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日本が戦争に負けた理由
歴史が好きなのですが、昔よりも最近のことに興味があります。 いろいろ理由はあると思いますが、 日本が戦争に負けた理由を簡単に言うと何でしょうか? もしくは、最大の理由は何でしょうか? よろしくお願いします。
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一言で言えば、終結の見込みがない戦争を始めた。 言い換えると、アメリカに、戦争を始めるように仕向けられた。 アメリカは中国での利権を狙っていたが、日本に満州国を作られてしまい独占されてしまった。 また、世界大恐慌の中、アメリカは最大最強の公共事業である戦争を欲していた。 太平洋を挟んだ仮想敵国の一つであって、中国利権を持っていかれてしまった、猿の国の日本から開戦させるように追い込み、日本から開戦を理由に国民を戦争に先導して、戦争という公共事業を行なって経済の再生を行い、同時に日本開戦を理由に欧州に参戦して、戦後の世界での地位向上を狙っていた。 このように、アメリカのシナリオ通りに、日本は戦争させられた。 1枚上のアメリカのシナリオを読めなかった日本は、初戦は快進撃したが、相手は植民地駐留軍であって、植民地治安維持の為の軍で正規軍ではない。 アメリカが産業動員体制になり、海軍、陸軍、海兵隊、陸軍航空隊の最低数が揃う見込みがついて反撃を開始すると、物量の違いがハッキリとする。 日本やドイツに戦略爆撃を行うこと自体、和戦の気は毛頭なく、破壊し敗退没落させ、その代わりに日本やドイツの利権を、アメリカが得ることが戦争目的だった。 一説には、一部の日本海軍軍人が戦争を欲したとも言われる。 陸軍は、臨時軍事予算で対ソの軍備の充実しながら、中国で戦争していたが、 海軍は、一部の艦船、航空隊を出したが、連合艦隊は何もしていない。 それでも、同様に軍事予算獲得していたので、陸軍の手前、使わなければ成らない。 と言うもの。 よくミッドウェイが、航空戦備が、戦艦が無用の長物、とか言われますが、 関係ありません。 結果論です。 日本海軍は、防衛海軍で、侵攻海軍ではありません。 昔から、フィリピン沖で侵攻してくるアメリカ艦隊と決戦をし互角に持ち込む基本戦略。 決戦前に、潜水艦の攻撃、予想進路へ甲標的の配布、南洋諸島から中攻の雷爆撃、夜戦部隊の酸素魚雷戦、戦艦砲撃戦の前の空母部隊航空攻撃。 全て、迫りくりアメリカ戦艦群斬減戦の為に出されたアイデアです。 後には予想戦場をマリアナ沖に前進します。 この防衛海軍の為、日本軍艦は居住性、航続距離、防御を犠牲にして、砲雷戦備を充実して建艦してきました。 潜水艦は、西海岸、真珠湾軍港の封鎖を行う為に、長大な航続力を持たせました。 中攻(96陸攻撃、1式陸攻)は、アメリカ戦艦に1コ中隊で1発の命中弾を与え刺し違える為、広大な航続距離を持たせ、防弾を犠牲にしました。 空母機も、当初はアメリカ艦隊偵察部隊となる空母の破壊を目的していましたが、 重装備可能な97艦攻の開発により、中攻と同じく戦艦をターゲットに。 野戦部隊戦術年々更新されました。 当初は水雷戦隊4隊に軽巡戦隊を付ける。 軽巡戦隊がより戦闘力を持つ重巡戦隊に更新。 酸素魚雷が開発され、重巡の雷装の更新(鳥海、摩耶は未更新) 水雷戦隊旗艦として、神通、那珂、川内に続き、阿武隈が指定され雷装の更新(那珂、川内は未更新) 4隊の夜戦部隊に、金剛型戦艦を1隻づつ付ける。 重雷装艦の北上、大井(次いで木曽が予定されていたが開戦の為断念) 駆逐艦は、雷撃戦を重視した為、装甲を犠牲にした。 等々。 想定建艦された海軍では、侵攻海軍になれないのです。 日本海軍は、アメリカ艦隊と刺し違える目的に建艦されました。 だから、実際は全く違う戦争となってしまったのです。 陸軍も色々ありますが、まあ海軍だけ。
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- Mokuzo100nenn
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1.電探(レーダー)技術の遅れ(索敵を目視の偵察機に頼らざるを得なかった) 2.冶金技術の遅れ(排気タービンが作れず高度8000メートル以上に上昇できなかった) 3.暗号化、および暗号解読技術が未熟であった(通信の傍受が出来なかった) 4.資源の配分が巨大艦船に偏り、航空機・潜水艦の量産で見劣りした。 5.核爆弾で非戦闘員を大量殺戮するという非人道的な戦略を思いつかなかった。
- ithi
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UDON-DAISUKI さん、こんばんは。 そりゃ、国力を見れば歴然です。この表現を見れば何となく理解できるでしょう。 アメリカが1920年代にT型フォードという自動車を生産したとき、モータリゼーションというものを完成しました。 一方、1940年の戦争寸前にゼロ戦を名古屋の三菱工場から、分解して、リヤカーで牛にひかせて各務原飛行場までもっていき、そこで組み立てて、試験飛行していました。 資源や、お金、生産力や人の機械に対する知識などを考慮に入れると日本がとても太刀打ちできる国ではないと連合艦隊司令長官だった山本五十六大将が語っています。アメリカ駐在武官補をしていた時、彼はハーバード大学に留学し、その間にアメリカの国力について研究していました。彼はその時から勝負半年、もしくは一年、一年半を過ぎれば、勝ち目はないと考えいてました。だから、従来のサイパン、テニアン、グアムの日本の根拠地まで、飛行機や潜水艦でアメリカ艦隊を迎撃、戦力の半減にした後、戦艦同士の艦隊決戦を考えていた軍令部の計画を押しのけ、あの真珠湾を飛行機で奇襲するという作戦案を出したのです。
お礼
親切に説明いただきありがとうございます。 わかりやすいたとえで、国力の差を感覚的に知ることができました。 真珠湾の件も勉強になりました。
資源の差でしょうか。
お礼
ありがとうございます。 やはりそうですよね。
- nijjin
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武力・経済力・機動力・兵士の数・重機・資源・最先端技術の信頼度 真珠湾攻撃と同時にホワイトハウス(大統領殺害)・主要なアメリカの軍事基地を攻撃をして短期決戦で終わらせていれば勝てたかもしれません。 日本は、今だ存在しない航空機を発着陸できる潜水艦を作ったりとか技術は凄かったんですけどね。 結局、そういった最先端の技術は信用しなかったようで艦載レーダーもなるべく最後まで使わなかったとか言う話もありますし 史上初の航空機搭載潜水艦も使われませんでした。 重機もアメリカのほうが優れていて、日本軍が手作業で行っていた土木作業も重機でこなしていたようです。 長期戦になれば経済力や資源がモノを言います。 燃料や鋼材などの資源がなければ武器を作ることも出来ないし飛行機を飛ばすことも出来なくなります。 最大の要因はすぐに決着が付く(日本が勝つ)だろうと思って万全の準備を怠った日本軍とその体制かもしれませんね。
お礼
ありがとうございます。 やっぱり経済力や資源ですね。 そもそも無謀だったということでしょうか。
- eroero4649
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>日本が戦争に負けた理由を簡単に言うと何でしょうか? 簡単にいうと、「決戦に負けたから」ともいえるでしょうね。 太平洋戦争の主な決戦を並べてみたいと思います。珊瑚海海戦、ミッドウェー海戦、ガダルカナル攻防戦、南太平洋海戦、マリアナ沖海戦、レイテ海戦。 このうち、「日本軍の勝利」といえるのは南太平洋海戦くらいで、珊瑚海海戦がまあ引き分け、あとは負けです。はっきりいいましてね。 しかもその南太平洋海戦も、一時的に米軍が運用できる空母が0になってしまったものの、全部沈めたわけではなく、エンタープライズは修理可能な状態でした。更に細かいことをいうと、米軍は航空機そのものは多く失ったものの、パイロットの多くを救出することに成功し、人的被害は軽微なものでした。新しい飛行機さえ与えれば救出されたパイロットはまた出撃することができましたし、戦場をかいくぐったパイロットは次はもっと狡猾に立ち回ることができたのでより手ごわくなりました。 一方の日本軍は航空機と共にベテランパイロットを多く失い、その補充ができなくなりました。それが後のマリアナ沖海戦の惨敗に繋がっていきます。「こちらの両腕を骨折して、相手の肋骨を折った」ようなものでした。 >最大の理由は何でしょうか? 資源、経済力、技術力。そして戦略と指導者たちのリーダーシップ。そういうありとあらゆるものがアメリカに対して大きく劣っていました。 アメリカが主力戦車としたのは、M4シャーマンです。この戦車は生産性が優先されていたので性能的にはパッとせず、ドイツのパンターやタイガー戦車には歯が立たなかったことで有名です。しかし、「やられる以上に作る」ことでその性能差を埋めてしまいました(もっというとそもそもアメリカの戦車はドイツの戦車との決戦を考えていなかったのですが、それは今回の件とは関係ないので割愛。興味がおありなら再回答します)。 アメリカの兵器の優れたところというのは、運用重視になっていることです。「ヘタクソが操縦しやすいようになっているか」「戦場で整備しやすくなっているか」そういうカタログに反映されない部分が優れているのです。日本人オタクは昔も今も、そしてどこの業界でもカタログスペック命なので、カタログスペックがどうかで判断します。アメリカ人は、道具に求めるのは「使いやすいかどうか」なのですよ。
お礼
丁寧にありがとうございます。 道具に関しての考え方もはじめて知りました。 戦車などについても興味が出てきました。 確かに、何事も運用できるかどうかは重要ですよね。
- 4237438
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日本が負けた理由はもちろん国力の差ですが、それを言うとそれで終わりになりますからもう少し言うと次が挙げられます。 1.レーダーが日本軍は劣っていた。 2.解読されていた暗号を使い続けていた。 3.ドイツがすでにソ連に攻め込んでいたが、元気の良かったのは最初だけで冬将軍の到来により膠着状態になった。冬に入る前にヒットラーは戦争をやめるべきだった。ドイツ軍はモスクワ、レニングラード、スターリングラードそのいずれの都市で攻勢を続けていた。その条件下で白ロシア程度の領土割譲で和睦して戦力をイギリスに回すことができた。 もしイギリスを占領していたらアメリカは孤立し、日本は有利な条件で和睦することができた。
お礼
ありがとうございます。 3つ目の要素は、知らなかったです。 やはり他国の状況なども大きく影響するのですね。 勉強になりました。
- heyboy
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例えば弾の一つにしても 日本は砲弾一つ一つに 対して別々に大きさを 変えていたようですが アメリカは真逆で 砲弾の大きさも弾も 統一していたみたいです。 日本は質を重視しますが アメリカは量産を重視します ですから、量に負けたと 思われますがね。
お礼
回答ありがとうございます。 量産という視点は初めて聞きました。 そういう考え方のあるのですね。 納得しました。
- あずき なな(@azuki-7)
- ベストアンサー率16% (1961/11742)
物量の差です あとはビジョン 日本は財布に100円しか入ってないのに1000円の買い物を繰り返す アメリカは1000円入ってて100円ずつ使う… 破綻するのはどちらか 目に見えてます あとは日本は東南アジアを開放したあと 占領、進駐の明確なビジョンを立てないまま進んで行ったので 支配した諸国で基盤を作れなかった そのためアメリカの反撃にあっさり負け続けた
お礼
わかりやすくありがとうございます。 お金のたとえが、勉強になりました。
- meido2010
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皆さん、戦争に負けた理由に経済力を上げましたが、私は別の視点でもの 申したいと思います。 それは、状況判断の甘さと欲望が増大したこと。だと思います。 マレーシアが日本陸軍に占領され、フィリピンが陥落した頃にアメリカ イギ リスの連合国は和平交渉を持ちかけてきた。という事実がありました。 それを兵力の拡散から中国大陸の膠着状態を無視し、戦線拡大を主張したのは 誰だったのか? 当時、海軍は軍令部という独立した作戦室がありそれを海軍大臣、連合艦隊 長官に受け渡すというシステムになっていました。 そんなこんなでグズグズしているとアメリカの空母から発進したB-25爆撃機 が東京、横浜を初めて爆撃しました。 これで、尻に火が付いた軍令部はミッドウェー海戦を承認し、命令書を出した のです。 ご存じのようにミッドウェー海戦は日本の艦隊の一方的な敗北でした。空母 四隻を失って艦隊の様相を瓦解させるほどのダメージを受けたのです。 それからはアメリカに押されに押されて日本は沖縄まで落とされて、原爆を 落とされて負けます。 何度も和平交渉の席に着くことが可能だったのに、それを跳ねつけたのは一言 「驕り」です。日本人は勝っていると、永遠に勝てるように思ってしまいます。 これは錯覚です。 今の日本人もあまり変わっていません。反省は戦争をしないことだと左翼勢力 の人が言います。が、それは本質ではありません。日本人の悪い癖を直さない 限り、何度でも間違いを起こすでしょう。
お礼
ありがとうございます。 日本人の特性というか、癖があったのですね。
- whaihansei
- ベストアンサー率23% (227/983)
米国海軍は今でも世界最強ですね。 そういう国と戦争したのが理由です。 ちょうどドイツがソ連に負けたように。 当時、誰にも分からなかったのですが ソ連は最強の陸軍国でした。もちろん 英米の支援もあったからですが。
お礼
ありがとうございます。 やっぱり、そもその無謀だったってことですかね。 参考になりました。
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お礼
ありがとうございます。! 5つ目は初めて聞きました。