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「嗚呼」について
「ああ」という感嘆詞?などで、この当て字がつかわれていますが、この「嗚呼」はどの「ああ」にも当てはめていいのでしょうか。 それともどういうシチュエーションでつかうものとか決まりがあるんでしょうか。 「鳴」はなんとなくわかるんですが「呼」が使われるのもちょっと不思議です。 「ああ~疲れた」とかであれば、誰を呼んでいるわけでもないですし。
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藤堂明保「漢文と日本語」(秀英出版)によれば、「嗚呼」は日本の漢音では「ウコ(ヲコ)」であって、北京語なら「u-hu」と発音するのに、それが感嘆詞であるとは思えないと考えた汪栄宝という学者は、きっと古典時代には「a-ha」と発音したに違いないと言い出し、それが中国上古の発音の研究の端緒となったという昭和初期のエピソードが載せられています。 「「噫!!」は少しゆるんだ母音で、まず「オー」といったところ、「唉!!」は「アイ!!」と嘆息する声である。「嗟!!」は当時の中国語でツアであるから、さしずめ日本の「チェッ!!」といった叫び声に近い。…ただしこの”舌打ち”は日本ではいまいましいときに使うが、中国ではすばらしい芝居の演技をほめて「ツア、ツア」と舌打ちをする。…以上のさまざまな感嘆詞は、訓読ではいちように「ああ」と読むことに決まっている。」(「同書」147頁) 感嘆詞「ああ」の漢字をj喜怒哀楽を示す10種類以上に使い分けたことで有名なのが「黒衣聖母」の詩人日夏耿之介でしょう。 「叱嗟(ああ) いま大宇宙 あなたの荒魂の央に磨かれておりまする」 「羌(ああ) されど暮れ方がまったく亡び」 「悪(ああ) いかほど淫惨な柔肌か」 「都(ああ) 美しい夜景である」 「於(ああ) 御母よ」
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- marbleshit
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さしずめ鳴きながら連呼する場合に用います。
お礼
連呼の呼なんですね! ありがとうございます
お礼
わー!色々詳しくありがとうございます! 「ウコ(ヲコ)」や「u-hu」のほうが、確かに漢字にあった読み方であるきがします。