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日本語を教えてください
「確かに」と「確実に」は意味一緒ですか 使う時 置き変えることができますか 例えば 「確実にあるよ」を「確かに あるよ」に代わて いいですか ? こうして 意味変わりますか? 例文と説明 お願いします
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似ていますが、同一の意味とまでは言えない気がします。あるいは、意味はほぼ同じだが、使い分けをする、といった方がいいかもしれません。 「確実にあるよ」 と 「確かに あるよ」 の場合、状況によります。 また、「あるのは確実だ」 「あるのは確かだ」 という語順で用いられることが多いかもしれません。 金の鉱脈の調査をしていて、何かの反応があったとします。「ここに金の鉱脈があるのは確実だ」 と言うのは自然です。それは、機械か何かが反応したとか、金を含有する鉱石が発見されたとか、客観的な証拠があることを前提にして、話し手が自分の確信を述べているわけです。 しかし、ある山に財宝が隠されているという噂があるとします。1人の男が、その財宝を探しに出かけると言う。それを聞いた別の男が、「そんなの、単なる噂じゃないか」 と疑わしそうに言うと、先の男が 「いいや、間違いない。絶対にある。あるのは確かだ」 と言う。 金の鉱脈の話しの場合には、ある程度の客観性があります。それに対して財宝探しの方は、その人の希望的な願望が混じったものです。それぞれの場合の 「確かだ」 と 「確実だ」 を入れ替えることが出来なくはないですが、どちらかといえば、例に出したような表現の方がより自然なものに感じられます。 ある工程の作業をすることになって、監督する立場の人が作業員に、「これは大事な作業だから、手抜きをせずに、全部の確実に終了させていくんだぞ」 という指示をすることがあるかもしれません。この場合、「確かに」 はそぐわない感じがします。「確実に」 という語が、客観性を与えているように思われます。 何かの落し物をした人が、ある店に入って、「さっきここで買い物をした時に支払いをした時には財布を持ってた。あれから店の中を歩き回ったから、その間に落としたに違いない。この店のどこかで落としたことは確かだ」 という場合、その 「確か」 というのは、客観的な証拠があるわけではないので、その人の主観によるものです。 ところが、本当は希望的なものなのに、それがあたかも客観的な真実であるかのように述べる場合にも 「確実に」 という語が用いられることがあります。たとえば、AさんはBさんから、ある銘柄の株を買うように勧められました。Bさんは、「値上がりするのは確実だから、今がチャンスだよ」 と言います。しかし、ある株が必ず、必然的に値上がりするという保証はありません。Bさんは、Aさんにその株を買わせるために、あたかも 客観的な確実性 があるかのように言っているだけのことです。 先ごろ日本で、スタップ細胞は存在したのかどうかということが話題になりました。それを作り出したという人が 「あるのは確かです」 と言えば、客観性を帯びているようにも聞こえます。ただし、その発話者から見た客観性です。外部の者から見れば、その発話者の主観的な発言のようにも聞こえてしまいます。 逆に、ある実験結果を示して、それによってある結論を導くことが自然である場合、「この結果から見る限り、○○であることは確実です」 と述べれば、それは客観性が高く感じられます。 客観的なレベルが高いかそうでないか、そういう面からだけ見てみました。他の面から見れば、両者の表現は交換可能である場合もあるかもしれませんが、とりあえず思いついたのは以上のようなものでした。説明が、少し分かりにくかったかもしれません。
お礼
長い!!! でも ありがとうございました !!よく分かりました!