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現代仮名遣い

 現代仮名遣い=今の私たちが発音するときの読み方 …と断言して良いのでしょうか?何か違うような気がするのですが、辞書的な説明は今いち分かりにくく、すんなりとのみ込めません。    分かりやすいご説明があれば、お願いいたします。

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  • ベストアンサー
  • Sasabuki
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回答No.2

現代仮名遣い=義務教育で教えている仮名遣い ではないでしょうか。 もっと正確に言うと、内閣告示の「現代仮名遣い」のことになるかと思います。 ご質問にあるように、現代仮名遣いは、発音と仮名遣いを同じにしたいという考えが背景にありますが、一部、歴史的仮名遣いの考えも残っていて、必ず同じではありません。 少し飛躍して、英語の例をあげますが、 英語のつづりって、発音どおりではないですよね? だから中学校などで英語を習い始めたときには、つづりを覚えるのにてこずる人が多いと思います。 これは、かつては、つづりのとおりに発音していたのが、発音のほうが変化していって、つづりと発音の間に違いが生まれてきているというのが主な理由です。(詳しくいうと、それだけではないのですが、割愛します^^) 日本語にも同じようなことがおきていて、古典などで使われているような仮名遣いをいつまでも使っていると、現代では発音との違いが大きく、(特に国語学習の上で)不都合があるから、整理して新しい仮名遣いの基準を示そうとしたのが、「現代仮名遣い」です。 義務教育で教えているために、今は現代仮名遣いが普通になっていますが、政府としては歴史的仮名遣いあるいは、独自の仮名遣い(現代仮名遣いでも歴史的仮名遣いでもない仮名遣い)を制限しようとする意図はないようです。 一度、現代仮名遣いの告示文を確認すると理解しやすいと思います。 長い引用になりわずらわしければ申し訳ありませんが、以下に前文を載せておきます。 現代仮名遣い 前書き 1 この仮名遣いは,語を現代語の音韻に従つて書き表すことを原則と  し,一方,表記の慣習を尊重して一定の特例を設けるものである。 2 この仮名遺いは,法令,公用文書,新聞,雑誌,放送など,一般の  社会生活において,現代の国語を書き表すための仮名遣いのよりどこ  ろを示すものである。 3 この仮名遣いは,科学,技術,芸術その他の各種専門分野や個々人  の表記にまで及ぼそうとするものではない。 4 この仮名遣いは,主として現代文のうち口語体のものに適用する。  原文の仮名遣いによる必要のあるもの,固有名詞などでこれによりが  たいものは除く。 5 この仮名遣いは,擬声・擬態的描写や嘆声,特殊な方言音,外来語・  外来音などの書き表し方を対象とするものではない。 6 この仮名遺いは,「ホオ・ホホ(頬)」「テキカク・テッカク(的確)」  のような発音にゆれのある語について,その発音をどちらかに決めよ  うとするものではない。 7 この仮名遺いは,点字,ローマ字などを用いて国語を書き表す場合  のきまりとは必ずしも対応するものではない。 8 歴史的仮名遺いは,明治以降,「現代かなづかい」(昭和21年内閣  告示第33号)の行われる以前には,社会一般の基準として行われてい  たものであり,今日においても,歴史的仮名遣いで書かれた文献など  を読む機会は多い。歴史的仮名遺いが,我が国の歴史や文化に深いか  かわりをもつものとして,尊重されるべきことは言うまでもない。ま  た,この仮名遣いにも歴史的仮名遺いを受け継いでいるところがあり,  この仮名遣いの理解を深める上で,歴史的仮名遺いを知ることは有用  である。付表において,この仮名遺いと歴史的仮名遣いとの対照を示  すのはそのためである。

その他の回答 (1)

  • shkwta
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回答No.1

>今の私たちが発音するときの読み方 >…と断言して良いのでしょうか? 表記を発音に近づけてはいるが、断言してはいけないでしょう。 「計算(けいさん)」はケーサン、「効用(こうよう)」はコーヨーと読むのが普通ですし、助詞の「は」「へ」も発音どおりでない表記が残ります。

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