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式 っていう漢字
卒業式、入学式、式典 の 「式」 形式、格式、延喜式 の 「式」 といった、おそらく大昔から使われていた「式」 一方、 等式、数式、方程式 の 「式」 どうしておんなじ漢字を使うのだろう。 左辺、右辺を等号や不等号で結ぶ「数式」の様式(←あっ、ここにも)って、 近代(日本では代数的解法なんて明治期以降?)になってから出現したと思うけど、なぜ、ここで「式」という漢字を使ったんだろうか。 ふとした疑問です。おヒマなときにでも・・・。
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「式」には「規則やお約束によって定められたもの」と言う意味があります。 卒業式、入学式、式典:「行事」の「内容」が「規則やお約束によって定められている」ので「式」です。 形式:「形」が「規則やお約束によって定められている」ので「式」です。 格式:「格」が「規則やお約束によって定められている」ので「式」です。 延喜式:律令の施行細則で定められた「格式」なので「式」です。 等式:「両辺が等しいこと」が「お約束によって定められている」ので「式」です。 数式:「数の法則」が「お約束によって定められている」ので「式」です。 方程式:中国の数学書「九章算術」に「方程」と言う「お約束」が書かれていて、方程式は「方程というお約束によって定められている」ので「式」です。 様式:「様(ようす、物事のありさま)」が「何らかのお約束によって定められている範囲に入っているもの」を表すので「式」です。
お礼
なるほど、根っこでは「お約束」という同じ意味を含んでいるのですね。 そういえば、公式って formula で、 formalと同源ですね。 なんとなく、同じ意味に見えてきました。 ありがとうございました。