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シーズ研究の重要性をどのように上手く説明できるか
「研究」を大別すると,出口に焦点を置いた研究(ニーズ対応型研究)と,可能性を拓くための研究(シーズ研究)に分けれらると思います. ニーズ研究の場合は,「その研究をやって何の役に立たせようとしているのか」というのが自明であるため,一般の方にもその研究の意義が理解しやすいと思いますが,一方で,シーズ研究の意義・重要性については,一般の方はほとんど理解していないどころか,否定的に思われている人の方が多いような気がします. そのような方には,具体例を挙げてシーズ研究の重要性を説明して差し上げるのですが,なかなか理解してもらえないようです.(例えば,生物発光の下村先生の研究例,アイザック・ニュートン氏,光ファイバーの西崎先生の研究例,などを挙げて,「その時何の役に立ちそうかはっきり言えなくても,自由な発想に基づいた独創的な研究が如何に重要か」ということを説明しています.) そこで,シーズ研究の重要性を一般の方に(なんとなくでも)理解してもらうためには,どのように説明をすればよいか,特に学者の方のご助言を頂ければ幸甚です.
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- Postizos
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科学はやっていないのですが すぐに実用品を作るため・実用のための研究とそうでない研究ですよね。 例えば職人さんでしたら、すぐに使うための実用品とすぐには使い物にはならないけれど腕や可能性を探るための自分のための研究や作品とかあります。そういう相手にわかりやすいたとえ話で(悪く言えば)煙に巻くしか無いのではないでしょうか。 例に挙げられている説明も好いと思います。 実際には研究そのものが人間としておもしろいからやるわけで、デザイン(実用)に対する芸術(非実用)というようなたとえもできると思います。 自分でもはっきりとした説明はしきれないと思いますし、相手にはわからないかもしれませんが、自分がおもしろいと思っていることを具体的に説明するのが基本ではないでしょうか。 「実用品」も本当に実用の部分は一部分でしかないようにも思います。 わからないことをわかろうとするのは人間の性癖であるようにも思います。目先のことに追われていると大きな全体の仕組みみたいな物に到達できません。わかろうとする欲求は科学の基にある物ではないでしょうか。 人間にとって役に立つという観点でしか物事や世界を見られないことは人間が自分勝手で狭い了見に閉じこもることにつながります。ましてや自分に役に立つか否かだけでしたらさらに利己主義的にしか世界を見られないでしょう。そうやって絶滅させてしまった生き物とか、人や生き物が棲めないような場所にしてしまった例もたくさんあります。 一般の人でも研究に否定的な人ばかりではないように思います。 たとえ相手が意地悪な気持ちで相手の価値観や権威を否定しようとかいう動機から研究も否定しようという意図がある場合だとしても気負わない誠実な説明はしておくべきだと思います。
- yuklamho
- ベストアンサー率26% (305/1156)
“その時何の役に立ちそうかはっきりし言えなくても、自由な発想に基づいた独創的な研究が如何に重要か” まず、何のために説明する必要があるのでしょうか?そして、あなた自身はどうしてシーズ研究が重要だと思うのでしょうか?
お礼
ご回答ありがとうございました。
お礼
お礼を申し上げるのを失念していました.丁寧にご回答頂きどうもありがとうございました.