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[中文] "菜色"の用法
やや古い記事なのですが、雑誌の内容で気になる箇所があり、質問させて頂きます。 --------------------------------------------------------------------- 吉野家的生意因為停止牛肉飯供應受到影響,Sui然及時推出新菜色,但是....(以下、略) --------------------------------------------------------------------- (月刊『聴く中国語』4月号16Pより) ※ 原文は簡体字です。 当該箇所の日本語訳は、「牛丼販売停止の影響で、吉野家では、新メニューをすぐに取り入れたものの....(以下、略)」となっていますが、問題は、"菜色"という語句です。 どの辞書を見ても、このような用法は記載されていないようですが、この使い方は妥当なのでしょうか? また、一般的に「メニュー」("菜単"や"菜譜"ではなく、料理そのもの) は何と言いますか? ご存知の方、ご教示頂けると幸いです。 # 編集長をはじめ、スタッフに複数名の中国人がいるので、いい加減な内容ではないと信じたいところですが....。
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>このような用法は記載されていないようです・・・ ・合成語や合成句を全て網羅した辞書造りは実現不可能だと考えられます。 本件の場合は「菜」と「色」の二単語による'合成句'だから、辞書には載っていなくても普通の事象です(下述の例:貨色を参照)。それらが既に一単語として確立した言語だったり、特殊な言語ならば載る可能性はあります。 ちなみに'菜色'は文法的に言うと「a+b 構文」です。単語ではないところにご注目(異論はあると思いますが)。 菜は蔬菜、副食品、油菜 などの意 色は種類、情欲、色彩、成分、質量、(色子shai3 zi(サイコロ))などの意。 >『新メニューをすぐに取り入れたものの・・・』・・・ ・上記の掲題本文の翻訳の仕方が適切ではなかったか、意訳が飛躍しすぎた'良い'悪例(汗)です。「新メニュー』とされていたのが本日の疑問の始まりです(爆)。 二単語が結合して一単語の「名詞」に成った例: 菜単 菜譜 菜板 菜包 菜刀 菜豆 菜館 菜緑 菜苗 菜青 菜人 菜色(栄養不良で青白い顔色) 菜石 菜市 菜碗 菜心 菜肴 菜縄 菜油 菜子(油菜の種) & more. 合成句の例「A + B」の例: 貨色(貨物の種類、南方方言では罵詈雑言になるときもありご注意) 白色(白い色) 変色(変色した色) 彩色(色とりどりの色、つまり総天然色) 菜色(料理の種類) 成色 出色 春色(春に吹く風) 風色 各色 国色(国の様子事情) 寒色 紅色 花色 黄色(堕落した色) 景色 面色(人の顔色) 難色(困った様子の顔色) 女色(女性的な様子) 肉色声 失色(顔面が蒼白する色) 特色(特別な兆候) 顔色(物体から発せられる色) 音色 一色(一種類の色) 清一色(全部皆同じ色) & more. おまけで 男色(これは日本語?)。 >この使い方は妥当なのでしょうか?・・・ ・とっても妥当です。 上述の合成句の例の中にもあるとおり、貨色(=貨物の種類)などの合成言語は貿易方面で常用しています。従って、菜色(=料理の種類)も常用で、食事産業では常用しています(中国大陸・東南アジアにて)。 例句; 各種各様的菜色。菜色必選好売的菜。這家菜館的菜色很倶全。 掲題を私なりに正しく翻訳すると以下; *Sui然及時推出新菜色,但是.... =機を逸せず新しい料理の種類を取り入れたものの・・・ となります。 >「メニュー」("菜単"や"菜譜"ではなく、料理そのもの) は何と言いますか? ・食べ物としての料理:菜、菜肴yao2、飯菜。 ・一品料理の料理ご馳走:単点的菜、盤菜。 蛇足; 料理は一般的には、物事を処理する意で多用します。 「新メニュー」と翻訳したのは日本人ですか、それとも・・・?ですか。さしつかえなければ教えてください向学のために。
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- porcelainrooster
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この手の問題はまずgoogleで検索してみては? 私はいつもそうします。 で、さっき検索してみたんですが、確かに日本語の「メニュー」に相当する使い方もあるようですね。 でもそのような使い方をしているサイトはどうやら繁体字のものが多いですね。香港とか台湾とか。 つまり簡体字中国語の世界では‘新語’だから辞書にも無いのでは。 それから料理は普通には‘菜(cai4)’で良いと思いますよ。 日本語からの影響で料理(liao4li3)といっても通じる場合もあります。一部の都市でらしいですが。 それにしても、腹減ったなぁw
お礼
コメントありがとうございます。 > まずgoogleで検索してみては? 気が付きませんでした。 (キーワードが短過ぎるかとも思ったのですが、そうでもないようで......) 恥ずかしながら、ご提示頂いた www.google.com/intl/zh-CN/ は知りませんでした。 (今まで、中文網頁の検索には、www.google.com.tw/ や www.google.com.hk/ を使用していました ) > ‘新語’だから辞書にも無いのでは。 辞書には、「栄養不良の顔色、青白い顔色」と記載されており、こちらが「本来の」意味、用法と思われます。 (小学館版中日辞典 ISBN4-09-515602-3、三修社版中日・日中辞典 ISBN4-384-00029-4 の記載内容です。これ以外の辞書は手元にないため、どう記載されているか不明) しかし、Googleの検索結果では、むしろ上記の意味での使用例のほうが少ないように見えます。 言葉は生き物ですね。 > 香港とか台湾 新語は香台から、というところでしょうか? (香台以外に、上海発のものも多いですが) ありがとうございました。
お礼
書き忘れました。 > 辞書には載っていなくても普通の事象です "菜色"の字面そのものは辞書にも掲載されているのです。 しかし、解説されている用法は、「栄養不良の顔色、青白い顔色」だけなのです。 (No.1へのお礼で述べた通りです)
補足
いつもありがとうございます。 > 料理は一般的には、物事を処理する意で多用します。 本来の用法は仰る通りなのですが、最近は日本文化の影響で"菜"の意味で使う場合が少なくないようです。 (大都市圏だけの傾向?) そればかりか、「写真」まで"照片"の意味で使われ始めているようで、オドロキです。(@_@; > 「新メニュー」と翻訳したのは日本人ですか、それとも・・・? 残念ながら、これは私にもわかりません。 署名記事ではないので、個別の担当者名は記載されていないのです。 参考までに、奥付に記載されている編集担当者を列記します。(敬称略) 発 行 人 : 胡文娟 編 集 人 : 張一帆 編 集 : 略 (日本人3名、中国人3名) 編集協力 : 日本人 (以下、略) 出版元の網頁は下記です。 http://www.long-net.com/