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The sound of summer running
- 靴屋の主人であるMr. Sandersonと少年の対話について
- 少年が一瞬で姿を消したことについて
- Mr. Sandersonが文明世界に向かって戻ることを示唆していることについて
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> "Antelopes?" said the old man, looking from the boy's face to his shoes. > "Gazelles?" > The boy thought about it, hesitated, and nodded a quick nod. > このやりとりはどういうことを意味しているのですか? (AntelopesとGazellesは、靴の素材ですか?) 文字通りだと思います。ただし、靴の素材ではありません。 antelope も gazelle も、険しい山岳地帯に生息していて、急峻な崖のような山道を駆け登り駆け下りる動物というイメージが浮かびます。特徴はその 足 です。敏捷な足。他の動物にはスムースには往来が出来ないようなところを平気で往復するのです。 ここでは靴屋の親父が少年に、少年の履いた靴の履き心地を尋ねています。antelope や gazelle を持ち出しているところをみると、軽やかで、体の一部のように感じられるのか、ということを尋ねていると読むのが自然でしょう。 ***************************** > He just spun about with a whisper and went off.について > spin about with a whisperとはどういう意味ですか? これも文字通りだといえます。何か小声で囁いたかと思うと、身を翻して靴屋の親父の前から姿を消してしまったのです。 ****************************** > Moving out of the blazing sun, walking softly, lightly, slowly, he headed back toward civilization . . . . > heはMr. Sandersonさんでしょうか? もちろんです。 > he headed back toward civilization . . . . (彼は文明世界に向かって戻りました・・・?) > このラストの一語はどういうことを示唆しているのでしょうか? 少年との出会いが、靴屋の親父から見れば、一種の幻想のようなものだったということを表しています。靴屋の親父の視点からすると、あるいは本当に幻想だったのかもしれません。 civilization とは 「文明世界」 であり、合理主義の世界です。商売をするのは儲けを得るためです。靴屋の親父ももちろん、店を経営しているからには利潤を追求しているはずです。ところが、まともに靴の代金を払えない少年がやって来て、親父は銭勘定を越えた次元にしばし身を置いたわけです。ひょっとしたらそれは、親父の幻想でしかなかったのかもしれない。そういう余韻を残した、詩的なエンディングです。
お礼
続けて回答してくださってありがとうございます! antelope も gazelle も少年の履いた靴の履き心地を尋ねているんですね。 (なんのことだかさっぱりわかりませんでした) He just spun about~のaboutの個所に惑わされてしまいましたが、「何か小声で囁いたかと思うと、身を翻して」ということですね。 最後、解説を頂いてそういうエンディングだったんだ、ということがわかりスッキリしました。少年が自分の欲しかった靴を履いてお店を出て行く、という場面を想像していたのですが、靴屋さんの主人に焦点をあてたノスタルジックな終わり方だったんですね。 これまでに度々回答をいただいてありがとうございました! お蔭さまで最後まで読み通すことができました! 回答してくださった回答者の方々にもこの場をお借りしてお礼を申し上げたいと思います。