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ニーチェの著作で改竄された本は何ですか?

ツァラトゥストラはこう語った 善悪の彼岸 道徳の系譜 この三作を読もうと思っていますが、 この本すら妹によって改竄されていたりはしないでしょうか? また改竄され、ナチスの宣伝に使われてしまった本の方の 権力への意志ですが、これを当時信じてしまった ファナチックな読者たちから、思想家や心理学者は出たのでしょうか? また、アドラー心理学を読んだのですが、権力への意志の紹介文と 似たようなことを書いてるので、この本にどういう関わりをしたのか知りたいです。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8A%9B%E3%81%B8%E3%81%AE%E6%84%8F%E5%BF%97

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回答No.2

ニーチェの妹さんは可哀相に、才能を全て兄に奪われた方で、手紙を涙で濡れた様に加工する程度か文章をゆがめる以外の才能はありませんでした。だから兄の著作を改竄するなどという高度に知的な仕事は出来なかったと思われます。なぜなら、私が読んだ「ツァラトゥストラはこう語った」に論理上の破綻は無く、まああまり論理的な本じゃ無いが、ちゃんと半分は完結しています。 私なら、この「偉そうな」作品では無く文献学の天才であった時代の「悲劇の誕生」をお薦めします。

Y6MaPAebEbnUmeO
質問者

お礼

悲劇の誕生も読んでみようと思います。ありがとうございました。

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  • koosaka
  • ベストアンサー率43% (78/179)
回答No.1

ニーチェの遺稿を妹のエリーザべトが「改ざん」したと言われていますが、編纂し直して配列を変えただけで、中身はニーチェの書いたものには違いないと言われています。 エリザーベトの亭主のフェルスターという男が熱狂的なナチス信奉者で、戦後、南米パラグアイの奥地に「新ゲルマニア」という、アーリア人の純血を保つための施設を作って暮らしたと言われます。 そのエリーザベトが、ナチスにニーチェの著作を売り込むために、遺稿を改ざんしたと言われますが、私の読む限り、そんな形跡は見当たりません。 1894年、ナウムブルク・ヴァインガルデン18番地の家の2階に「ニーチェ資料館」を開設し、ということはニーチェは1900年に死んだので、生前ということになりますが、そこにニーチェのすべての原稿など資料を持ち込み、ペーター・ガストに依頼して編纂に着手、後に編纂者はフリッツ・ケーゲルと交替されられたけど、彼に言わせるとエリーザベトはまったく思想だとか、ニーチェの哲学が理解できなくて、終いには投げ出した、と言っています。 エリーザベトがニーチェがまだ死んでいないころから、ニーチェの神話化に着手し、それをナチスに盛んに売り込んだことは事実ですが、でもその編纂はすべてフリッツ・ケーゲルに一任したようです。 ナチス総統ヒトラーを「ニーチェ資料館」に招待し、見せて回った時が、エリーサベトにとって、人生の頂点でした。 というわけで、あまり改ざんしたとか、そんなことは考えなくてもいいようです。 主著「力への意志」を読むと、かなり過激なことが書かれていますが、そのままニーチェが言っていたことで、誰かが改ざんしたものではありません。 ニーチェの本で一番良いのは、何といっても主著「力への意志」。 次が「アンチ・クリスト」、次が「道徳の系譜」、次が「生に対する歴史の利害」、次が「善悪の彼岸」というところですかね。 「ツァラトゥストラはかく語りき」はダメです。害があって益なし。

Y6MaPAebEbnUmeO
質問者

お礼

改竄されていなかったんですね。ありがとうございました。

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