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峨々とした山

峨々とした山 の峨々は擬態語、擬声語ですか。

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  • Postizos
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回答No.6

日本語として擬態語・擬声語・オノマトペに入る言葉かというのと、漢語の成り立ちとしてどうなのかというのとふたつの判断があると思います。 まず漢文としての方 形声で我は声・読みを表しているわけですが、字統には我は鋸の象形で不ぞろいの意があると書かれています。形声で我は声・読みを表しているわけですが、声符が意味も関連付けてある場合も無くはないですね、峨は高く聳えるという意味ですけれど。 峨は単独で使われるよりも峨々という形で使われます。 〈常“峨峨”連用〉とあります。 http://www.zdic.net/z/18/xs/5CE8.htm http://www.zdic.net/c/8/39/89149.htm 例外:嵯峨など(嵯峨も畳韻であると字統は書いています。) 漢文の場合畳語・畳韻は擬態語の可能性が高いように思われます。 峨という音と高く聳えるという状態をどうオノマトペとして結びつけるか?高い物を見上げた時に思わず口が開き我(あ・が)という音に結びつくという直感はあります。他には稜線がぎざぎざしているのをガガとあらわすことはできると思います。(今の中国語の音ではアア) 次に日本文としてどうか。 様態副詞ではないとする意見があるようですが、そもそもオノマトペが副詞であるとは限りません。 「ベタベタだ」「ぼろぼろだ」(形容動詞)など たり  《助動詞》 (2)状態を表す漢語に付いて、その状態にあることを示す。 タリ活用形容動詞の語尾とすることもある。 平家物語10「北には青山峨々として、松吹く風索々たり」。〈広辞苑〉 しかし日本文で良く使われる「峨々として」を観れば「峨々“と”」と「と」を付けて使うことがほとんどでしょう「オノマトペ+と」のセットで副詞として使うのは典型的な使い方で、「峨々として」もその一例とも言えます。「堂堂として」も同じと考える考え方はあります。 ↓この中国語の日本の擬態語に関する分析を読むと http://jp.360wyw.com/studyguidance/v1807 A 漢語類似声詞、擬態語 の中に 6、相同語根的重複:奄奄、峨峨。 として峨々が入れられています。 この分析はどうも金田一春彦他の分類を整理しているようなのですが、相同語根的をどう解釈するかですが。 奄は擬態語とは言えないでしょうが奄奄は擬態語なんではないでしょうか。 http://www.zdic.net/c/4/14c/329841.htm 「峨々と(して)聳える」のですから峨を単に「高い」という意味ととらえるなら「たかいたかいと聳える」、あるいは峨々で「険しく聳える」(広辞苑)なら「険しく聳えると聳える」となってどうも畳語の意味がおかしくなるように思います。 まあしかしどうも漢語は擬態語という観念が薄いようで、そういう意識は無いからそういう分類もされていないのかもしれないです。(「擬態語」は和製漢語のようですが、訳語の「擬態詞」を見ても日本語の解説しか出てきません)。 どうも確たる答えでなくてすみません。

ahkrkr
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 峩峩高山巔 という中国語があって、これを「けわしい山のいただき」と訳してくれれば何も問題はなかったのですが、これを「ががとした山のいただき」と訳す人がいたので、「峩峩」という中国語を知らない一般の日本人は「がが」が擬態語だと思った。 ということだと理解しました。

その他の回答 (8)

  • Postizos
  • ベストアンサー率52% (1786/3423)
回答No.9

中国語のWikiに擬態詞という項目がありました。 http://zh.wikipedia.org/wiki/%E6%93%AC%E6%85%8B%E8%A9%9E これによると 〈擬態詞是指用文字化的聲音模擬事物特徵的詞彙。〉 文字化した声音で事物の特徴を模して用いる語彙を指す。 とありますので日本語の擬態語・オノマトペに当たる物でしょう。 それにあたる古漢語=漢文の例として “落落” “侃侃” “洋洋” となってます。 ですので峨々(峨峨)が漢文でもオノマトペである可能性はありそうに思いました。 前にリンクしたサイトの引用元になっている金田一春彦の本に当たれば何か書いてありそうに思います。が引用元が書いてないようです。

ahkrkr
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 なるほど、峨峨 は中国人もオノマトペと認識している可能性もあるのですね。

  • OKAT
  • ベストアンサー率38% (247/639)
回答No.8

 「漢字源」によれば、「峨」は「会意兼形声文字」とあります。分かりきったことと思いますが、「会意文字としては、「山」の意と「我」意(すでに回答にあるように高山の形)が合わさったものであり、「形声文字としては、「山」の意(形)と「我」の発音(声)とからなるということです。  すなわち、「我」は意味も発音も表しているということですね。  ところで、質問者がおっしゃる「擬態語」・「擬声語」は日本語として、どうなのかということではないのでしょうね。「擬声語」は無視するとしても、「ガガ」と発音して大部分の日本人が「スラリ」や「グネグネ」のように姿や形を思い浮かべることはありません。したがって、これは「中国語」としてのご質問と受け取っておきます。中国語のことをほとんど知らない(特に発音)ので、勿論答えることは不可能ですから。

ahkrkr
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 日本語としての質問をしています。

  • Postizos
  • ベストアンサー率52% (1786/3423)
回答No.7

前の中文の擬態語分類の中で“鞠躬如” “洋々”を擬態語としているのは私はかなり同感という思いなのですけど。

  • kine-ore
  • ベストアンサー率54% (808/1481)
回答No.5

#3です。 >結局「ガガ」というのが、意味はなくて音だけ表す言葉なのか、意味のある言葉なのかということになるのでしょうか。  : 結局、分かり易くすれば、そうなるでしょうね。 1)漢詩などで意味が分かる人ならキチンと辞書通り、形容動詞タリ活用由来というでしょう。 2)まったく知識がない場合に、音だけ聞けば、どこかの歌手の名前か、金属がこすれた擬音語と思うでしょう。 3)擬態語としても意味も今一つピンと伝わらず、多くの人の耳に馴染んだ「ギザギザ」などとは比較にならないでしょう。

ahkrkr
質問者

お礼

回答ありがとうございます。

回答No.4
ahkrkr
質問者

お礼

ありがとうございます。

  • kine-ore
  • ベストアンサー率54% (808/1481)
回答No.3

「峨(ガ)」は山の<尖ったさま>を表す形容詞で、「峨峨(ガガ)」と畳語(反復語)にすることで<ぎざぎざした山並み>の形容となっています。 日本語としては「峨峨たり」という文語の形容動詞として、さらに現代語ではその連体形「峨峨たる」と連用形「峨峨と」とだけが残った形であり、その同形では「堂堂たる」「堂堂と」の例などが上げられます。 たしかに、その連用形では副詞的な連用修飾語になるとはいっても、いわゆる様態副詞に属する擬声語(内容補足修飾)ではもちろんなく、またはっきり擬態語(様態限定修飾)であるとまでは言い切ることはできないでしょう。

ahkrkr
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 結局「ガガ」というのが、意味はなくて音だけ表す言葉なのか、意味のある言葉なのかということになるのでしょうか。

  • Willyt
  • ベストアンサー率25% (2858/11131)
回答No.2

オノマトペはどの言語にも存在します。これは中国語の例の1つですね。呵々大笑なんてのもありますよ。

ahkrkr
質問者

お礼

なるほど。中国語の擬態語、擬声語だから漢字で書くわけですね。 よく分かりましたありがとうございました。

  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15297/33016)
回答No.1

    山が「がが」と言う訳ではないので、擬態語です。

ahkrkr
質問者

お礼

ありがとうございました。

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