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ナブララプラシアンについての認識は正しいか?
- ナブラは1階の偏微分演算子で、∇で表されます。
- ラプラシアンは2階の偏微分演算子で、Δで表されます。ナブラ同士の内積から求めることができます。
- ナブラの定義は正しく、基底ベクトルを用いる理由は各方向への微小変化を表すためです。なお、ナブラはベクトルの和で表されます。
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Δ = ∇・∇ = (∂/∂x)^2 + (∂/∂y)^2 + (∂/∂z)^2 にせよ、 ∇ = ex(∂/∂x) + ey(∂/∂y) + ez(∂/∂z) にせよ、 単なる暗記のためのタトエバナシです。 (∂/∂x), (∂/∂y), (∂/∂z) をスカラーみたいに扱えば、 内積だの、基底上の成分表示だのみたいな式になる… というだけの話。 歴史年号のゴロ合わせみたいなものだと思えばいい。 ∇ を関数 f(x,y,z) に作用させたとき、 ∇f = (∂f/∂x, ∂f/∂y, ∂f/∂z) = ex(∂f/∂x) + ey(∂f/∂y) + ez(∂f/∂z) と書けますよね。こちらの式の変形は、 基底が出てくることも、和で表せることも、 普通のベクトルの計算だから、疑問はないでしょう? この ex(∂f/∂x) + ey(∂f/∂y) + ez(∂f/∂z) を、 = { ex(∂/∂x) + ey(∂/∂y) + ez(∂/∂z) } f と書くことにしちゃおうよ… と提案しているだけなんです。 Δ = ∇・∇ = { ex(∂/∂x) + ey(∂/∂y) + ez(∂/∂z) }^2 = (∂/∂x)^2 + (∂/∂y)^2 + (∂/∂z)^2 の式で、基底は ex・ex = ey・ey = ez・ez = 1, ex・ey = ey・ez = ez・ex = 0 によって消えるのですが、 これも、∇ をあたかもベクトルのように扱えばそうなる… ということです。 ∇ は、ベクトルではなく、作用素環上の加群の元だ… などの話は、ここではひとまず置いといて。
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- 中村 拓男(@tknakamuri)
- ベストアンサー率35% (674/1896)
ex=(1, 0, 0), ey=(0, 1, 0), ez=(0, 0, 1) とすると ∇=(∂/∂x,∂/∂y,∂/∂z) =(∂/∂x,0,0)+(0,∂/∂y,0)+(0,0,∂/∂z) = ex・∂/∂x + ey・∂/∂y + ez・∂/∂z ですよね。同じものです。 数学的には、ベクトルは単にスカラーの並びですが、 基底を使った表現は、スカラー値がどの基底に基づいているかを 明示します。より厳密な表現と言ってよいと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 ご回答下さいました内容は理解できました。
補足
ご回答ありがとうございます。 ∇=(∂/∂x,∂/∂y,∂/∂z) =(∂/∂x,0,0)+(0,∂/∂y,0)+(0,0,∂/∂z) 単純にベクトルの足し算しをしているだけですか? また、ナブラの定義を ex・∂/∂x + ey・∂/∂y + ez・∂/∂z とすると、ラプラシアンには基底はつかないのでしょうか? 以上、お手数をお掛けしますがご回答よろしくお願い致します。
- Tacosan
- ベストアンサー率23% (3656/15482)
ex, ey, ez をそれぞれ x, y, z 方向の単位ベクトルとすると (1, 2, 3) = 1 ex + 2 ey + 3 ez.
お礼
ご回答ありがとうございます。 ご回答下さいました内容は理解できました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 理解できない点がありますので、再度質問させて頂きます。 ご回答下されば幸いです。 以上、よろしくお願い致します。
補足
いつもご回答ありがとうございます。 ∇に関して、 ∇=(∂/∂x,∂/∂y,∂/∂z)=ex∂/∂x+ey∂/∂y+ez∂/∂z であることは理解できました。 また、Δに関しても、 Δ=∇・∇=(∂/∂x)^2+(∂/∂y)^2+(∂/∂z)^2 となることも理解できました。 ここで、 勾配(grad)は、 スカラー関数をfとすると gradf=∇f=(∂/∂x,∂/∂y,∂/∂z)f=(ex∂/∂x+ey∂/∂y+ez∂/∂z)f となることは理解できます。 発散(div)は、 ベクトル関数をg=(gx,gy,gz)とすると、 divg=∇・g=(∂/∂x,∂/∂y,∂/∂z)・(gx,gy,gz) より計算されますが、 (ex∂/∂x+ey∂/∂y+ez∂/∂z)を使って計算できるんでしょうか? 回転(rot)も同様に、 ベクトル関数をg=(gx,gy,gz)とすると、 rotg=∇×g=(∂/∂x,∂/∂y,∂/∂z)×(gx,gy,gz) より計算されますが、 (ex∂/∂x+ey∂/∂y+ez∂/∂z)を使って計算できるんでしょうか? 以上、ご回答よろしくお願い致します。