた昭和天皇の戦争に対する徹底した反省と、二度と再び、国民を戦火にさらしてはならないという決断と、それ以降は、国の判断を含めて、国民に寄り添って生きるという誓い感じるものであった。 全国巡行で、たしか慶応か早稲田のどちらかの一部の学生のみが、天皇一向に対して反抗的な態度を示した筈だが、それ以外の混乱は皆無であったという。 当時、日本人の心の中には、十二分過ぎるほどにまで、天皇陛下の存在は精神の中にまで深く浸透していたように思います。 日本の歴史の中における天皇という特異な存在は、今後、時代が進み、価値観が変化する中でも、必要なものだと、私は思いますね。 ただ、現代は、昔とは違い、天皇と国民との接点が殆ど無い状況から、天皇の意味も存在理由も、一切関わりないといった若者たちが増加していることは否定できません。 私としては、戦争責任の所在以上に、戦後の日本にとって、天皇の存在は必要不可欠であり、その功績も絶大なものであると考えております。 制度、機関としての象徴天皇、或いは、天皇を尊敬しているかと問われれば、微妙ですが、いつもにこやかな微笑みをたたえ、国民に応えていた昭和天皇も、現在、高齢となり天皇の在り方を提案する今上天皇も、ともに国民の寄り添う姿勢からも、私は天皇を尊敬するというよりも、単に好きですね、ということになるのでしょうか。
お礼
つまり、過去に天皇陛下の存在を心の支えとしている人々がいた。 しかし、徐々に天皇陛下の存在を心の支えとしない若者が増えた。 回答者さまは歴代天皇を尊敬しているわけではないが、昭和天皇・今上天皇に好感を持っている。 象徴天皇制を支持しているかどうかは微妙ということでしょうか。 それでは好感が持てる人物であれば、天皇家以外の人物が天皇であってもかまわないですか? それとも1600年続いた天皇家の血筋を重んじますか?
補足
回答ありがとうございました。
全ての天皇には尊敬はありませんか、現在の天皇制を支持してます。 なぜ、支持をしているのか? それは、天皇には世界一長い伝統があります。その「世界一」を未来へ引き継いで貰いたいからです。 その為には、現在の「象徴天皇制」が無難で末永く引き継がれて行くのではないでしょうか? 戦後の昭和時代からですけど、海外では専ら天皇陛下は「日本の顔」です。 国民皆で温かく見守りましょう。
お礼
回答ありがとうございます。 天皇には世界一長い伝統があるので、象徴天皇制を支持されているのですね。 おっしゃるとおり、天皇の歴史は長いですね。 しかし天皇陛下がおられなくても、日本の長い歴史が終わるわけではありません。
補足
諸外国に対して、世界一歴史が長いんだぞ、といばったところで どうだというのでしょうか。 日本の文化・産業が世界に誇れるとか、全ての国民が幸せに暮らしているとか そういうことのほうが大事ではありませんか。
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お礼
回答ありがとうございます。 >そもそも、古事記・日本書紀自体、彼らを殺されて当然の悪者というふうには描いていないと思います。 >国譲りにいたる場面でも、天照大神らの高天原勢より、大国主ら出雲勢に感情移入するのは、物語の展開上、ほとんど必然的だと思います。 なるほど、記紀は大国主やナガスネヒコを悪者ではなく、ヒーローとして描いているというのですね。 確かに大国主の国造りでは、彼をヒーローとして描いています。 その立派な大国主に、天照大神はフツヌシ・タケミカヅチを派遣して 「国を譲れ」と迫らせています。 その結果、大国主の息子のコトシロヌシは入水自殺 もうひとりの息子のタケミナカタは手を潰されたとあります。 記紀はこれを「国譲り」と言っていますが 実際には大国主は「はい、どうぞ」と国を差し出したわけではないでしょうね。 天照大神は大国主の作った国を武力で制圧したととらえるべきでしょう。 そして、それを正当化する理由が 「葦原中国は天照大神の子孫がおさめるべきである」という 全く筋の通らないものだった。 このことに対して、「天照大神っておかしいんじゃないの」とお考えになられないというのは、ある意味すごいです。 神武天皇の東征などはもっとすごいです。 あれは普通に読めば、日向にいた神武という男が畿内に責めてきて 畿内を治めていたナガスネヒコ(王?)を殺して、大和という土地と民をわが者にしたと読めます。 現在の日本人は、神武の血をひくものよりも、ナガスネヒコの血をひくもののほうが多いのではないでしょうか。 それであるのに、縁もゆかりもない神武から続く天皇家を神のように崇め奉り、それを疑問に思わない。 これもすごいことです。 記紀神話には人々を洗脳する力があったということかもしれません。 まあ、古い話だし、記紀にどれだけ信憑性があるかということもありますので 天皇を崇め奉っても問題はないかと思います。 特に今は、北朝鮮や韓国、中国との関係が微妙なせいで 天皇制支持によって愛国心を確かめようとする人が増えているように思えます。 しかし多くの国民が、 命じられたり、教えられたことに何の疑問もいだかないようでは この先、日本が諸外国に乗っ取られても仕方ないな、と思います。 大変参考になりました。