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∇の計算

ナブラ演算子の計算方法がいまいちわかりません。 ベルヌーイの定理の導出でv・∇v(vは太字表記なのでおそらくベクトル)の計算をしたいのですが、 ∇vはこの場合どう計算すればいいのでしょうか? 内積にも外積にもなりませんよね?

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  • spring135
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回答No.1

v↑・∇↑v↑はベクトルv↑とテンソル∇↑v↑の内積の意味です。 ∇↑v↑=∇↑⊗v↑はベクトル演算子∇↑とベクトルv↑のテンソル積(⊗で表す)によって生成される 3×3のテンソルでそのij成分は ∂Vi/∂j (i,j=1,2,3) です。 これに前から横ベクトルv↑(v1,v2,v3)を作用させると ベクトルF↑(v1∂Vi/∂x1+v2∂Vi/∂x2+v3∂Vi/∂x3,v1∂V2/∂x1+v2∂V2/∂x2+v3∂V2/∂x3, v1∂V3/∂x1+v2∂V3/∂x2+v3∂V3/∂x3) が生成されます。 演算子としてv↑と∇↑との形式的な内積 v↑・∇↑=v1∂/∂x1+v2∂/∂x2+v3∂/∂x3 を定義すると F↑=(v↑・∇↑v1+v↑・∇↑v2+v↑・∇↑v3)=(v↑・∇↑)v↑ となり 結局 v↑・(∇↑⊗v↑)=(v↑・∇↑)v↑ となります。 左辺ではテンソルの計算が必要だったのに対し、右辺ではベクトル演算子v↑・∇↑をvの各成分に作用させるだけでよいということを示しています。 流体力学のナビェ・ストークスの方程式は ∂v↑/∂t+(v↑・∇↑)v↑=f↑ (f↑は外力項) の形で書かれている場合が多いでしょう。 これからわかるようにv↑・∇↑は(1/時間)の次元を有し、(v↑・∇↑)v↑は加速度の次元になります。

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