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しないべき

この前テレビで「~するべきか」「~しないべきか」というのがありました。 物凄い違和感があったのですが、これはご用でしょうか? それとも正式な言い回しとしてこういう風に言うこともあるのですか?

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  • kine-ore
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回答No.10

誤用といえば、単純に「~したほうがいい」「~しないほうがいい」とでもいえば済むところを、そんな日常の言い方とつい混同して、やや難しそうな言い回しを試してみた結果なのでしょう。 これは「べし」という漢語的表現が現代ではもはや見失われ、せいぜい気取ったつもりの誤用が大手を振ってまかり通りつつあるという、死語になりかかった表現によくある末期的現象の一つです。 1.漢語の認定の助動詞「べし」の多段性 1)可為…すベシ(して好い、して構わない)(候文では「たるベシ」) 2)当為…マサニすベシ(するのが当たり前だ) 3)須為…スベカラクすベシ(是非する必要がある) 本来このような使い分けがあったのですが、その知識がない人は何でも「すべし」だと思い込んでしまっているのでしょう。 2.漢語&古語「べし」の現代語用法の条件 1)現代語においても「べし」がつくべき用言は古語であること。 「為(す)」+「べし」であって、「為(す)る」+「べし」とはなりません。 2)連体形「べき」の現代語用法 「~すべき…だ(べき…である)」の形で、本来は「2)当為…マサニすベシ」なのだが、単に「「為(す)る」用法ではなく、上位に関する動詞に付いて「悲しむべきか」「恐るべき子供たち」などと用いて、事実上は「1)可為…すベシ」の意味合いを成している。 3)連用形「べく」の現代語用法 「なるべくしてなった」などの「2)当為…マサニすベシ」は限られており、主に「会議に出席すべく上京した」など、「その行為の目的を表わす」用法で使われます。もちろんこれを現代語チャンポンで「出席するべく」とは致しません。 3.候文での常套句 次の読み方や意味の分からない「現代っ子」の番組製作者は難解な「べし」は忌避すべし。 可為(たるべし) 可成(なるべく) 可笑(わらうべし) 可然(しかるべし) 可有之(これあるべし) 可被下(くださるべし) 可被為下(ならせらるべし) そもそも、このように可(べし)は本来上に来る文字ですが、その打消し「ない」での否定はどの位置にくるものでしょう。 「落語-たけのこ」 http://www.asahi-net.or.jp/~uk5t-shr/takenoko.html 「べくない」 http://kamigatarakugo-and-art.at.webry.info/200904/article_5.html

-ruin-
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 >単純に「~したほうがいい」「~しないほうがいい」とでもいえば済むところ なるほど、確かにその通りですね。

その他の回答 (12)

回答No.2

言い方としては「せずべきか」が正しいと思う。

回答No.1

「~しないべきか」などと言う日本語はあり得ません。 「~するべきか」「~するべきでないか」と言うのが、肯定・否定で対応する言葉になります。

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