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現代仮名遣い、「-づく」か「-ずく」か?
あくまでも現代仮名遣いのハナシです。 相手の体を指先などでちょっと突く意味の「小突く」を仮名で書くと「こずく」でなく「こづく」なのに、 ひたいを地につけて拝礼する意味の「額突く」は一般に「ぬかずく」と書くのでしょうか?「ぬかづく」と書くべきだと思っていたので質問しています。 どなたか納得の行く説明をしてください。
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質問者が選んだベストアンサー
あなたが納得するかどうかはわかりませんが, 「突く」というイメージがあるかどうかじゃないかな.
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- OKAT
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結局、語源意識の問題でしょう。たとえば次のような使い方があったのを思い出せる人にには、簡単に分かるけれども、そうでない人には「ぬかずく」の意味は理解できても、その語源が「額をつく」であることには思い至らぬ人もあることを考慮して「ぬかずく」を本則としたのでしょう。 「京にとく上げたまひて、物語の多く候ふなる、ある限り見せたまへ」と、身を捨てて額をつき、折りまうすほどに、」(更級日記) それに対して「近づく」「基づく」は誰でも思いつけると判断したのでしょう。ご質問の「小突く」の場合はIMEで入力すると、直ちに漢字で「小突く」と出てくるため、「こづく」でいいとなったのでしょう。 このように「本則」「許容」として複数認められたため、すべてを記憶している人は多分少ないでしょう。 詳しくは、さまざまな資料・書物もありますが、下にかかげたURLなどが参考になります。
お礼
》 …であることには思い至らぬ人もあることを考慮して 》 「ぬかずく」を本則としたのでしょう コレには納得ですが、 『IMEで入力すると、…と出てくるため、…でいいとなったのでしょう』のロジックは納得致しかねます。 何れにしても、コメントをありがとうございました。
- myuki1232
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すみません、間違えました。 「ぢ・づ」の代わりに「じ・ず」を使うことができるのは複合語の場合のみでした。 また複合語の場合は一般に「ぢ・づ」が優先されますが、複合語であっても複合語として意識されないもの等は「じ・ず」を本則とする(ただし「ぢ・づ」も許容する)、とあります。 「額突く」の場合は「ぬか-つく」として分解して意識されにくいため、「ずく」が本則の例として挙げられています。
お礼
辞書によっては「額ずく」しか載っていないので、ひょっとして「ヌカズ」を語幹とする別の動詞が存在するのではないかとも思ったのも事実です。 有益な情報を誠にありがとうございました。
- myuki1232
- ベストアンサー率57% (97/170)
現代仮名遣いでは「ぢ・づ」の代わりに「じ・ず」をいつでも使うことができます。 逆に言えば、「ぢ・づ」が使えるのは例外です。 ご質問の語は例外に当てはまるので、現代仮名遣いではどちらも正しい、です。 現代仮名遣いの話ではなく、どちらが多くの人が好むか、でいえば、「づく」のほうが多いでしょう。 「表記の慣習による特例」としてわざわざ例外として決まっているくらいですし、質問者さんのように「ずく」が間違いだと勘違いしている人も多いです。
お礼
なるほど。そのことが「現代語の意識では一般に二語に分解しにくいもの等として,それぞれ「じ」「ず」を用いて書くことを本則とし」に該当すると理解しました。 コメント、誠にありがとうございました。