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産学連携の大学側のメリットは?

産学連携における大学側(特に研究者の方)のメリットは何なのでしょうか? 研究シーズを,企業と連携して実用化に繋げる場合, 研究者の方の大きなメリットは何でしょうか. やはり,「研究資金が増える」,「自分の研究成果が社会の役に立てるという喜び」でしょうか. よろしくお願いします.

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  • AoDoc
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回答No.3

メリットは研究費と知的所有権と思いますし、特に、国立大の教員を見ていますと、知的所有権をとることをせかされているようで気の毒に感じます。国立大の教員は特に高額の税金を使っているのですから、「自分の研究成果が社会の役に立てる」は当たり前の姿勢で、私立大の教員も同様です。 最近、国立大では知財機構とかTLOとか組織があり、産学共同研究はこれらの組織を通して行います。当然、企業からの研究内容と、教員側の研究経費など相談して決めます。この中から、研究費が教員の研究室にわたります。知財機構とかTLOも確保します。また、産学連携で得た知的所有権は、大学側のものになり、委託した企業はそれを優先的に買う権利があると共同研究の契約書には記載されている場合が多いです。TLO等の知的所有権の件数は多くなっていますが、下記のURLによると企業に買われた額は余り伸びていないようです。以前のデータでは、トップクラスの大学で、20%程度しか特許が売れていないとの資料を見たことがあり、数%程度が普通と思います。日本のTLO精度が成功しているとは言い難いと思います。 大学が独法化されてから、知的所有権で研究費を稼ぐためにこのようになりましたが、企業からすると、知的所有権が大学の所有か、買わなければならないのでは産学連携のメリットが少なくなってきています。電機の大手企業があのようになったのは開発費を削ったことも原因の一つでもあると思いますが、大学との連携がしにくくなったことも原因があると思います。 地方の国立大の教員が、地元の中小企業から、成功するどうかか分からないものに何百万の開発研究費を出して貰うのは不可能に近いとボヤいており、特許も企業のものになりにくいとなると、益々、連携は困難になると思います。多くのポスドクが職に就けず研究者が余っているのに、変な状況になっています。国立大は、出世払いにしても中小企業とも連携しないと日本の技術はおかしくなります。大学間で連携する場合も同様な事が言えます。国立大は高額な交付金を税金から使い、貧しく、研究費の少ない私立大との連携を勧めるような方法を作れば研究の成果も上がると思います。 http://sangakukan.jp/top/databook_contents/2009/1_sgk_renkeidata/6_tlo/pages/2009_28/2009_28.html

octopass
質問者

お礼

お礼を申し上げるのを失念していました.丁寧にご回答頂きどうもありがとうございました.

その他の回答 (2)

  • 1nfinity
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回答No.2

私も研究資金等のことはよくわかりませんが、 最近は国立大学でも企業の名前の付いた建物ができたりしているので、 いろいろあるのでは、と思っています。

octopass
質問者

お礼

お礼を申し上げるのを失念していました.ご回答頂き大変ありがとうございました.

  • 1nfinity
  • ベストアンサー率26% (7/26)
回答No.1

研究者側というより、大学側が資金獲得のために契約するのでは? もちろん、資金とか実用化する喜びなどあると思いますが。

octopass
質問者

お礼

>大学側が資金獲得のために契約するのでは? 産学連携の場合、企業が大学を通して研究者に資金提供するのが普通だと思っていましたが、研究者に渡る資金以外に大学側にも提供される資金があるということでしょうか? ご回答ありがとうございました。

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