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willとwouldについての意味的な違いと用法について
- (1)と(2)の意味的な違いは、単に丁寧さの違いではなく、用法の違いです。
- (1)の文は、条件を表すif節であり、現在の条件を示します。
- (2)の文は、仮定法過去ふだであり、未来の仮定を示します。
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> ただこの文章、有名な文法書Forestからの引用なのですよ。 Forestからの質問をときどき受けることがあり、不用意な記述がある文法書だという気がしています。 > 反論して申し訳ございませんが、英語として使用るのではないでしょうか? > それとも文法的にあっていあるが、使用頻度が低いということでしょうか? 先の回答をよくお読みください。 再掲 > これは、英語としては普通は言いません。if節ではwillの未来形を使わず、現在形を用いるです(副詞のwhen節と同じ用法)。 「普通は」と申し上げています。未来のことだから未来形というわけではない、という, よくなされる一般的な注意事項について申し上げているわけです。 willを使うことがあるのは、例えば辞書では以下などで確認できます。 https://kotobank.jp/ejword/if > [語法] > (2) if節には一般に未来を表すwill, wouldは用いないが, 主語の意志を表す場合には用いる: > If he'll listen to me, I'll give him some advice. (彼に聞く気があるなら忠告しよう). お示しの文章が正しいとするならば、上記が当てはまります。一般には用いないが、意志を表すとすれば使える。続く、別の場合の説明は当てはまりません。 > またif節の中身が, 主節とは独立の, 現在時から見た未来を述べている場合は, if節でもwillを用いる: > If it will help, I'll lend you $50. (役に立つなら50ドルお貸しします). お示しの文では、主節と独立とはいえません。その他、関節疑問文などでもありません。 Forestに、お示しの文が主語の意志を表すものであるとの説明や対訳があれば、いいでしょう。そうでなければ、不用意、もしくはこのご質問が出ない人向けの説明と解しておくしかありません。 なお、仮定法云々、丁寧さの差異については、先の回答通りです。 >「さらにif節をcanを使った過去形にして、」のご説明をいただいてもよろしいでしょうか? > なぜif節をwillを使った過去形にはしないのかお教え頂ければ幸いでござます。 will/wouldについては上記の通りです。can/couldについては宜しいのですね?
その他の回答 (4)
#4です。 > もしよろしければcan/couldについてもお教え頂ければ幸いでござます。 can/couldの場合について、何をどこまで理解していて、何がご不明なのか、仰って頂かないと答えられないのですが。何となく聞いて、欲しい答が得られるのは見込みが薄いのですよ。 ご質問文中の例文でも、基本的には仮定法ではないことはご理解されたのでしょうか? 基本的には仮定法ではないと押さえたとして、さらに考えるべきは、過去形をあえて用いる場合には仮定法を意識しているといった見解などになります。 何をどこまでご理解されているかにより、適切な答えも変わってきます。よろしくお願いいたします。
お礼
早々とご返信頂きありがとうございました。 そうですね。 ご指摘の通りです。私自身学習してみてどこがわからないか確認します。 もしわからなければまたご教授頂ければ幸いです。 今回もお蔭様でよい学習が出来ました。 お礼まで
> (1)I will be happy if you will make a speech at the conference. これは、英語としては普通は言いません。if節ではwillの未来形を使わず、現在形を用いるです(副詞のwhen節と同じ用法)。ですので、 I will be happy if you make a speach at the conference. となります。ですので、これの時制を過去にした、 > (2)I would be happy if you would make a speech at the conference. も言いません。仮定法過去であれば、 I would be happy if you made a speech at the conference. となります。しかし、仮定法過去とはありそうにないことを言う表現です。これだと、来てくれるのをもう諦めてしまっているニュアンスになります。来てくれることを期待していると伝えたいなら、if節を現在形にして、 I would be happy if you make a speech at the conference. としたり、さらにif節をcanを使った過去形にして、 I would be happy if you could make a speech at the conference. とすれば、適切な言い方になります。このようにcouldを使うなら、would be happyを過去進行形にしたwonderを使った、 I was wondering if you could make a speech at the conference. という表現は丁寧な依頼として頻出表現になっています。 上記のいずれも、仮定法過去を除く、過去表現は控えめ、丁寧な感じになります。
お礼
お礼のコメント入れ忘れていて申し訳ございませんでした。 今後とも何卒宜しくお願い申し上げます
補足
Dio_Genes さん 詳細にお教え頂きありがとうございました。 ただこの文章、有名な文法書Forestからの引用なのですよ。 反論して申し訳ございませんが、英語として使用るのではないでしょうか? それとも文法的にあっていあるが、使用頻度が低いということでしょうか? また、Dio_Genes さんのご説明の 「さらにif節をcanを使った過去形にして、」のご説明をいただいてもよろしいでしょうか? なぜif節をwillを使った過去形にはしないのかお教え頂ければ幸いでござます。 何卒宜しくお願い申し上げます。
- Nakay702
- ベストアンサー率79% (10004/12513)
「補足コメント」を拝見しました。 >ビジネスイングイリシュ文において(2)はよく見かけるように思います。 >この表現で、依頼文章としているので、可能性は結構あるように思いますが、その辺はいかがでしょうか? >ビジネスイングイリシュでは丁寧さを優先しているのでしょうか? ⇒はい、確かにおっしゃるとおりだと思います。 では、なぜこのような「非現実的条件文」が、可能性のありそうな表現として依頼文章に用いられるのでしょうか。それは、「実現の可能性が小さいこと」を想定して、つまり、「無理なことを承知の上で」お願いします、という「へりくだった心的態度」を表現するためであろうと考えられます。 こういう表現法を「婉曲語法」(euphemism)と言いますね。「丁寧で控えめな願望」を表わすために用いられることがよくあります。本来の「実現可能性の少ないこと」とまったく等価ではありませんが、「直接的な断定でない」という類似性を利用した、一種の「流用的表現法」ということになるかも知れません。 元来、「質問や依頼」が表現に角が立ちやすいものです。このような場合の表現では、「現在形の代りに、仮定法過去に由来するcouldやwould用いて語気を緩和する」ことができます。これが婉曲語法的表現の本質である、とも言えるでしょう。 例: Could you tell me the way to the station?「駅へ行く道を教えていただけますか?」 Would you please open the windows?「窓を開けていただけますでしょうか?」 (それぞれに、「もしご存知でしたら」とか「もしご迷惑でなければ」といった条件節の部分が省略されているとみなすこともできます。) 以上、再伸まで。
お礼
早々と再度ご回答ありがとうございました。 仮定法過去に由来するcouldやwould用いて語気を緩和するのですね。 なるほど、よくわかりました。 Nakay702 さんのおかげでよい勉強が出来ました。 これからもご指導のほど何卒宜しくお願い申し上げます。
- Nakay702
- ベストアンサー率79% (10004/12513)
以下のとおりお答えします。 >(1)I will be happy if you will make a speach at the conference. >(2)I would be happy if you would make a speach at the conference. >(1)と(2)では意味的にはどう違うのでしょうか? >単に丁寧さの違いだけでしょうか? ⇒丁寧さの違いもありますが、一番大きな違いは「実現の可能性」です。 (1)に比べて、(2)の方が「実現可能性が小さい」ことを表わします。 >(1)は仮定法でなく条件を現わすif節でしょうか? ⇒はい、そのとおりです。 (i) 単なる条件を表わします。 (ii) 文法用語で、「現実的条件文」と言われます。 >(2)は仮定法過去ふだと思いますが、これも未来のことを現わしますよね? ⇒はい、そのとおりです。 (i) 「現在・未来において事実と反対のことや実現の可能性がほとんどないこと」について、「もし(仮に)そういうことになれば」という仮定的な条件を表わします。 (ii) 文法用語で、「非現実的条件文」と言われます。 (iii) 実現の可能性が低いだけに、それだけ一層、「願望の度合いが強い」ことも表わされます。「もしあなたがスピーチしてくださるなら、嬉しいのですが」という訳文の、「ですが」の部分にそのニュアンスが込められるように思います。 以上、ご回答まで。
お礼
今回もわかり易いご解説本当にありがとうございました。 if節、私にとっては本当に難しいです。 それとこの歳になると新たなことがなかなか覚えにくく、また忘れやすく辛いです。中学、高校の時にしっかり覚えていれば頭の奥深くにそれが入り込み、なかなか忘却しないのが人間の脳なんですよね。 全く話は変わりますが、認知症は切実な問題ですが、画期的な予防薬治療薬もまだまだ開発されていない状況です。この分野の進展はここ数十年では無理ではないかと個人的には思っておりますが、是非ともある程度は予防できる薬が開発されることを願っています。 すみません、本件と違うことにそれてしまいまして。 これからもご指導頂ければ嬉しいです。
補足
Nakay702 san いつもお世話になっております。 早々とお教え頂きありがとうございました。 今回もよくわかるご解説ありがとうございました。 Nakay702 sanのご説明では(2)は 実現可能性が小さい ということですよね。 ただ、ビジネスイングイリシュ文において(2)はよく見かけるように思います。 この表現で、依頼文章としているので、可能性は結構あるように思いますが、その辺はいかがでしょうか? ビジネスイングイリシュでは丁寧さを優先しているのでしょうか? (2)の文で依頼しているケースはまだ見たことがないだけにお伺いさせて頂きました。 よろしければお教え頂ければ幸いでござます。
お礼
Dio_Genes san 詳細にお教え頂きありがとうございました。また随分お時間を取らせました。 よくわかりました。 Forestでは、「相手に対する依頼をする場合はwillを用いる」とあります。 仮定法は難しですね。 もしよろしければcan/couldについてもお教え頂ければ幸いでござます。