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「ing」の使い分けを教えてください。
下の2種類の英文を比べて教えてください。 (1)いつから働き始められますか? When can you start to work? (2)来週から働き始められますか? Can you start working next week? 上下共に「~から働き始められますか?」という文章は同じなのに、 なぜworkに「ing」が付いたり、付かなかったりするのでしょうか? それとも、この答えが間違っていますか? どなたか教えてください。
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start to work と start working は文法上どちらも正しく、意味もほぼ同じです。 一般論としてto不定詞は未来(事後)、動名詞は現在(同時)を表します。 例えばI want to work. は「働きたい」と思っているのは現在ですが、実際に働くのは未来のことになります。つまりwork は want より未来(事後)に起こると言えるのです。 それをヒントにあえてニュアンスの差を出すなら、仕事を始める準備期間が必要なのが不定詞で、いきなり作業が始まるのが動名詞のようになります。 しかし、文法だけでその差を決定するのは危険で、特にその差が重要であれば、「直ぐに」「準備」等の単語を使って明確に表現しなければなりなせん。
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- wind-skywind
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ジーニアスにも #1 で述べた進行形以外にも、どちらかが好まれる場合が数個挙げられています。 まあ、好まれる程度で、特にそんなこと意識した例文じゃないでしょう。 全国の中学・高校、塾・予備校で start/begin の後は不定詞も動名詞も同じって教えています。 学校で教える英語がすべてじゃないですが。 ちなみに「いつから」というのは単に日本語の問題です。 School starts at nine / in April. 学校は9時から/4月から始まる。 英語では start は始点にすぎず、前置詞 in/on/at/with などを用いるのに対して 日本語は「~から始める」が多くの場合自然となります。 日本人がつい、start from ~としてしまう場面です。 だから、ここでも「いつから始める」となっているだけのことで、 英語としては「いつ(に)」という when なわけです。
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丁寧にご回答いただきありがとうございます。
> (1)いつから働き始められますか? > When can you start to work? > (2)来週から働き始められますか? > Can you start working next week? この二つは、この文だけ見る限り、start to do/start doingのどちらでも特に問題ないと思われます。しかし、違いは一応あり、文脈や状況によっては使い分けたほうが分かりやすいこともあります。そのことを辞書で確認してみます。 ・プログレッシブ英和中辞典(第4版) start https://kotobank.jp/ejword/start > ━━(他) > 1 [III[名]/to do/doing]…し始める, …しだす > He started to say something but stopped. 彼は何か言いかけたが, やめた > The ice started to melt. 氷は溶けだした > They are starting to move. 移動しかけている > She started teaching English twenty years ago. 20年前から英語を教えている. この辞書の例文でto doとdoingを使い分けている理由を、続けて以下のように解説しています。 > [語法]start to doは事の開始・継続・完了のうち, 開始の局面を表す.したがって特定の場面と結びつきやすく, 自然現象やふとした心の動きなど, 予定どおりでないことの開始をいうときによく用いる. > start doingは開始の局面を表すことはなく, 開始されたことと, その後それが継続していることを含意する. したがって一般的に事の開始をいうときや, 予定どおりの事・すでに継続している事の開始をいうときによく用いる. start do doは、何かを開始する時点に特に注目した瞬間的な言い方、start doingは開始して継続しているという、始まって続くという言い方ということですね。 お示しの文例を考えると、work(働く)という動詞は、働き始めたら後はどうでもいいということは、普通はないでしょう。ですので、start to workのstartが働き始める時点に注目しているとしても、workのほうで継続性が表されます。ですので、start workingとそれほど変わりません。 それでも違いを出した理由を考えるなら、(1)はWhenの疑問文です。「いつ」に注目した疑問文であるわけですね。ですので、start to workのほうがstart workingより適する感じはあるのではないかと思われます。ただし、start workingでおかしいとまではいえないでしょう。 一方、(2)は和訳が「来週から」になってはいますが、英文は単にnext weekとだけ言っており、漠然と「来週」です。1週間の期間というニュアンスも生じています。そう考えると、開始後の継続性も表すstart workingが適しそうということは言えると思います。もし、この(2)をstart to workで言った場合は、まさに和訳の通りの「来週から」(おそらくは月曜から)という、時点についてピンポイントなニュアンスが生じるでしょう。
お礼
とても詳しく教えて頂きありがとうございます。
- wind-skywind
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ing は最初に進行形で出てきますので、 日本人的にはまず「~している」という感じが浮かんできます。 しかし、英語には ing は2種類あって、「~している」の場合と 「~すること」の場合があります。 実はネイティブは特にこの2つを区別しているわけではありません。 日本では前者を「現在分詞」、後者を「動名詞」と言って区別します。 もちろん、英語でも呼び名があり、後者は gerund といい、もとのラテン語的には 動詞を名詞に使っているという意味があるのですが、英語としてはそんな意味には感じません。 だから、現在分詞のはずの ing を平気で gerund といいます。 もっとも、日本人には明らかに違うはずの両者がどちらとも言えない場合があり、 出来上がり的にも卵が先か鶏が先かのようなものなのです。 日本語にしても「~している」で進行形にもなれば、「終わっている」という完了にもなるので、彼らにとっては相当不思議に違いありません。 そして、to +動詞の原形を「不定詞」と言うわけですが、 これにしても日本人的には「~するために」と訳したり、 「~すること」と訳したりするわけです。 この「~すること」の場合を不定詞の名詞的用法と言います。 その結果、「~すること」は動名詞でも不定詞でも表されることになります。 だから、今回の場合、to work も、working も、「働くこと」という意味になり、 start to work, start working はともに「働き始める」という意味になるのです。 動詞の後につなげる場合に、どちらを使うか区別しないといけないことも多いのですが、 start/begin についてはどちらもほとんど差はありません。 You are starting と start が進行形になると、 You are starting working. だと ing が2つ続くことになるので、 to work の方がいい、というくらいです。
お礼
わかりやすくご説明頂きありがとうございます。
お礼
ご回答いただきありがとうございます。 ベストアンサーを決めづらいところではありましたが、 早くにご回答いただいたので、ベストアンサーとさせて頂きました。 みなさん有難うございました^^