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(経済学)最適な消費貯蓄計画ついて

【前提】 2期間モデル(1期と2期)を採用 1期にx1だけ消費し、2期にx2消費した際の効用をlogx1+3/5logx2とする。 1期にy1円、2期にy2円の所得が入る。消費財は1円/単位とする。 預金及び借入は可能で金利はrとし、1期の貯蓄をsとする。 【質問】 所得y1が480、y2が96、金利rが20%のとき、効用を最大化するx1,x2,貯蓄sは いくらになりますか?

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回答No.1

解き方は、通常の家計の消費選択の問題―予算制約のもとで、効用を最大化する消費の組(組み合わせ)を選択する問題―と同じです。 この問題の予算制約は x1 + x2/(1+ r) = y1 + y2/(1+ r) であるが、r = 0.2, y1 = 48, y2 = 96を代入すると、  x1 + x2/1.2 = 48 + 96/1.2 = 128 すなわち  x1 + (5/6)x2 = 128 となり、この制約のもとで、効用関数 U = logx1 + (3/5)logx2 を最大化する消費の組(x1,x2)を求めよ、という問題。ミクロの消費者選択の理論で習ったように、最大化の一階の条件は MRS = 第1財の第2財に対する相対価格 ここで、MRS=限界代替率 =第1財の限界効用/第2財の限界効用 = (1/x1)/(3/5)(1/x2)= (5/3)x2/x1 であるが、第1期の価格=1、第2期財の価格=1/(1+0.20)より、2財の相対価格=1/(1/1.2) = 1.2 = 6/5であるから、効用最大化1階の条件の方程式は (5/3)(x2/x1) = 6/5 すなわち、 x2 = (18/25)x1 となる。これと上で求めた予算制約x1 +(5/6)x2 = 128と連立させて解くと、結局 x1 = 80 x2 = (18/25)×80 = 57.6 よって、貯蓄sは s = y1 - x1 = 48 -80 = -32 これが求める最適貯蓄であるが、最適貯蓄が負の値ということは、この額だけ(銀行から)借金をするということ。第2期には元利合計=32×1.2=38.4を(銀行に)返済するので、第2期の所得96から38.4を差し引いた57.6が第2期の消費となる、ということです。    

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質問者

お礼

とても分かりやすかったです!勉強になりました。

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