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海軍中将の堀悌吉について

皆さま、こんばんは。 連合艦隊司令長官山本五十六の同期生でクラスヘッドの堀悌吉がもし、中将で予備役編入されずに大将に進級し、海軍大臣になっていたら、太平洋戦争は避けられたでしょうか?また、山本は中将で予備役編入されたでしょうか? この方面にお詳しい方、ご回答お願い致します。

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  • mm058114
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回答No.1

陸軍、三国同盟、アメリカの態度が、そのままと仮定すると、堀悌吉でも大勢に影響ないかと。 ただ、海軍代表としてでなく、個人的見解として海軍状況を説明し逃げる、及川古志郎、島田繁太郎の大臣とは、違う展開はあったかもしれません。 同じクラスメートから5人の大将を出す事は難しいと思いますが、32期の4人が大将になったのは、塩沢幸一が昭和14年11月、吉田善吾、島田繁太郎、山本五十六が昭和15年11月です。 32期はトップ堀悌吉、次席塩沢幸一。山本五十六11番、吉田善吾12番。島田繁太郎27番。 堀悌吉が大将になった場合、トップグループの塩沢幸一と同じ昭和14年11月になっているはずです。 大将の定員は決まっていますので、堀悌吉が大将になった場合、28期永野修身、30期百武源吾、31期及川古志郎、31期加藤隆義、31期長谷川清、32期塩沢幸一、32期吉田善吾、32期島田繁太郎、32期山本五十六の内から誰かが予備役になっていたでしょう。 この中では、昭和17年に百武源吾が古賀峯一の大将昇進で、一番最初に予備役になっています。 その時の補職により、人事部で予備役編入者リスト(計画書)がありました。 また、そのリストにより、補職も違いました。 例外的に、海軍大臣、軍令部総長に急に親補されたり、大臣、総長に乞われて、次官、次長、軍務局長、第1部長に就任したり、天皇に乞われて、侍従武官になったりすると、このリストは狂い、再作成になりました。 よって、堀悌吉が大将昇進しても、その時の補職により、予備役編入が山本五十六であるとは断言できません。

ithi
質問者

お礼

御回答有難うございます。 私はそうは思いません。おそらく、山本以上に反対運動をしたと思います。 それから予備役編入はおっしゃるとおり、同期からは5人はないでしょうから、4人しかなれないでしょうね。そして米内海相での次官はおそらく、山本ではなく、堀でしょうから、山本は航空本部長を経て、航空部隊の司令長官で中将どまりで予備役編入だと思います。

その他の回答 (1)

  • eroero4649
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回答No.2

太平洋戦争は、山本五十六が強硬に開戦を唱えて世論と国政を引っ張ったわけではありません。ご存じだと思いますが、むしろ山本提督は開戦反対派だったわけです。だから右翼などから「山本は国賊だから斬れ」などといわれていたのです。 そもそも日米開戦はむしろアメリカが望んだことですから、海軍大臣の人事ひとつで避けられるようなものではなかったですよ。イラク戦争で例えれば、フセイン政権の外務大臣が○○ならイラク戦争は防げたのかみたいな話です。戦争やケンカや恋愛は相手がある話ですから、どちらか一方が回避を望んでも、相手がやる気満々なら穏便には済まないことも多々あります。 山本提督が予備役になることは、むしろ本人が望んだことではないかと思います。日米開戦時に山本提督は連合艦隊司令長官だったわけですが、歴代の連合艦隊司令長官はすべて一代限りでした。二期連続して勤めた人はいないのです。というのも連合艦隊司令長官は激務だし責任も重いので、二期連続で勤められるようなものではないからです。 だけど、海軍側が、山本提督に「もう一期やってくれ」つまり日米戦争をやってくれと頼んだのです。もちろん海軍も彼が戦争反対派であることは重々承知しています。にも関わらず彼に依頼したのは、他に日米戦争などという大きな戦争を指導できそうな人材がいなかったからです。 このとき、山本提督が連合艦隊司令長官を引き受ける条件として挙げたのが真珠湾奇襲計画でした。この計画は山本提督から一度提出されたものの、「リスクが大きすぎる」と却下されていたのです。「連合艦隊司令長官をやれというなら、真珠湾奇襲をやらせろ。それをやるなというなら、連合艦隊司令長官もやらない」と迫って、その結果ああなったのです。 しばしば「歴史にIFはない」といわれるのは、歴史の転換点においては個人の意思ひとつでは覆りようがないような大きなうねりがあったりするためです。

ithi
質問者

お礼

御回答有難うございます。 でも、堀なら山本よりももっと強硬に反対したと思いますね。少なくとも油をアメリカから買っているということをよく知っている人物ですからね。 確かにおっしゃる通りですが、ただ、おかしいと思うのは軍令部という組織が連合艦隊司令部の作戦を採用するということです。これでは軍令部という組織の存在自体問題になりますね。それほど人材を払底させたのは大角海相の海軍条約派の一掃人事だと私は思います。堀はこの条約派の秘蔵っ子でしたから、返す返すも惜しい人事だったと思います。 それから、山本の大将昇進はないと思います。なぜなら、同期で5人の大将を出すことは多分無理でしょうし、彼自身の連合艦隊司令長官もないと思います。同期の吉田大将が存在しますのでね。 おそらく、航空本部長を経て、航空部隊の司令長官で予備役というところかなと思います。

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