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「日本は何で戦争したの?」子供にどう教える?
日本の幕末以降の近代史について、皆さんがどんな歴史観を持っているか興味があり、またどう次の世代に伝えるべきかと常々考えております。 ガッツリ議論するなら歴史カテでやるべきですが、色んな視点があるし議論しはじめたらキリがないテーマなので、単純化した下記の質問をさせて頂きます。 小学校6年生くらいの子供(皆さんのお子様や、親戚の子を想像してください)に、「日本はどうしてアメリカと戦争したの?」と聞かれたら、どう教えますか? 世間一般の皆様の意識、歴史観を知りたいので、歴史の得意な方はもちろん、苦手な方も難しく考えずにぜひお答えいただきたいです♪
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今更ながら、おもしろそうなので参戦します(笑)実際に私には、5年生の息子がいますので、そろそろ聞かれてもおかしくありません。実際に「なんで戦争って起こるの?」と聞かれたことはあります。 また、個人的には「歴史」というのは前後のつながりとその結果、そしてそれによる未来への影響を踏まえるべきだと、常々思っています。 では、以下息子に語るつもりの内容です。 「日本は何で戦争したの?」 日本は島国だったので、明治になるまで「戦争」というものをしたことが無かった。もちろん戦国時代など「国内」で戦争はあったけど、外国というか異民族や宗教の異なる人たちと「戦争」をしたことはなかった。 でも、世界は今のISISのイスラム教と欧米のキリスト教がテロや空爆を行っているように、常に「自分と考えや宗教が異なる人たち」との戦争があった。もっと古代だと、食べ物がないから近くの裕福な国に食べ物を取りに戦争に行って、戦って死んだ人が増えると、今ある食べ物でなんとかなるから、自分たちの場所に帰っていく、ということもあった。 だから「戦争」というのは、日本人が考えている以上に「人間の生活」そのものに関わっていたんだ。 日本は明治まで鎖国をしていたんだけど、西洋の国は、産業革命で大砲などが簡単に作れるようになって、軍事力が強くなり、アフリカやアラブそしてアジアまで自分たちの領土にしようやってきていたんだ。日本の隣中国は、明治の直前に西洋とアヘン戦争という戦争をして負け、西洋の言いなりになった。 日本が西洋と戦争をするのは時間の問題だったんだ。 しかし、その直前に黒船でペリーがきて、日本は開国して近代化することになった。近代化すれば西洋人は戦争をしないで儲けることができるから、それでとりあえず戦争は回避できたんだ。でもぎりぎりまでロシアやイギリスなんかとは地域的な争いがあったんだ。 日本は開国して近代化して、短期間でものすごく強くなった。強くなるとどうするかというと、日本も西洋の国と同じように周りの国を自分の領土にしようと思い始めたんだ。 最初は朝鮮半島、今の韓国、ここを西洋の国が領土にしてしまうと、すぐに日本を攻撃することができるようになってしまうので、日本はまずここを自分の領土にするか、それが無理なら韓国に強くなってもらって、日本も西洋国もどちらも平等に扱うようにしてもらいたかったんだけど、韓国はもともと中国、当時の清とすごく仲がよかったので、清に「日本があんなこと言ってますけどどうします?」と相談して、そうなると自分の力が及びにくくなる清は怒って日本と戦争になったんだ。これが日清戦争というんだよ。 で、日本は勝って韓国に「だから、日本も清も西洋国も同じに扱ってよ」とお願いしたんだけど、今度は韓国の上にあるロシアが「俺んところは不凍港がほしいから、特別扱いしてくれや!」と言ってきたんだ。韓国にロシアの軍艦が出入りするようになれば、日本は危なくなるからやめてほしいとお願いしたんだけど、ロシアは聞いてくれなかったんだね。で、ロシアとも日露戦争をして日本が勝ったんだ。 ここまでの戦争は「日本という国を守る」どちらかというとやむを得ない自衛戦争のように見えるね。 西洋から見ると日本が清に勝って、ロシアに勝つなんてまったく信じられないことだったので、ようやく日本に一目置くようになった。 で、第一世界大戦というのが西洋で起こって、日本も一応参戦した。日本は勝ち組に入ったので、自国を守るために朝鮮半島からさらに中国大陸や、負けたドイツからもらったグアムやソロモン諸島などの太平洋に出て行ったんだ。 この出て行った先にまっていたのが、イギリスやアメリカなどの権益で、簡単に言えば西洋諸国は「日本が俺たちのビジネスを奪いに来た」と思ったんだね。 だから、ABCD包囲網とか原油の輸出禁止とかで、日本が困るようなことをたくさんしてきたんだよ。 特に原油は日本からすれば、致命的で日本が立ち行かなくなるぐらい、困ることだったから、西洋諸国に働きかけて、解除してもらうつもりだったんだけど、全然それができず、でもできないと日本は困るから、そこで戦争になったんだ。 これがアメリカと戦争になった大きな理由で、なぜアメリカが相手だったかというと、太平洋の半分を日本が牛耳ったことにアメリカが腹をたてたからだよ。 だから日本も真珠湾攻撃をして、戦争になったのだ。 ここまで見てくるとすべて日本の自衛戦争だったように見えるけど、実際には中国やその先まで陸軍が入り込んで行って、迷惑をかけた部分もあるんだ。それと、ここでの戦争の相手はアジアであっても、ほとんどが西洋人だったので、西洋は日本に負けて撤退し、さらに日本が負けて引き揚げた後には、自分たちの民族独立ができるようになったんだ。 当時は日本を含めてどの国も「戦争が悪い」とは思っていなくて、古代の口減らし戦争と同じように「多すぎた人口が適正になるなら、むしろ良い」とも考えられていたんだ。 でも、今は「戦争は良くない」と世界中の人が言うでしょ。これは原爆が使われたことが影響しているんだ。 君もアメリカと日本が戦争したことは知っていると思うけど、原爆は知っているかな、原子力を使ったすごい爆弾で、太平洋戦争が終わった後、アメリカとソ連で何回も地球を破壊できる分の原爆を作ってしまったんだ。 お父さんが君の年齢の頃は、みんな「いずれ原爆で世界戦争になって人類絶滅」だと本気で思っていたんだ。 今、温暖化でひどい目にあうぞ、というのと一緒だね。でも、原爆を使うのは「人間」だから、戦争を本気でやめれば、滅亡しないで済むんだよね。人間はそこまで馬鹿じゃなかったのかもしれないね。 でも、人間はね、馬鹿で戦争をしたくてたまらないんだ、君たちだって学校でけんかするだろ、子供たちが争いをさけられずに大人になれば、戦争だってやってしまうよね。 でも、今世界中で争うと核戦争の引き金を引いてしまうから、それができなくなるようにだんだん世界の人たちも「戦争は良くない」と思うようになってきたんだ。 でも、そうすると今度は不満をもった個人の集まりが「テロ」を起こすようになってきて、国と国の戦争は起きなくなってきているんだけど、国と不満組織で争いが起きるようになってきてしまったんだ。 日本は明治以降に外国の仲間入りをして、日清・日露そして第一次世界大戦まで勝ち組だったんだけど、太平洋戦争は、ものすごい犠牲者を出して戦争に負けたんだ。 だから、日本人は「もう戦争なんてしたくない」と考える人が多いんだ。でも何千年も昔から、違う宗教や文化で対立してきた欧米やアラブ諸国なんかは、千年単位で近隣と戦争や紛争をやってきているから、ちょっとやそこらでは自分の主張をやめないんだ。だから、国は争わなくなっても、テロやほかの争いがなかなか無くならないんだよ。 中学生になるともう少し詳しく歴史の勉強をするようになるから「歴史に隠されている人間の意図が分かるようになってほしいな」
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- quartz74
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命より大事なものを守るため。
お礼
お礼大変遅くなりすみません。 >命より大事なものを守るため。 ほほう、シンプルでいてとても深い!・・・ 真に命より大事なものを守るために戦った聖戦であった、のか、 それとも、そんな精神論で突き進んでしまった愚かな戦いであったのか、 どちらとも取れますし、どちらも混在してるのかもしれません。 現代より人の命が軽かった時代なのか、それとも現代より人が何か大切なもののために命を燃やすことが貴い時代だったのか。 日本の行く末を思って命を燃やした方も少なからずいたでしょう。すると命より大事なものとは、今のこの国の平和なのかもしれない。私たちはそれを忘れてはいないか。 色々考えさせられます。ご回答ありがとうございました。
- rikukoro2
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当時、各国の人類は増え続け、それに対し国土や資源は変わりない その為、日本という国家は生きるため戦争をした。 【以下、蛇足】 結局日露戦争以降米国のオレンジ計画を始め、欧州で対日敵視政策は始まっていたからねぇ。 当時、日本は増えすぎた人口の為、ブラジルを始め各国に移民をしていた状態。 でハルノートの受け入れたら日本の国土だけでは食料生産が足りなくなるわけで・・ 国としては人口一千万以上不足している現状から戦争はどうしようも回避できない。 戦争して死ぬか 飢えて死ぬかの二択しか選択枝が無い状態じゃねぇw そもそも(有限の資源)÷(無限に増える人口)状態じゃ戦争になるのは当たり前。 哺乳類でも縄張りを保有し、群れ作る場合、大抵は同種の群れと出会った場合争いになる、まぁ自然な当たり前の事
お礼
お礼大変遅くなりすみません。 人口論でしたっけ、そうゆう観点から子供に教えることも必要ですね。 日本は外地を失ったけど、人口も300万人失われ、朝鮮なんかへの持ち出しも無くなり、アメリカからの援助とその後の朝鮮戦争特需で経済が発展しはじめて国民を養えるようになったわけですけれど、それは工業の発展によるところが大きいんでしょうかね。戦前から戦後、現在への人口の推移や食糧自給率だとか工業生産、輸出入なんかをあとで勉強してみようかと思います。 ご回答ありがとうございました。
- kyo-mogu
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単純に大人が際限なくしてしまった喧嘩と。 原因なんぞ大したことは無いと。ちょっとぶつかった程度でも激怒する人も居るぐらいだからと。
お礼
お礼大変遅くなりすみません。 おっしゃる通り、自分で終わらせることができなかったのは大きな失敗でした。 日露戦争の時は薄氷を踏む戦いでしたが、いかに終わらせるかのビジョンがあり、それを軍も政府も共有していたからこそ何とかこぎ着けたんでしょうね。 日中戦争を終わらせる事が出来ずにずるずる泥沼に引きずり込まれ、そしてアメリカとも戦うハメになり、絶対国防衛圏を破られてもなお戦い続け、すべての都市を焼かれて原爆を落とされ・・・ 当初は米軍に大きな打撃を与えて早期講和、というビジョンだったんでしょうけど、それを本土決戦の段階になってまで狙っていましたからね。いや、本土決戦前に終わらせられただけでも良かったのかもしれませんが。 ご回答ありがとうございました。
- hyakkinman
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友達関係がうまくいかなくなり、 『どうしましょうか?』と、【日本国の象徴】と国民が崇拝している人の意見を聞いたら、 『戦争してもいいよ』って言ったから。 いざ始まったら、【私を守るために】と国民を洗脳していき 原爆を二つ落とされて、ようやく間違いに気がついた 洗脳ほど恐ろしいものはないんだよ。 オウム真理教みたいな世界だ。
お礼
ヒャッキンマンさんおはようございます。お礼遅くなり申し訳ありません。 戦前の帝国憲法下では天皇は象徴じゃなくて主権者ですね。 でも昭和天皇は「君臨すれども統治せず」の姿勢を理想としていました。 それは、田中義一総理を叱責したことで、内閣総辞職に追い込んでしまったためであり、その叱責は張作霖爆殺事件の容疑者をきちんと処罰できなかった事に対してです。 その後、なんだかんだいっても天皇の発言が政治や軍事に影響力を持っていたのは否めません。 ひとつは、二二六事件、クーデターを起こした首謀者に対して擁護論が強い中、断固たる意志を示して反乱を収める結果になりました。ひとつは、開戦前、東条英機を首相に指名したこと。これは開戦派の東条に陸軍を抑えさせる狙いで、東条はこれに応えようと努力するも開戦は避けられませんでした。また東条が首相になったことで内外に開戦の決意を示してしまいました。 そんで、開戦決定の御前会議では、発言しないことが通例のところ、平和を願う明治天皇の短歌を詠み上げます。 ポツダム宣言受諾を決める御前会議では、鈴木貫太郎首相と阿吽の呼吸で聖断を下し、臣民、兵には自ら説明すると言って、玉音放送が実現しました。 お前が昭和天皇の何を知ってんだと言われたら、ぜんぜん勉強不足なんですけど、こういった記録からみた昭和天皇は、大日本帝国の主権者で陸海軍を統帥する立場でありながら、昭和天皇ご本人の特性としてはどちらかといえばブレーキ役を果たしたんじゃないかと思います。 国民を洗脳したとすれば、天皇の統帥権を武器に権益を拡大しようとした軍でしょう。それを許した腐敗した政治も悪かった。そんで天皇の神性を利用した軍自体がそれに雁字搦めになって精神主義に走り冷静な判断ができなくなったんだと思います。 と、心情的には私は昭和天皇を擁護したいのですが、昭和天皇は主権者であり統帥者であったのだから、道理として戦争責任があり、敗戦時には退位くらいはするべきだったと思います。 戦時中は戦果が正しく国民に伝えられず、陸軍と海軍の間で情報が共有されてない状況で、昭和天皇は唯一全体の戦況を把握できる地位におり、実際正しく戦況を把握していました。いっそホントに戦争指導をやってもらってたら、あんなひどい負け方はしなかったかもしれません。 敗戦したあとで、「実は人間でした」では、筋が通らないです。しかし、日本の歴史は権力と権威の二重構造の機能で混乱時もうまく乗り越えてきました。「天皇主権説vs天皇機関説」のときに「美濃部達吉の天皇機関説でいいじゃないの~」と言っていた通り、国の機関として、恥を忍んであえて在位し続け、国民に寄り添って来られたのかもしれません。 以上、色々勉強不足なんですが、私の現状の考えです。近々「昭和天皇実録」なんかも読んで勉強しようと思ってます。 しかしヒャッキンマンさんのおっしゃる通り、ある種の洗脳に国民が毒され、天皇がそれに利用されてしまったのは間違いありません。天皇を神格化して思考停止になり冷静な判断が出来なくなるようなことは、今後絶対あってはならないと思います。 ご回答ありがとうございました。
- LOLIPON35
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再び、こんばんは。 僕は、未来のために命をかけるのは尊いことだと思いますが、 それで人間同士が未来や命を奪い合う行為は馬鹿げていると考えます。 もちろん、真理や神、あるいは死者を奉じて、国家や民族の間で 争い血を流すのも、ネット上で罵詈雑言を応酬し合うようなもので、 今を生きる人にあるまじき行為だと思っています。 今までの歴史は、文明の進化に戦争が必要だと読み解くことが 可能かもしれませんが、それをわかっていて尚、これからも 戦争を続けることは、愚かなことでしかないと思います。 まあ、未熟な人類は、平和の理想に目覚めたとしても、今すぐ しがらみを取り払って、戦争をなくすことはできないでしょうけど…。 でも、誰も望まぬ結果を強要し合うなどということは、いずれ なくなるべきで、それこそ理想であり正義であると考えます。 (核まで使用されて)敗北した国だから、日本人こそその理想を 先頭を切って訴えるのにふさわしいと思うのですが…。 少なくとも、かつての日本と同じ道をさらに急速に辿る アジアの国々に対して、急速に年老いた国として、ただ卑屈になり 見下すのではなく、先達として平和の知恵を語り伝えることが、 誇り高い姿勢だと思うのですが…。それこそ、平和ボケではなく。 この話はむしろ、戦後を語る時にすべきなのかもしれませんが…。 それよりは、その場の「空気」で、「赤信号みんなで渡れば」 「右向け右」と、明らかに間違っているとわかっていることも しでかしてしまう日本人気質の危険性を語るべきでしょうか…。 あと、たとえ戦時中のどこかの時点で「勇気ある撤退」を 選択したとしても、それは、戦争の手段として(あとから考えて) うまくやったというだけで、必ずしも叡智ではないかもしれません。
お礼
こんばんわ。週末インフルダウンでお礼遅くなりましたw >でも、誰も望まぬ結果を強要し合うなどということは、いずれ >なくなるべきで、それこそ理想であり正義であると考えます。 戦争が総力戦となり、空爆や核兵器が使用される戦争となったことで、得をする人がほとんど居ない事を人類は学び、経済的に密接につながった今となっては戦争をするメリットはありませんもんね。 しかし、失うものがないテロ組織による戦争と、それに反撃する戦争・・・この泥沼の戦争は一体いつまで続くのやら。テロ組織にも彼らの正義があるわけだけど、いつしか戦うことが生きる手段となってしまい、組織の存続拡大が目的化してしまう。それを攻撃する側の軍需産業も甘い汁を吸える。苦しめられるのはやはり民衆なんですよね。 こういった戦争は日本人にはピンと来なくて、勝手にやっててちょ~なんて思っちゃうのですが、常に苦しんでいる人達がいるわけで、そういった人達がいることを世界に知らせるジャーナリストという仕事も大切なんでしょうね。しかし今回の事件も難しいなぁ・・・ヨルダンは自国の人質より優先して日本の人質を助けるわけにもいかんだろうし。 >(核まで使用されて)敗北した国だから、日本人こそその理想を >先頭を切って訴えるのにふさわしいと思うのですが…。 そーゆう日本だからこそ、新しい中立的な歴史観を持てるんじゃないかとは思うんですけれど、安保に守られていながら甘い平和主義を訴えるのもちょっと違うと思うんですよね。ま、核兵器の恐ろしさを真に訴えられるのは我が国だけなんでそれはどんどん発信していくべきですけど、それによって核兵器が減ったのか、あるいは核兵器による抑止力が強まったのかは悩ましいところです。しかし核兵器の再度の使用がされてない事は、人類なかなかやるじゃんと思いますw >それよりは、その場の「空気」で、「赤信号みんなで渡れば」 >「右向け右」と、明らかに間違っているとわかっていることも >しでかしてしまう日本人気質の危険性を語るべきでしょうか 守るものがある人ほど大勢に逆らえないんですね。しかしいくらでも情報を集めることができる現代、間違いだと気付いたら行動しなければなりませんね。 >「勇気ある撤退」を選択したとしても、それは、戦争の手段として(あとから考えて) >うまくやったというだけで、必ずしも叡智ではないかもしれません。 そうですね。叡智は大げさでしたw ただ、現代でもホントはやめるべきなのに、いままで多くの投資をしているがためにやめられない事業つーのがありますよね。先の大戦に学んで、そうゆう広義の「勇気ある撤退」を考えるべきなんじゃないかと思いました。 ご回答ありがとうございました。
こんばんは。 小学校6年生くらいの子供に対してであれば 「奴隷になるか、飢え死にするか」と選択を迫れたとき、君ならどうするかな? そう聞くだけに留めます。 >色んな視点があるし議論しはじめたらキリがないテーマなので 仰るとおりだと思うんですね。 自分で調べなさいと突き放すことはしませんが、自論を押し付けるテーマでもありません。だから教えることは控えたほうが良いと思います。そこで興味を持てば自ずと調べるでしょうし、自分なりの意見を形成していくほうが大切です。 米国のことを熟知していた山本五十六は、開戦に最後まで反対したと聞いています。それは軍人としての意見でしょう。結果として大敗したのですからその意見は正しいようにも思いますが、天皇崇拝の当時の日本国には選ぶ道はひとつしかなかったと思っています。 白人至上主義が覆された意味ある戦争ではなかったでしょうか。
お礼
あららtsubasaさん、退会されてしまいましたか・・・ >「奴隷になるか、飢え死にするか」 極論するとそうなのかもしれませんね。 ハルノート、今となってはそのくらいの要求受け入れちゃえばと思うけど、実際当時においては奴隷になるに等しい内容だったんでしょうね。 >自論を押し付けるテーマでもありません。 そうなんですよね。ただ、現代に直結する歴史だから、きちんと学んで欲しいという思いがあります。学ぶのは子供自身だけど、いかに興味をもたせられるかですね。 ご回答ありがとうございました。
- hanak00
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殺られる前に殺ろうと思った。
お礼
正確には「干上がる前に早期講和狙ってやろうと思った」でしょうか。 日露戦争のバルチック艦隊のように、米軍も船団を組んで遠路はるばる攻めてきてくれれば、漸減邀撃作戦で迎え撃てたんでしょうけどね。真珠湾攻撃という画期的な作戦を戦術的には成功させたことで、大艦巨砲主義は終わり、それをよりよく学んだのは米軍側という皮肉・・・ それにしても、日本が先手を打たないでいたら実際どうなってたんでしょうね。アメリカはヨーロッパの戦争に介入できなくて、ナチスの進撃を止められなかったかもしれませんね。 ご回答ありがとうございました。
- isoken
- ベストアンサー率32% (596/1825)
mikasa さん、こんばんは。 小学校6年生ともなれば、おおよそ世の中の何たるかが分かり始める年頃でしょう、つまり過度に年齢を考慮した阿りや誤解を与えかねない種類の比喩、そしてワン・センテンスでの説明は、その後の彼等の歴史認識に妙な先入観を与えて却ってよくない、依って多少説明が難しいものになろうとも、ここは一番ストレート・ボールを投げ込む他ないと思います。 >「日本は何で戦争したの?」子供にどう教える? 実はこの点・我が国の事情を語るより、むしろ当時のアメリカの国情を語る方が余程説得力がある、そう思うところでして、西へ西へとフロンティアを拡大しテキサスを併合したアメリカは、米墨戦争の勝利に依りメキシコにカリフォルニア・ニューメキシコを割譲させ、次いでスペインを無理矢理米西戦争へと引き摺りこんだ挙句、キューバ・フィリピン他を手に入れ、完全に太平洋そしてその先にある中国大陸を視程に入れました。 ところがそこに存在した邪魔者が日本、且つ彼等はアメリカが一定の配慮を要するヨーロッパ列強ではなかった、依って話し合いなど無用とばかりに突き付けられた無理難題がかのハルノート。 まあ幾ら憤慨しようが当時は完全なる弱肉強食の時代でありましたから、本来であれば逃げの一手であったのでしょうが、些細な譲歩すら拒否されそこまで追い詰められれば如何に小国といえども牙を剥くしかなかった、言わば 「 一寸の虫にも五分の魂 」 それこそが開戦に至った本質、そういう事じゃないでしょうか。 つまり「 あの戦争の半分程度は、日本を守る為の自衛戦争だったんだよ 」 、私自身はそう語ってもいい気がします、何しろあのマッカーサーですら、アメリカ議会でそう断言しておりましたからねぇ。 「 じゃあどうして日本が中国に行かなくちゃならなかったの? 」 仮にこう問われた場合、それはもう経済的合理性で説明する他ないでしょう。 無論必ずしも我が国に正義が無かった事実と併せてですが・・。 つまりどういう事か・・、第一次大戦以降長引く世界的な不況が齎した最大の特徴は、列強をして保護貿易・排他的ブロック経済へと走らせた点にこそありますが、持てる国であった米英仏は本国の高い購買力はもとより多数の植民地を抱え、資源と加工品・消費をブロック内に於いて自己完結可能な経済環境にありました。 その一方で我が日本は朝鮮・台湾という植民地こそ抱えていたものの、その購買力は低く・さしたる資源も無かった訳で毎年事実上の出超、そこで目指したのが中国大陸であり満州であった、つまり資源その他を取り込む一方で日本製品を捌ける市場として機能させる 「 日満支経済ブロック 」 という図式です。 それと並行して日中戦争及びそこに連なる太平洋戦争へと至る背景には、昭和恐慌以降深く潜行したデフレ不況というものがあり、そもそも軍備拡張とは或る種公共事業の一環でして、デフレを克服し経済の活性化へと繋げるケインズ風経済政策の一方法論であったものが、次第に軍部に発言力を付与してあらぬ方向へと導いた結果、アメリカの利害と衝突しあの戦争へと至った、誤解を恐れずに申し上げばそういう事かも知れません。 すみません・どうしても長くなっちゃう、お子さんには何と説明したらよいか、正直私にも分かりませんが・・。
お礼
isokenさん、お待ちしておりましたw そしてお礼遅くなりすみません。 そしてやはりさすがですなw 経済的観点からの太平洋戦争に至った力学がよくわかりました。ブロック経済は悪、と教えちゃっていいのかもしれませんね。ケインズだったか誰だったか、貿易する事はお互いの国に利益をもたらすと論じているし、経済的に密接に繋がることで戦争なんて起きなくなりますからね。 歴史のifの話に戻りますが、どの時点だったかアメリカが満州の共同経営をもちかけたけど、権益を独占したい日本は蹴ったんですよね。そこでもし共同経営していたらかなり歴史は変わったんじゃないでしょうか。でもそれではアジア諸国の独立への道筋はできなかったでしょうね。 自損自衛のためとは言え、大東亜共栄圏という理想を掲げアジアの欧米からの独立を実際に謳ったわけで、そして日本が戦った大東亜戦争の結果それが実現したのも事実。やはりこの国は人類史において欧米列強の支配に歯止めをかける役目を負ったんじゃないかと密かに思ってます。それをアジア諸国に威張るつもりはないけれど、到底不可能と思われた大事業をやってのける底力がこの国にあった事も、子供たちにうまく伝えたいんですけどね・・・ そして反省点もたくさんあります。もちろん「戦争は絶対いけない」てのはこれまでの歴史を経た結果の平和主義であって、過去においては戦争は外交の最終的手段。その事をまず理解してもらって、開戦に追い込まれた経緯も教えないといけませんね。 しかし、当時にあっても間違っていた事は検証して教訓としなきゃいけないと思います。戦時法に反した空爆や捕虜の扱い、勝てる見込みのない作戦を続けた甘い判断、軍の体質、組織の体質、政治の腐敗、精神論がまかり通り思考停止に陥り、特攻作戦なども後半は陸軍と海軍で兵の命を散らす競争みたいになってたり。 太平洋戦争は、色んな要素が絡み合った力学が働いた結果の産物だと思うんですが、それを上手にわかりやすく子供に説明するのは確かに至難の業ですね・・・みなさんの回答を参考にまた考えてみますw ご回答ありがとうございました。
- hallo-2007
- ベストアンサー率41% (888/2115)
小学校低学年位なら その当時は日本はちょっとばかり強くなって天狗になっていて アメリカとけんかになってしまった と云うかな 小学校高学年なら 70年前の日本は、今の中国みたいだった とでも説明するかも 中学、高校生ぐらいになったら 自分で調べろですかね
お礼
>70年前の日本は、今の中国みたいだった 言論統制ですね。でも今の中国はネットがある分マシかもw でも70年前の日本でも、さすがに事故を起こした列車を、そのまま穴掘って埋めちゃうような事はしないでしょう・・・と書こうと思ったけど、戦時中にあった大地震を戦意低下を防ぐために公表しなかったんですよね。4つも大きな地震があったそうです。 http://matome.naver.jp/odai/2137775333953640001 公表しなかったから復旧支援もされず、被害が拡大したようです。 >中学、高校生ぐらいになったら >自分で調べろですかね ですね。結局自分自身で調べて考えて分析するなり教訓を得るなりしてもらうしかないけど、何事もタブー視しないで興味をもってもらうのに、小学校高学年くらいで親として何か語れればと思いました。 ご回答ありがとうございました。
- exhibitionist
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すみません 最初の数行が 文字が脱落していました。 正しくは 第一次世界大戦では戦勝国になって景気がよかった日本も、関東大震災、世界恐慌、 などの出「来ごとを」経て経済的に行き詰り、「それ以前に得た権益である満州に着目」。そこにどんどんお金をつぎ込みます。 「取得した満州」鉄道「沿線を使って」学校や病院を整備する」清国の周辺が独立し始める動きに乗じて満州事変を起こして自由に操れる満州国を作っちゃった。 です。 本当はギャグで答えるなら 「日本はなぜ戦争したの?」 「昔はサッカーワールドカップがなかったからだよ。」 ですけど、このまえのヤルタ会談を踏まえてこたえないといけないと思いマジレスし てみました。 ヤルタ会談で日露戦争の仕返しをされたというのも、元をたどれば「陣取り合戦」の はじめは誰のものでもないという話なんでしょうね。 恋のさや当てと同じく「彼女の心は彼女自身のもの」。 資源が戦争の火種というのは20世紀が終わっても変わりません。ただ、戦争の仕方に マーケットが絡んでいる。どこかの国が、「戦争が起きないように見張ってやるから 俺んちの通過を基軸通貨にしてもいいよな。」といってから、小競り合いみたいな 紛争やテロは起きても大きな戦争は起きにくくなってますね。 終戦の年に生まれた人もいまや70歳。 戦前の教育勅語「朕おもうに我が高祖高宗国をはじむること宏遠に徳をたつること深厚 なり。臣民よき忠によき考に億兆心をいつにしてよよその美をナセルはアラブの 大統領・・. ・・」なんて暗証させられた人や少年倶楽部で「亜細亜の曙」なんて東南 アジアで日本人が現地の人を助けて活躍するなんて当時の戦争賛美の小説を読んでいた 人はもう90歳になっています。 なんで戦争したの?これはmikasaさんのおっしゃるように、自分の言葉で子供に伝え られなくちゃいけませんね。
お礼
>「昔はサッカーワールドカップがなかったからだよ。」 あはははw オリンピックならあったし、「サッカー戦争」ではワールドカップは戦争を止められませんでしたけどねw ・・・はい、スミマセンw ヤルタ会談の質問は論点がビミョー過ぎたのもありますが、回答頂けなかったのでこういった色気の無い話はご興味が無いのかと思いましたけど、やはりEXさんのマクロな視点はさすがですね。 植民地の奪い合いは無くなったけれど、経済的植民地の奪い合いは現在も行われているし、経済的奴隷も世界にたくさん居ます。目に見える直接的な争いは無くなったけど、人類の愚行は形を変えて今なお行われているんでしょうね。きっと後の時代になれば色々見えてくるんでしょうけれど、「賢者は歴史に学ぶ」と言いますから歴史の教訓を活かして現在の状況を読み解く力が欲しいなと思います。 >これはmikasaさんのおっしゃるように、自分の言葉で子供に伝えられなくちゃいけませんね。 これまでの時代は戦争体験者による「戦争は絶対にいけない」という結果ありきの話でもうウンザリでしたが、これからは先の大戦を冷静に俯瞰できる反面、そうゆう生の声が無くなってしまうのも危険ですね。記憶が知識化されて、そうやってようやく戦後が終わるのかもしれませんが・・・実際の体験は私たちはしていませんし、子供たちのおじいちゃんおばあちゃんも戦後生まれとなった今では、そういった記憶は引き継ぎようが無いのかなぁ・・・ 再度のご回答ありがとうございました。
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お礼
お礼大変遅くなりすみません。 素晴らしい解説ですね!これに絵を付けたら出版できそうですw ま、それをやると異論反論も出そうだけど、自分のお子さんに自分の言葉で語る話として、すごくよく出来てると思います。 >「歴史」というのは前後のつながりとその結果、そしてそれによる未来への影響を踏まえるべきだと、常々思っています。 そうなんですよね。前後関係が大事。でもスマホも車も人権もない時代から教えていくより、現代から遡っていって教える歴史教育の方がピンとくるんじゃないかなぁと私は常々思ってます。だから現代に直結する近代史はとても重要だと思いますね。近代史を適当にやる歴史教育じゃなくて、現代から近代史、中世って遡っていって、時間がなかったら古代なんかぶっちゃけ適当でいいと思います。卑弥呼がどーしたとかって日本史と関係あるのかどうかも怪しいしw それと、「勝てば官軍」というように、歴史は勝者がつくったものだということも教えなければなりませんね。その点、自分自身も勝者に都合の良い歴史観から離れて、もう一度歴史を勉強し直さなければならないかな? ご回答ありがとうございました。