日本の戦争史についての意見をください

質問

ここ数年，日本の近代史（とくに戦争史）が戦後５０年を迎えて色々と
話題になってきたにしたがって，「あれは間違った戦争ではなく，おこ
るべくして起こった，仕方のない戦争だった」などと言う人たちが大部
増えて来たような気がします．

私も高校までは歴史教科書が書いてあることが全てだと信じこんでいた
んですが，大学に入ってから，時間もできたので自分なりに興味を持ち
色々な本を読んでみたのですが，本によっては（特に"新しい歴史教科書
を作る会"関係の人が書いている本など），南京大虐殺や従軍慰安婦問題
を否定的にとらえていますよね．

私としては，戦争問題をタブー視するのではなく，賛否両論様々な議論
を行なうことは非常に良いことだと思うのですが，一体どこまでが事実
で，どこからが嘘なのか，堺みたいなものが分かりません．

例えば，「南京虐殺はなかった，戦いはあってもあれは市民を装った，
義勇兵で，しかも当時の南京には３０万人もいなかったのに，そんな
虐殺が行なえるわけがない」とか，「従軍慰安婦問題は国がそれに関係
してるかどうかが問題であって，日本国は断じて関係していない．すな
わち，慰安婦問題では日本は謝罪する必要はない」などと書かれている
本がありますが，これが事実だとすれば，私たち戦後教育を受けて来た
世代は，日教組によって嘘をすりこまれていたことになりますよね．

ドイツなんかは，ナチスの行なったホロコーストには謝罪の意を表明し
ているが，ヨーロッパにおける戦争や，植民値に関しては，その道義的
責任は負わないと言っているようですが，だとしたら植民値政策をとっ
た日本も同じ立場をとってもいいのでは．．．？

御意見のある方，是非書き込みお願いします．

回答No.7

No51

世界中の人達が思い込んでいるような節がありますが、
「スペイン人＝残酷な征服者」というイメージがありませんか？

あれはその後、スペイン人を駆逐して新たな支配者となった米英
の洗脳工作の結果ではないでしょうか？スペイン人が残酷なら、
米英はもっと残酷で非情な民族だと思います。

その証拠にスペイン系が支配していた土地（南米とか）の方が混血が進み、
土着系も外来系も一緒に仲良く暮らしているような気がしませんか？

庶民達の「現政権への不満」を別の方向に向かわせて誤魔化す。
「色々と不満はあるかもしれないが、良くなっているんだ。昔は．．」
と言う手法は、今も昔も偽政者達が好む所です。

「戦争や虐殺」という負の遺産を何とか利用しよう、
というリサイクル活動とでも言うのでしょうか．．．．．

「戦争で受けた被害を資源に変える。」という発想は、
ちょっと貧乏臭いですが、効果はあるんじゃないでしょうか？

日本の政治家が「日本に戦争責任はない！」と断定的に発言するのは、
「何かの理由で辞職しなきゃならないハメになった時」だと思って間違い
ないでしょう。（汚職がバレた、とか、息子が犯罪犯したとか。）

「責任をとって辞任する。」って言い訳に使えるので。

「戦争問題をどういう視点から捉えているか？」は人によって違いますが、
エコロジー（再資源化）の視点を抜きにしては語れないと思います。

回答No.6

marutaka

追加回答します。歴史観は視点が異なれば、当然言い分も異なるでしょう。植民地政策が良いとか悪いとかではなく、歴史的変遷の中でそのような事実があり、またそれなりの理由が存在したと言うことですね。

仰るように「何で日本がアジアに進出、そして戦争しなくてはならなかったのか」を教えるのが、近代から現代における歴史教育です。

ご経験があると思いますが、高校では殆ど明治維新以降は教えてないですよね？少なくとも私の時はそうでした。きっちりと、現代史にいたる歴史的経緯を教えるべきでしょう。

歴史教育を見直すべきでしょう。何も古代史から始めることもないと思いますが・・我々の生活に関連しているのは取りも直さず、近代史以降の歴史ですから。

近代で区切って二つにして授業をするとか・・色々と方法はあると思いますが・・私も専門家ではないですが、何か日本の歴史教育は変ですね。

お礼

追加回答ありがとうございます．
＃ 返事遅れて申し訳ありません．

＞ ．．．またそれなりの理由が存在したと言うことですね。

ですね．
日本はこれまで，上記のことについて，タブー視してしまい，つめた議論を
してこなかったのではないでしょうか．
だから，戦後５０年以上たつ今日でも，このような初歩てきな疑問を抱く"
大学生"が存在するのだと，自分では思います．

＞ 高校では殆ど明治維新以降は教えてないですよね？

私は理系でして，高１では世界史，高２，３とは地理だったので，日本史に
ついての教育は残念ながら中学校までです．．．

＞ 現代史にいたる歴史的経緯を教えるべきでしょう。
同感です．

＞ 何か日本の歴史教育は変ですね。

これは，私の勝手な思い込みかもしれませんが，海外（少なくとも先進国）
では，自分たちあるいは先祖が行なった行為を，批判的に教える歴史教育
なんて行なっている国はありませんよね？
なんでなんでしょう．．．

ちょっと話しはずれますが，国家の「君が代」についても，その内容につ
いて，ちょっと前まで色々と議論されていたようですが，そんなもの外国
の国家の方がもっと"えげつない"ような気がするのですが．．．

回答No.5

yaima

思想の左右を問わず、日本では往々にして、始めに結論があり、それに基づいて判断されることが多いです。
天皇陛下やソ連が絶対なら、それを基準に判断する。
日教組は反日主義だから、色々な事情を考慮せずにすべての事において、日本が悪いと言うのです。
軍隊はよくない、日本は軍隊を持ってはいけないと言うけれど、アメリカも、ソ連も中国も軍隊を持っているのに、なぜ日本だけいけないのか、彼らは説明をしませんね。

歴史を学ぶ上でしてはいけないこと。それは、現在の基準で過去を判断しないことです。
ソクラテスは偉大な哲学者ですが、奴隷を使っていました。当時はそれが当たり前だったし、今考えればひどいことであるけど、このことでソクラテスを非難する人はいませんよね。
植民地の件も同じことです。当時はそれが当たり前だった。日本が悪かったなら、アメリカもフランスもイギリスも悪かったわけです。
弱い国は他国に侵略されてもしょうがない時代だったわけです。

南京虐殺で、は死体の始末はどうしたのか、という話があります。死体を放置しておけば、強烈な匂いを放ちます。30万人も殺したら、その始末を果たしてできたのだろうか。当時の資料にも、南京市内に悪臭が立ち込めたとか、死体収容所を建設したという記述はないし。

原爆投下は、すでに関係が悪化していたソ連に、戦後優位にたつための誇示とも言えるし、やはり日本が黄色人種の国であったこともあると思いますよ。アメリカがどう取り繕うとも。
ＧＨＱの検閲も見事だったのでしょう。やはり、国や軍が本気になったら、一般人には太刀打ちできませんよ。政府の悪口を言うと、捕まり、秘密裁判、死刑。こういう国は、まだまだ存在します。

日本が大陸に出ていった背景に、資源を求めて、という考えがあります。
しかし、石橋湛山（自民党の首相も務めました）という人の説では、日本の大陸経営は得ることより、持ち出しの方が多かったそうです。
なるほど、戦後、経済成長をした国というのは、日本やシンガポールなど資源小国ですね。

お礼

ご回答ありがとうございます．
＃ お礼が遅れてしまって，大変申し訳ありません．

例を持って説明していただき，大変よく理解することができました．
日教組が愚かなことは，ある程度察しがついていましたが，まさか
そこまでだとは，ちょっとびっくりました．
「日本は軍隊は持ってはならない，だからいざ戦争が起きたら，各々
国民が自分の家からおのやナタなどを持って戦ってください」などと
うたっている，共産党と同じなんですね．

私は，やはりアジアに対する植民値政策は少なからずあったんだろう
なと，根拠はまったくありませんが，思っています．
だとしたら，それはそれで謝罪しなくてはならないことだとは思うの
ですが，日本人のサヨクの方々がわざわざアジアの国々に行って，「
は～い，みなさん．戦争で日本あるいは日本人にひどい目にあった人
はいませんか～♪？」と言っているのは，滑稽でしかたありません．
そして，それに乗せられて，証拠もなにもない従軍慰安婦の老女を
でっちあげ，日本政府に謝罪させようとし，それにたじたじになって
る政府の対応を見ると，もっと嫌気がさします．．．

日本のアジアに対する侵略行為は大いに犯罪だが，欧米（連合国）の
行なっていた行為，もしくは日本に対する原爆投下についても，一切
謝罪しようとしない姿勢を見て，「勝てば官軍」と言う人がいますが
，そんなことは何も知識がない私でも分かることで，もっとそれ以外
の意見が聞きたかったのですが，yaimaさんのご回答は，まさにそれ
を大変分かりやすく説明しているもので，とても参考になりました．

でも，
＞ 日本が大陸に出ていった背景に、資源を求めて、という考えがあります。

という文章だけは，どうしても理解に苦しみます．
もうちょっと詳しく教えていただけないでしょうか．

回答No.4

good0wiil

理系の方とのことなので、書きやすいです。
さて、ご質問は二つに分けることができるかと思います。
（１）日本の近代史、特に戦争に入っていった道筋はどのようなものであったのか。
（２）学校教育の歴史はうそを教えていたのか。

（２）については、指導要領や教科書検定制度というのがあって、識者が「これを学校教育で教えるべきだ」というガイドラインが存在します。そして、異論はあるにせよ、それなりに学会で主流となっている事項を教えるように国が指導しています。たとえば、南京虐殺について教科書で触れていても人数までは明記してかったと思います。つまり、事件の存在についてはほぼあったとされていますが、人数には諸説あるわけなので…。

（１）に関しては…、民族の誇りを保つためには進化論を教えるべきではない、などと言う自由主義史観を自称する人々の言うことをまともに受け取る必要があるかどうかは、理系の方ならわかるかと思いますが一応、自由主義史観の本を定量的に批判しているHPを参考URLに示します。

ちなみに、進化論を教えるべきではないという主張http://www.tsukurukai.com/interview/interviewr.htmlにありました。
さすがに消したようですが、http://webdev.archive.org/で検索可能です。

参考URL：

http://homepage1.nifty.com/SENSHI/index.htm

回答No.3

marutaka

言い古された言葉かもしれませんが、「歴史は勝者によって作られる」と言えます。

極東裁判でも、殆ど無実の罪で処刑されて軍人も多くいます。

また、植民地政策に関して道義的責任を・・の話ですが、その責任を認めると、アメリカを含めヨーロッパの全ての国の近代史は取りも直さず、アフリカやアジアへの植民地政策が中心であったと言えます。

責任を取れるはずがないのでしょう。結局最期にその政策に乗って拡張政策を取った当時の日本という国も、確かに国自体が自我肥大を起し、自分の立場が分らなくなっていたと言えましょう。

しかし、今になって過去を振り返りいえる事で、当時としては世界的潮流に乗っていたとも言えます。どの時代にも、冷静に判断する世論が求められます。

他国を切り取るとの発想が植民地主義ですが、そのような仕方が許されるはずはなく、またそのような方法に頼ること自体、人類としての成熟度が低かったと言えます。しかしながら、この21世紀になっても昨今の世界情勢を見ていると、成熟度はさほど変わっていないのかもしれません。

お礼

ご回答ありがとうございます。

勝てば官軍、でも、当時の日本が勝ってしまっていたら、もしかしたら
今でも軍人さんがはばをきかせていた世の中になっていたのかな～、な
んて考えると、やっぱ、負けて良かったじゃん。経済成長もできたんだ
し、アジア、いや、世界でもトップクラスの国になれたんだから。
なんて思ってしまうのは、間違った歴史教科書により洗脳されてしまっ
た結果なんでしょうか。。。

一つお聞きしたいのですが、
＞冷静に判断する世論・・・

こんなのがあったら、はじめから戦争なんて起きませんよね。
しかも、日本の場合は、５・１５事件が起きるぐらいまでは、ちゃんと
発言の自由も認められてたみたいだし、十分冷静に判断することはでき
たと思うのですが、私の考え方って間違ってますか？

＃ なんせ、理系のど素人の考えなもんで。。。

＞他国を切り取るとの発想が植民地主義ですが・・・

日本がそのような発想のもとで、アジアに共栄圏を拡大していったかどう
かは存じませんが、これってそもそも欧米が対日本やドイツに対して、ま
た自国防衛のために、ガチガチにしていった政策ですよね。
だから、もてる国と持たざる国の選択を日本が迫られたときに、日本は持
てる国になることを選択しただけなんではないでしょうか。

もちろん今の感覚で植民値支配と言ってしまうと、ダメ！ってことになっ
てしまいますが、当時は一応はそういった概念というか規約みたいなもの
はあったにせよ、ど～この国もアホみたいに守ってる国なんてあったわけ
ないですよね。

「なんて日本がアジアに進出、そして戦争しなくてはならなかったのか」
これを教えることこそ、近代史教育なのではないかなって気がするのです
が、marutaka さんはどうお思いですか？

＞昨今の世界情勢を見ていると・・・

だから、な～んも変わってないんじゃないですかね。

回答No.2

musikayo

こんにちは。
もし、日本が韓国併合を行っていなかったら、今現在朝鮮半島は二分していなかったのに…韓国・北朝鮮の人はこう思っているかもしれません(多分そう教育されているから大多数の人がそう思っているでしょうね)
しかし、韓国併合前の韓国の国内情勢や中国(清)のアヘン戦争敗北をきっかけに一気に押し寄せてきた欧米列強から考えれば、韓国併合はどこかの国になされていたと思われます。(香港のように数年前までどこかの国の領土であったかもしれません)
アヘン戦争で中国(清)はイギリスに惨敗し、これにより清の皇帝の政治的権力はほとんどなくなりました。韓国の王室もほぼ変わらないほど荒廃していました。その国内情勢からみて海外列強が韓国を自国のものとしようとしました。結果的に日本が勝ち取り、日本の敗戦により連合軍統治下に置かれ、南北分裂してしまったのですね。

近頃も韓国併合時の日本語教育・創氏改名が問題になっていますが、これ、最近本を読んで知ったのですが、韓国併合中の36年間ずっとしていたわけではないんですね。実際は昭和16年以降でそれまでは日本語は各学校の選択で選んでいたそうです。教科書では行った期間を併記してないのでずーっとしたと思われてますが…(私もインプットされられてた一人ですね～)
従軍慰安婦・南京大虐殺問題についてもきっちりした資料が無くなっているので真偽は分かりづらくなっていますね、南京大虐殺についても骨は出てきましたが、1体1体確認して30万出てきたわけではないですし、従軍慰安婦問題も日本人でなく同じ民族がやったのかもしれない…といわれていますね。しかし、実際自分がそんな目に遭ったとき(遭いたくないけど)相手が日本人(または日本軍)か何て冷静に判断できますか？日本国内でも朝鮮系・中国系なんてパッと見分からないのにそんな判断が出来るんだろうか？とすごく疑問に思います。日本人は一応GHQ指導の戦後の教科書で習っていますが、歴史の捏造なんてなんぼでも出来ますね。いい例が今回の北朝鮮での拉致事件。北朝鮮側では拉致問題についての報道は国内では一切されていません。多分日本の大戦時の非を認めさせた、経済援助がかなう…くらいにしか報道されていません。韓国側においても学校では日本は悪人であるという、反日教育が徹底して行われています。400年前の豊臣秀吉の朝鮮侵略も行ってきていましたね(豊臣の直系が残ってないのに言われたって、謝罪する気が出てくるでしょうか？そんな前のこと…)

ナチス時代のホロコーストの謝罪については、謝罪しているのはヨーロッパ圏の国にだけ、東南アジア地域の植民地は元宗主国から全然謝罪も保証ももらっていませんね。
そこから考えて、私的には今回の日朝の条約調印なんかしなくてもよかったんじゃないかと思います。
日本は十分に経済的謝罪を行いましたし、半世紀経って未だに請求してくるのはおかしいでしょう。殺人の時効の倍の年月経ってますしね

お礼

ご回答ありがとうございます。

やっぱり私たちがまなんできた歴史教科書というのは、そうとう誤りが
あるようですね。
歴史というのは、昔のことはなんとも言えませんが、すくなくとも近代史
であれば、それなりの書物も残っているだろうし、生き証人の方だったい
ると思うのですが、なんで捏造されてしまうのでしょうか。

すくなくとも、あの悲惨な戦争にいやだいやだと思いながらも、愛する家
族のために出陣していった、我祖先を、「虐殺者」や「強姦者」だなどと
いった、教育にはいささか疑問を感じます。

私個人的には南京の３０万人も殺してない虐殺が認められてしまうのであ
れば、広島・長崎の原爆も虐殺になるのではないか、それも、あの被曝者
たちは、そのほとんどが一般市民だった。
にもかかわらず、「我々は戦争を終わらすために核をとうかした」、「あ
れは日本のためだ」なんて言ってるアメリカ人を見ると、素直に９・１１
も考えられなくなってしまうのは私だけなのでしょうか。。。

回答No.1

SCNK

戦後の歴史教育はＧＨＱの教育情報局ＣＩＥによって捏造されたものです。連合国はあの戦争を正義の戦争にしたかったのですから、このようなプロパガンダを行ったわけです。
本来、戦争状態は講和をもって終了します。賠償などもこの枠内で行われて、責任問題は終結します。もともとその責任自体がプロパガンダによるものですから、相当怪しいものですが、それにしてもすべて終了しているのですから、いまさら責任問題を持ち出すことそのものがおかしなことです。

お礼

ご回答有難うございます．

＞戦後の歴史教育はＧＨＱの教育情報局ＣＩＥによって捏造されたものです。

捏造されたものなのですか？
ということは我々が小学校から高校まで受けた教育というのは連合国（戦勝国
）によって都合の良いようにでっちあげられたものだったのでしょうか．
だとしたら，なぜそれに反対する日本人や教育者が現れなかったのでしょうか．
＃ 現れていたのかも知れませんが，すくなくとも最近になってからしか，そ＃ のようなことは知りません．
それから最近つくづく思うようになったのが，なぜ日本の歴史教科書って，
誰が読んでも，自分たち（日本人）が，自分たちの祖先を否定したくなる
ような内容なのでしょうか．
同じ敗戦国のイタリアやドイツでも同じような教科書の内容になっているの
でしょうか．

仮に，戦時中，日本軍が進出していった国に対して謝罪すべき行為を行なっ
たとしても（これには賛否両論があるでしょうが），それだけでなく，なぜ
日本がそのようなことをするに至ったかを子孫に伝え，そして学んだ側がそ
こから何を感じ取るか，ということが真の教育だと思うのですが．．．

やっぱり，日本が戦争に負けてしまったのが大いな原因だと考えてあきらめ
るしかないのでしょうか．