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If S will Vの文
昔々、大昔のことですが、もう30年以上前に出版されていた自由自在と言う英語参考書に、 単純未来の英文で、If S will V----, ~~~~~. という例文があったように記憶しています。 仮定法か直接法かはわかりませんが、もし未来に何何ならば、何々だ。と言う意味の英文です。 今の参考書なら、If S 現在形の動詞 となる解説の件です。 私の記憶違いなのかもしれませんが、確かにあったように思い、 あれはいったい何だったのか、今更気になっています。 昔の参考書だから間違っていたのか、昔はそういう使用例があったのか、 完全な私の記憶違いなのか、何かわかる方いらっしゃいませんか?
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普通に、条件の if で will を使わない、というのは、 いわゆる未来指標としての will(古くは単純未来と言ったもの)です。 古くは意志未来と言った will であれば普通に使ってもよく、 you が主語なら「~してくだされば」と丁寧な表現でよく使います。 そのことはよく言われるのですが、もう1つ、普通の未来の will を使うこともあります。 will があるかないかで意味が異なるのです。 Please call me if you are late. 未来だからどうなるかわからないけど、もし遅れたら電話して。 こういう英語を習うわけですが、こんなこと言わないのです。 遅刻だ、とわかってから電話しても文字通り遅いのです。 Please call me if you will be late. これは、未来の時点で、さらにその時から未来に向けて、遅れる、遅れそう、 そうなったら、その時は電話して。 こちらの方が現実的です。
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記憶違いではなく、正確に覚えておいでです。用法が変わったわけではなく、if節にwilを使うことはありますl。辞書によっては疑問に思われたifの用法についての解説があります。 ・プログレッシブ英和中辞典(第4版) if https://kotobank.jp/ejword/if > [語法] > (2) if節には一般に未来を表すwill, wouldは用いないが, 主語の意志を表す場合には用いる:If he'll listen to me, I'll give him some advice. (彼に聞く気があるなら忠告しよう). 一つにはこれがあります。未来のことではあるんですが、主語の意志について言いたいときはwillを使うわけですね。現在形を使うならwant toに近いものになります。 If he wants to listen to me, I'll give him some advice. > またif節の中身が, 主節とは独立の, 現在時から見た未来を述べている場合は, if節でもwillを用いる:If it will help, I'll lend you $50. (役に立つなら50ドルお貸しします). こちらはちょっと判別に迷うことがあります。if節にwillが来ない用法は同辞書の例文から引用すると、 > If he makes [=has made] a mistake, he'll try to conceal it. > もしミスを犯そうものなら, 彼は隠そうとするだろう これは主語が同じhe(彼)なので分かりやすいかもしれません。「彼がミスを犯す」という条件が成立したら、「彼は隠そうとする」という結果が起こるよ、と言っている文ですね。if節と主節は密接に関係しており、独立ではありません。一方、 再掲> If it will help, I'll lend you $50. (役に立つなら50ドルお貸しします). はどうか。代名詞を名詞に書き換えれば、 If $50 will help (for you), I'll lend you $50. とできるわけですが(itが主節全部を指すと解してもよいが割愛)、二つの「$50」は同じものではないですよね。「あなたに不足している50ドル」と「私の手持ちの50ドル」は同じではない。あるいは「あなたを助ける50ドル」は誰の50ドルであってもよい(かつ、たまたま「私は50ドル用立てできる」)。 そして「50ドル」は未来において「あなたを救う」わけです。主節とif節は内容的に独立(密接な関係がない)で、if節は未来のこと。こういうときはwillを使ってよいのです(※ この英文では実はwillを使わなくてもよいが、使ってもよいということ。例文はwillが可能な用法を示しているだけ)。 間接疑問文になると、willがあるのは普通になります。 > 4 ((間接疑問文を導いて))((略式))…かどうか(whether)(▼ask, see, try, know, learn, doubt, wonderなどの目的節となる) > I don't know if he will come. 彼が来るかどうかわかりません 上記例文を少し変えて依頼(命令文)にすると、 Let me know if he will come.(彼が来るかどうか教えてください。) となります。この文では彼が来るのは未来ですから、willは必要です。未来ではなく過去も言えて、 Let me know if he came.(彼が来たかどうか教えてください。) となることを考えれば、間接疑問のif節中に時制があることは分かるかと思います。時制があるのですから、未来についてはwillなどが必要になるわけです。 さらに条件文と間接疑問文の見分け方、言い分け方で注意点があり、 > I'll tell you later if I can find the time. 時間が取れるかどうかのちほどお知らせします > (▼コンマがはいると条件の意:I'll tell you later, if I can find the time. もし時間が取れたら, のちほどお知らせします) というになっています。さっき変えてみた例文を条件文にすれば、 Let me know, if he comes.(彼が来たら教えてください。) となるわけです。こちらには(彼の意志を表す意志未来にしない限りは)条件文のif節には現在形という原則通りになり、willは使いません。 P.S. 以上の用法を例文でまとめると、以下の三つのパターンだと思えばいいでしょう。 Let me know, if he comes.(条件文:彼が来たら、教えてください) Let me know, if he will come.(意志を示す条件文:彼が来るつもりがあるなら、教えてください) Let me know if he will come.(間接疑問文:彼が来るかどうかを教えてください)
お礼
いろいろなケースがあるようですね。 これはかなり難しいレベルっぽいですね。 その本は、中学生の参考書なので、ここまでの事例ではなかったかもしれません。 しかし、いろいろと勉強になりました。 ご回答ありがとうございました。
- bakansky
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興味深いご質問だと思いました。 確かに、仮定法の条件を示す部分に will が使われるという場合というのは、ちょっと思いつかなかったのですが、下記のところを見ると、そういう場合もあり得るとのことだというので紹介させていただこうかと思います。 http://www.alc.co.jp/speaking/article/question/121120.html すなわち、主語の 意志 にかかわる仮定を述べる場合にはあり得るということでしょう。
お礼
おっしゃるような意思にかかわるときはありますね。 しかし、ただの未来の英文だったように記憶しております。 どうなのでしょうか。 ご回答ありがとうございました。
お礼
このような意味の違いがあるのですね。 大変勉強になりました。 ご回答ありがとうございました。