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波長限界の測定?

光化学の教科書を読んでいたら以下の文に出会いました。 The short-wavelength limit was set by the transmission characteristics of conventional transparent container materials (glass and quartz) and by absorption by the constituents of the atmosphere itself. 「短波長限界は、従来の透明な容器(ガラスや石英)の透過特性や大気中の成分による吸収によって設定された。」 訳すことはできたのですが、文章の意味がつかめません。「透明な容器の透過特性や大気中の成分による吸収」から短波長の限界をどのように設定したのでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

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  • Kemi33
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回答No.2

 訳としては『短波長側の限界は,従来の透明な容器(ガラスや石英)の透過性に基づいて,また,大気中の成分の吸収に基づいて設定した。』といったところでしょうか。  ここで,「短波長側の限界」とは「短波長側の波長を何処までにするか」という意味でしょう。また,「大気中の成分の吸収に基づいて」とは「大気中の成分の吸収波長を避けて」といった事でしょう。  この文章は,「何かの光吸収を測定している場合の測定波長」あるいは「何かに光照射をしている場合の照射光の波長」についての文章だと思います。で,波長を設定する場合に短波長側を何処までにするかをどうやって決めたかという事でしょう。  この場合,光が化合物まで届かないといけませんが,光源と化合物の間には大気と試料容器が存在します。したがって,これら(大気や試料容器)で吸収されてしまう波長は使用できないことになります。それを考慮して,吸収が存在しない範囲に設定したということでしょう。

oragaharu
質問者

お礼

とても納得のいく回答でした。ありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • kikero
  • ベストアンサー率33% (174/517)
回答No.1

>container materials (glass and quartz)  これは、紫外線の吸収に関するもので、測定セルの材料の事を言っているのではないでしょうか。  波長が短くなるとエネルギーが高くなり、その光を吸収する物質が多くなります。  普通のガラスは、紫外線を吸収するので、紫外線遮蔽材にはなりますが、吸光度測定セルの材料としては使えないし、石英の場合はかなり短波長まで透過するので、紫外線遮蔽材にはなりませんが、吸光度測定セルの材料としては有用です。  同じ材料でも、その不純物によって、透過可能な最短波長の数値は変わります。

oragaharu
質問者

お礼

ありがとうございます。

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