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軍隊の炊事係

軍隊の炊事係について教えてください。 1)まず名称は、炊事係りでしょうか? 2)次に、炊事係りは端役というは底辺の下っ端ながら、食事に関する裁量権があるので、どの兵からも親しくされ、一種の権限のようなものも生じていた、粗末には扱われなかったという証言を何かで読んだ記憶があります。その真偽のほどや実態はどうだったでしょうか。 経験された方の体験談を特に伺いたいです。よろしくお願いします。

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  • mm058114
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回答No.1

体験者ではないですが、一言。 1)日本海軍の担当は主計兵です。 日本陸軍は、どちらかと言うと各自です。 2)兵にとっては、食事は最高の楽しみです。 海軍では、ある意味主計兵と仲良くなっておくと、盛りを多くしてもらったり、 夜に、コッソリ余り物をもらえたりします。 粗末にというより、主計兵を敵にすると、自分に不利益があったからでしょう。 また、陸軍では顔見知りになると、糧秣廠から員数外物資をもらう事ができました。 海軍の主計兵は、戦闘中は、オニギリを作り戦闘食として各所に届けました。 大型艦では、コックも雇っていました。 主計兵は、食事ばかり作っていた訳ではなく、 お金の計算=経理もしたし、戦闘時は、機銃弾の運搬を行なったりしました。 陸軍は、兵営においては、調理された温かい食事を食べることができます。 歩兵は歩兵。 砲兵は砲兵。 工兵は工兵。 輜重兵は輜重兵。 各連隊駐屯地で、各中隊から炊事当番が出て、食事を作りました。 戦場に出た時は、各自で飯盒を持ち、 米、乾パン、缶詰、甘味品、食塩等の携帯口糧を持ち歩きました。 八甲田山に冬期演習に出て遭難した歩兵第5連隊は、大鍋を持参しています。 その歩兵に食材を補給するのは、輜重兵です。 糧秣廠において、定数を何日分として人数を計算し、大隊に渡し、 そこから、中隊、小隊、分隊と分配されました。 また戦争前には、炊飯自動車が開発され、師団に数台配属されました。 これが、97式炊飯自動車で、世界で初めて開発された電気炊飯器を搭載しました。 この炊飯自動車は、第一線の兵に喜ばれたそうです。 ただ、戦場が広がり、師団数が増えると全軍には配属不可能でした。 多分、質問者様の言う炊事係りとは、 陸軍は持ち回り当番制だったり各自なので、海軍の事だと思います。 主計科は、戦闘、航海の実戦兵科で無い訳なので、 低く見られた部分もあると思いますが、 衣食を抑えているので、 食事だけでなく、衣服等も良いモノを回してもらったり、便宜をはかってくれる様に、 みんなゴマをすったのでしょう。

gesui3
質問者

お礼

海軍の主計科ことでしたね。 詳しい回答をありがとうございました。 食事だけでなく、衣服等も扱っていたのですね。そりゃあ、実権ありますね。

その他の回答 (1)

noname#224207
noname#224207
回答No.2

経験者といわれましても70年以上も前のことですので、85歳以上の方ということになりますので当サイトでは無理でしょう。 経験談の伝聞に関してはいろいろなサイトがあります。 「烹炊員(ほうすいいん)」「炊事軍曹」などをキーワードとして検索して見てください 参考 祖父・海軍そして大和 大和の厨房です - 酔漢のくだまき - Gooブログ blog.goo.ne.jp/tsukutaku8384/e/fcb17e405c0b640d854b39e917523... オートジャイロ部隊の思い出 喜多チサト(郷ノ浦町在住、民宿水天荘経営 ... www.geocities.jp/ikikansai2/hurusatokonjyaku/kitatisato.html 「海軍めしたき物語」「海軍めしたき総決算」と言う本が出版されていました。 現在は絶版ですがAmazonなどネットの古書で入手は可能です。 参考 「海軍めしたき総決算」です。 - チャレンジなので。懐古中年、Gose on! cocoro-favorite.hatenablog.jp/entry/2015/10/16/142940 海軍は艦という孤立した世界ですので、全てが自己完結型になっていました。 要員も限られますので大型艦と小型艦とでは違っていました。 大型艦であれば、専属の要員を搭載することが可能でした。 その場合には烹炊員(ほうすいいん)と呼ばれていました。 更に大型艦になると士官の食事を作る民間人の専門の板前が乗船していて雇人と呼ばれていました。 烹炊員にせよ何にせよ調理するだけで、隊(部署)毎の兵員一人一人に配るのは当番制になっていました。 現在の学校給食の給食当番と同じです。 違いは食器を洗って返すという点です。 艦は24時間航行していますので、全ての部署が交替制でした。 陸軍も作戦中に移動する場合は、原則は自炊ですが隊の規模によって違いました。 参謀本部など長期に駐留する場合は、隊の庶務を全て請け負う内務班の役割で炊事軍曹と呼ばれる下士官の元に当番兵がつめていました。 食糧をチョロマカスのは海軍ではギンバエと呼ばれていました。 烹炊員や炊事軍曹の目を盗んでやることになりますが、鉄拳制裁覚悟でやる必要がありました。 海軍では精神注入棒と呼ばれるものが使われていました。 下手をすれば骨折します。 とは言え、この手のチョロマカシをする要領のいい小悪党は何時の時代でもどんな組織でもいます。 別段、旧帝国陸海軍でだけではありません。 接待費のたかりや出張旅費、残業代のチョラマカシは現在のサラリーマンでもやっています。

gesui3
質問者

お礼

たいへん詳しいご回答をありがとうございました。 これが本にもなっているのですね。 やはり事実だったと分かりました。

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