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英文の疑問点とは?
- 英文の疑問点とは、時制の一致に関するものです。
- 特に、「事実」が現在まで継続する場合には時制の一致の影響を受けないことがあります。
- また、英文の疑問文も意味によって解釈が異なることがあります。
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> The man I met yesterday was your father > 昨日会った男性は、貴方の父親だった この時制での言い方では、和訳で表されている通り、過去のある時点(この文では「昨日」)における事実です。文全体で、過去のある時点の話をしているんですね。 > The man I met yesterday is your father. 「昨日会った男性は、あなたの父親です。」 この時制での言い方では、話者の過去のある時点での出来事(「昨日会った」)の対象の男性が、現時点で父親であるということです。男性に対する説明こそ過去ですが、現在の事実を言う文になっています。 これら二つは、言いたいポイントが異なるのです。最初の文は過去のことだけに限定して言いたいのであり、たとえ聞き手が親子の縁を切っていようがいまいが、無関係に成立する事実を述べようとしています。 二つ目の文では、例えば、聞き手の父親が確かに生きて存在しているということを伝えたいなど、現在のことを言おうとしています。こちらの文は、今も父親であるはずだという前提に立っています。昨日にはまだ父親ではなかった(父親と判明していなかった、今日に継父や養父になった、等々)としても、言い方としては問題ありません。現在時制では、過去のことは原則として無関係なのです。 まとめますと、この二つでは、時制は過去か、今か、言いたい状態の時間を明示するために使い分けられています。過去時制なら現在のことは無関係に過去のことを言いたい、現在時制なら過去のことは無関係に現在のことを言いたいために用いるのが原則です。 以上は、相違が分かるように、解釈してあります。お考えのように、たいていは昨日に父親なら今日も父親でしょうから、二つがさして変わらない意味を持つことも多いでしょうね。どちらでもいいのか、どちらかが適して他方が適さないのかは、文脈や状況が定まらないと判断はできません。 また、お示しの上記のものは、いわゆる「時制の一致」と呼ばれるものではありません。単純に、どの時点なのかを言いたいために時制を使い分けているだけです。時制の一致とは、普通は以下のようなものを指します。 He says he is a good tennis player.(現在時制) →He said he was a good tennis player.(過去時制) that節が主節の時制に機械的に合わされるものですね。仮に現在も「彼」が「現役のうまいテニス選手」だとしても、過去時制にした文でははっきりしません。 そのため、こういう時制の一致を破る言い方もあります。 He says he is a good tennis player.(現在時制) →He said he is a good tennis player.(今もうまいテニス選手) →He said he used to be a good tennis player.(テニスを引退している) > Did you play soccer? 「あなたはサッカーをしましたか?」 過去のある時点(上記例文では、いつかは明示されていない)で、サッカーをしたかどうかを尋ねています。過去のある時点、つまりピンポイントであり、継続性は示されていません。ですからこの一文だけでは、 > 「サッカーをする習慣がありましたか」 とまで解するのは行き過ぎです。サッカーをする人の多くは、1回限りではなく、何度も行うでしょう。技術や知識が必要なスポーツ種目ですから、ある程度以上、習慣的に行っているという合理的な推測はできます。 しかし、(単純)過去時制は習慣までは表さないのです。だからこそ、ピンポイントに過去のある時点のことだけを言うこともできるわけです。むしろ、そのための単純過去時制です。習慣を尋ねたいなら、wouldやused toという言い方を使わないと明示的になりません。 P.S. 要は、意味から推測できることを、原則として文法的な機能(この場合は時制)に交えてはいけないのですね。あくまでも原則としてはであって、例外はあります。 例えば、現在時制では可能表現として同じと言ってよいcanとbe able toでは、過去時制の場合、couldは可能であるが行ったかどうかは不明、was/were able toだと可能であり実際に行ったことを暗示する、といったことがあります。 こうしたことは、英語の慣習というしかなく、原則を踏まえた上で、例外については「この表現はこう受け取られる」ということを丹念に調べて覚えておくしかありません。
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- 92128bwsd
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>父親に会ったという事実は現在も継続するから、 >The man I met yesterday is your fatherではないのですか? >今はもう、「貴方」の父親ではないということですか。 何か考えすぎていないですか?そもそも元の日本語が > 昨日会った男性は、貴方の父親だった で、両方共過去形ですよね。ご指摘のように時制の一致にも適応しているし。無理やりですが、これがもし、 ”昨日あった男性は、あなたの父親である人だった” とすれば、 "The man I met yesterday was the man who is your farther" となるかも知れませんが。 > Did you play soccer?はどうでしょう。 > 「サッカーをする習慣がありましたか」 これは文脈次第です。例えば、この文の前に、 "I lived in Brazil." という話があって、"Did you play soccer?" と聞いたとすると、そのブラジルにいた期間に”サッカーをしましたか”と言う意味に受け止められて、その期間に習慣的にサッカーをしたことを暗示します。ただ、その場合も"Did you play soccer there? "とか"Did you play soccer some times? "とか言う事が多いと思います。
お礼
貴重な御回答に感謝いたします。 成程、 つまり、 時制の一致が適用されるかどうかは文脈によって変わるということで、 よろしいでしょうか。 ということは、 The man I met yesterday is your father か The man I met yesterday was your father かのいずれかは、 両方とも非文ではなく、 話者が何を強調したいかに左右される、という解釈は正しいですか? 両方とも、基本的には同じ意味ですが、 日本語でも「昨日会った男性は貴方の父親だった」は「体験」を、 「昨日会った男性は貴方の父親です」は「主張」を、 それぞれ話者が意識を置いているように思うのですが、 その解釈については正しいですか? お忙しい所お時間を割いていただき、 この度の御回答に深く感謝致しております 敬具
- 中京区 桑原町(@l4330)
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継続してるなら、今も目の前にお父さんがいなければならない 過去の事実はその時点での事実で、お父さんと別れた瞬間に「継続は終わります」
お礼
ご意見ありがたく頂戴いたします 敬具
- 中京区 桑原町(@l4330)
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「父親に会ったという事実」は昨日の事実で、今は会ってないでしょ 「Did you play soccer」・・・動詞は「play」です 「サッカーをする習慣がありましたか」・・・動詞は「ある」です Did you play・・・運動したか? どんな運動かを具体的にしたいから「Did you play soccer ?」となってます
お礼
お忙しいところ、 この度は貴重なお時間を割いて御回答頂き、 深く感謝しております 冷静な御回答、 どうも有難うございます 敬具
補足
>>「父親に会ったという事実」は昨日の事実で、 そうでしょうか。 事実は今も継続しているのでは。 仮に昨日だけの事実ならば、すなわち今日は事実ではないということです。 >>今は会って無いでしょ はい、同感です。 だから、 The man I met yesterdayと、metは過去形になっているのだと存じます。
- angel2015
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あまり意味のある回答ではないですけど つうじればいいタイプの英文なのでささいなことは気にしてないのかも知れないですね。
お礼
この度は、御回答どうも有難うございます。 貴重なご意見、謹んで頂戴いたします。 敬具
お礼
どうも今晩は。 ご回答は、すべて注意深く拝読させて頂きました。 御回答は最後の一文まで、非常に勉強させて頂きました。 とりわけ、 >>これら二つは、言いたいポイントが異なるのです。 の一言に、問題の本質があったように存じます。 The man I met yesterday is your father か The man I met yesterday was your father かのいずれかは、 両方とも非文ではなく、 話者が何を強調したいかに左右されるのであり、 両方とも、基本的には同じ意味ですが、 日本語でも「昨日会った男性は貴方の父親だった」は「体験」を、 「昨日会った男性は貴方の父親です」は「主張」を、 それぞれ話者が意識を置いているのと同じで、 >>これら二つは、言いたいポイントが異なるのです。 ということなのですか。 この度の論理的な御回答に心より感謝致しております。 貴重な御時間を割いて御回答を頂き、どうも有難うございます。 貴方様のご健勝をお祈り致します。 敬具