- ベストアンサー
【哲学】ニーチェ→サルトル→?
【哲学】ニーチェ→サルトル→? ニーチェ→サルトル→の次は誰ですか? ニーチェ→サルトル→の源流を組むサルトルの次の哲学者の名前と○○主義を教えてください。 ニーチェ→サルトル→以外の源流を組む哲学もあるんですか?
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
ニーチェの西欧哲学史上における意味は、プラトン・アリストテレス以来の西欧の形而上学の歴史に終止符を打ち、本質より実存の優位を唱えたこと、そして主観・客観、主体・客体の古代ギリシャ以来の二元論の考えを批判して「生」の一元論を唱えたこと、自我・主観・主体・意識という言葉に代えて、「生」と言ったことにあります。 言い換えるとデカルト・カント・ヘーゲル・フッサール(フッサールはニーチェの後の人ですが)までの自我・主観・主体・意識を中心とする近代哲学の、自我・主観・主体・意識が世界を作り上げているという考え方を否定したことにあります。 サルトルの哲学は、本質に実存が先立つ、と主張したことでは、ニーチェを継承するものですが、自我・主観・主体、そして意識を中心として世界や他者を考えたということではニーチェ以前の近代哲学を継承しました。 したがって、ニーチェからサルトルへと直線的につながるものではありません。 ニーチェの「生の哲学」はむしろ、同じフランスのベルグソンに受け継がれ、それがドゥールーズに受け継がれました。 そしてサルトルの自我・主体・意識を中心とする実存主義は、のちにレヴィー・ストロースの構造主義が登場することで、否定されました。 ニーチェの「生」の一元論と、本質に実存が先行するという哲学と、西欧の形而上学の歴史とその批判はハイデガーの存在の一元論に受け継がれ、西欧の形而上学が解体されることになりました。 したがってサルトルの次はありません。 サルトルを引き継ぐ人はいません。 そこで終わりです。
その他の回答 (1)
- hikaricom
- ベストアンサー率25% (195/772)
人間の生命の源は何か?そして人間を支配する心の構造と自我との関係を解き明かしたアメリカのL.ロン ハバードという教育家、哲学者が居ます。 心の構造を解き明かしたこの発表はダイアネティックスという本にまとめられています。 彼はもともとアメリカ初の原子物理学という分野を大学で学んでいたそうですが、人間の生命の力とは何かに関心を持ち、自然科学と物理学を背景に哲学を思想家のみの戯れではなく、人生という実用に移し変える研究をし続け、哲学本来の実用の意義を唱え続けた哲学者です。 彼は哲学者というより、アメリカでは小説家としての名声の方が大きいのかも知れません。 私もパルプフィクションという映画の原作者として知りました。残念ながら彼の小説は日本ではあまり出版されていませんね。 ダイアネティックスという本は、長渕剛さんが人生で最も影響を受けた本の一つに挙げていました。
お礼
みなさん回答ありがとうございます