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理論やモデルの「吝嗇性」とは?
経済学や組織論などの英語の文献を読んでいると、特に理論やモデルを構築する話のところで「parsimony」という単語がしばしば出てきます。日本語では「吝嗇性、けち」ということなのですが、そのままでは理解できません。「吝嗇性のある理論」「吝嗇性のあるモデル」とは、具体的にどのようなものなのでしょうか?
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noname#30736
回答No.2
cainさんの回答に オッカムのかみそり が ありましたので 僕なり調べてみました 英語ですが 以下のHPに 詳しく掲載されています
- Cain
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回答No.1
それは、経済学や組織論固有のものではなく、科学と関するものとくに現象の理論化をともなう分野におけるモデル・理論が有すべき性質、あるいは有しているほうがよい理論・モデルだという大きな基準のひとつです。 (1):parsimony= 極度の倹約,けち=現象の本質だけを抜き取り理論化するということともいえますし、 (2):同じ現象を説明できるなら、「無用な」複雑化を避けて、 「最も簡潔な」理論を採るべきだという原則=Ockham's razor :オッカムのかみそり (=law of parsimony)、ともまとめられています。(オッカムの話は、この文脈でしか知らないのでオリジナルの話は別の人にでも聞いてください。) これは、理論化であれば誰もが実践していることですから、少なくとも有名な理論・モデルは、分野に限らず、貴方が質問されている「吝嗇性のある理論」「吝嗇性のあるモデル」ということと理解されてよいと思います。
質問者
お礼
有難うございます。おかげで理解できました。 「オッカムのかみそり」なんて、初めて耳にしました。これについても、調べてみる価値がありそうですね。
お礼
ありがとうございます。 「オッカムのかみそり」でさえ、初耳だったのに、まさか「ハンロンのかみそり」まで出てくるとは。 とても役に立ちました。