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企業を買うときの費用

企業を買う場合、相手企業の提示額あるいは売却額というのは、その企業の株式だったり、その他一切を含んでいると考えるのでしょうか?それとも、売却額とは別に株式の譲渡価格があるのでしょうか? 会社を買うとなった場合、もちろん、資産も負債も一緒に付いてくると思いますが、それ以外に、買い手が心得ていなければならない費用負担というのはあるのでしょうか?

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  • QCD2001
  • ベストアンサー率58% (325/554)
回答No.2

株式というのは企業の所有権を切り売りしたものなので、「企業を買う」ということは「その企業の株式を買う」ということになります。株式を100%持っている人がその企業の持ち主です。 ですから、株式の譲渡価格にさらにプラスして売却額、などというものはありません。 「企業を買う」ということは、当然にその企業の社屋、店舗、工場、倉庫その他すべてが含まれます。債権、債務もついてきますし、その企業が他の企業と締結した契約もついてきます。公的な資格や認可もついてきます。 たとえば、コンビニ各社は酒屋を買収してコンビニ店舗とすることで、酒類を扱ってきました。新規に店舗を作って、そこで酒類を扱うための免許を得ようとすると、いろいろなややこしい規制があります。しかし、酒店を買収すれば、免許がくっついてくるので新たに酒販店の免許を得る必要がありません。ですから、酒店を買収することはコンビニ会社にとってメリットがあるわけです。 じゃあ、その酒店をいくらで買収するのか?ということになります。 その酒店が株式会社であった場合、酒店を買い取るということは酒店の株式を買い取るということです。株式の100%をいくらで買い取るか、というのがその酒店をいくらで買収するのかという交渉になるわけです。 設立した時に千株を1千万円で発行したから資本金は1千万円だけど、儲けを貯めてお店を大きくしたし、他の酒店では手に入らないような泡盛の古酒が手に入るツテがあるし、お客さんも大勢ついているし、資産が3千万円にのれん代500万円上乗せして、3500万円で1000株買いませんか? というような交渉になります。「1000株買いませんか?」というのは「うちの会社を買いませんか?」という意味です。 会社の価格に株式の価格が含まれるのではありません。 会社の価格=株式100%の価格 です。 会社を買う、と株式を買うは同じ意味です。

mambo-man
質問者

お礼

まさに知りたかった内容ズバリで、大変勉強になりました。本当にありがとうございます!

その他の回答 (1)

  • trytobe
  • ベストアンサー率36% (3457/9591)
回答No.1

貸借対照表の資産の部にあるような「有形の資産」に限らず、ブランド名(商標)や特許などの「無形の資産」(特に知的財産権)を引き継ぐための手続きと、その対価、通称「のれん代」をいくらにするか、という交渉が必要です。 のれん代 バリュエーション OR デューデリジェンス - Google 検索 https://www.google.co.jp/search?q=%E3%81%AE%E3%82%8C%E3%82%93%E4%BB%A3+%E3%83%90%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3+OR+%E3%83%87%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%87%E3%83%AA%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%82%B9

mambo-man
質問者

お礼

のれん代といった付随する価値について、大変勉強になりました。ありがとうございました。

mambo-man
質問者

補足

ご回答ありがとうございます。基本的なところで、企業の売却価額はいわゆる有形の資産が入っているので、売却価額を支払って、さらに株式も対価を支払って購入するみたいなことはなく、株式も売却価額に含まれていると考えてよろしいのでしょうか?そのうえで、ご教示いただいたように、のれん代の交渉がある、と考えればよろしいでしょうか?

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