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カールシュミットの政治的なものの概念

カールシュミットはナチスと組んだ点で良いイメージはないのですが、政治的なものの概念について大学で学んで、おもしろいなと思いました。経済は損得、道徳は善悪、というように分けられることに納得したからです。ここで政治は友と敵にわけられるとしていますが、この考えがナチスと結びついてしまったのでしょうか? 政治を敵と友に分けたことでシュミットはなにを示したかったのですか?

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回答No.1

ウィキペディアの最後に ~~~~~~~~ 政治が友と敵を区別する営みであるならば、政治に参加する国民にとって誰が敵なのかを判断することが重要となる。国民がこの判断を放棄すれば、新たな保護者の庇護下において敵を決めてもらうことになる。国民が純粋に人道主義に従って政治的決断を失うことは政治的な主体としての国民が消滅することをもたらす。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BF%E6%B2%BB%E7%9A%84%E3%81%AA%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%AE%E6%A6%82%E5%BF%B5 ~~~~~~~~~ と、まさにこの質問の答えがあります。 さらに、ナチス台頭以前のドイツがどのような状態であったか調べ、 カールシュミットの「独裁」観を加味して、作文すればよい。 ~~~~~~~ 共和政ローマ時代の独裁制に注目したドイツ・ワイマール時代の政治学者カール・シュミットは、独裁制と専制政治の違いを「具体的例外性」にみいだしている。シュミットによると、独裁制は、非常時に現行法規を侵犯するが、それは法秩序を回復するという具体的目的に従属し、したがって独裁は、秩序回復ののちには当然に終了する例外的事態である。独裁がこの具体的例外性をうしなえば、専制政治に転化することになる。 さらにシュミットは、独裁を「委任的独裁」と「主権的独裁」に分類した。委任的独裁は、現行の憲法秩序が危機に陥った時、憲法秩序を維持するためにその機能を一時的に停止する独裁をいう。憲法の規定に非常大権が定められていれば、この独裁は形式的にも憲法に違反しておらず、「立憲的独裁」とよばれうる。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8B%AC%E8%A3%81%E6%94%BF%E6%B2%BB ~~~~~~~ ドイツの混乱状況は、 たとえば、 http://www.geocities.co.jp/WallStreet/6063/senkanki.html そして、 ドイツ国民が敵を決められなかったから、ヒトラーがドイツ国民に代わって敵をユダヤ人と決めた。

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