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選手権とは
「選手権」は「Championship」の訳語だと思いますが、 いつ頃、誰がこのことばを作った(翻訳した)のでしょうか。 あるいは中国古典などに存在する言葉なのでしょうか 今まで何の疑問もなく使っていましたが、よく考えてみますと 「選手の権」がどうして「Championship」を意味するのか わからなくなってきました。
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語源はギリシャ語では無かったでしょうか? 古代オリンピックは、古代ギリシャのオリンピアで定期的に開催され、選び抜かれた優勝者に栄誉的称号として、「Championship」に近いギリシャ語が振られていたかと思います。 日本語訳する時に「最高戦士の栄誉」の意味を宛てるとした時、戦士に代えて選手を、栄誉に代えて権を宛てた人がいたものかと推測します。 この種の不適切と思える訳語は、明治からの古典的社会主義運動が発展する過程で、ラテン語で書かれたマルクス・エンゲルス論文の日本語訳で顕著に見られます。 一例として「労働者階級の独裁」について、不破哲三氏は「独裁」は論文の主旨からしてもラテン語訳語としても、「執権」とするのが妥当・・・との見解を示されています。 同様に「階級闘争」は「階級間軋轢」とでも、そもそも「階級」という訳語自体、警察や軍隊組織を連想させますから、「階層」もしくは「職業層」とでも言い改めるべきかと、従って、「ストライキ闘争」は「ストライキ権実行活動」とでもすべきではないかと、これは小生の個人的感想です。 これらの社会主義思想に基づく日本語訳は、漢字の母国である中国にも逆輸入され、今日まで殆どそのまま通用しています。 先日「アメリカ合衆国」という訳語についても、よく似た質問を見掛けました。
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- kine-ore
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「champion」は「選手=優勝者」です。 「championship」はその抽象名詞化で「選手権」「優勝」つまりは「選手(=優勝者)としての頂点での覇権(=地位や名誉)」を表します。 ただし、これが「the championship series 」となると「選手権(を賭けた)争奪戦」となります。 また、「championships」と複数形にしながらも単数扱いで「決勝戦/選手権大会」の意味となります。 参考:荒川惣兵衛「角川 外来語辞典」 「チャンピオン 《原義:キャンパス(戦場)を取る人》戦士、闘士、覇者、優勝者。略してチャン」 「チャンピオンシップ 選手権、覇権、優勝 『大毎』1910.1.1」
お礼
お礼遅くなり失礼しました。 選手の覇権を略した造語と考えることにします。