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との(という)ことでした、との(という)ことです
日本語を勉強中の中国人です。「~とのことでした」「~とのことです」、「~ということでした」、「~ということです」の違いをどなたか教えていただけませんか。混乱中です。 また、質問文に不自然な表現がありましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
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「とのこと」とは、自分が他の人から聞いたことをさらに別の人に伝える時に使います。 よくあるケースは、電話の伝言メモですね。 例えば、 田中さんへ 佐藤様からtelあり。 急用が出来たので、本日の打ち合わせは欠席するとのことです この場合、佐藤様からの伝言を聞いたのは過去になりますが、「とのこと」には過去のニュアンスが含まれるので、最後は「です」となります。 「とのことでした」を使う場合は、「でした」のあとに接続詞を付けて、話を聞いた、その後の出来事などを記述する場合に使います。 例えば、 (1)佐藤さんから電話があり、急用が出来たので、本日の打ち合わせは欠席するとのことでしたが、結果的には30分遅れで出席されました。 とか、 (2)佐藤さんから電話があり、急用が出来たので、本日の打ち合わせは欠席するとのことでしたので、会議は中止しました。 (1)の場合、時系列で佐藤さんの電話、30分遅れで会議の出席、今の順です。 (2)の場合、時系列で佐藤さんの電話、会議中止、今の順です。 「ということ」を上の「とのこと」に入れかえても、意味は通じます。 でも、他の人から聞いた話を別の人に伝える場合、「とのこと」の方がより適切です。 「ということ」という言葉は、「とこのと」と同じ意味以外に、説明の時に使う言葉ですね。 例えば 「ドコモとソフトバンクの料金を比べた場合、トータルではソフトバンクの方が安いということです」とか。 ということの場合、後ろに来る「です」と「でした」の違いは、時制の違い、つまりですは現在形、でしたは過去形を表すと考えてよいと思います。 この説明でわかりました?
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- hakobulu
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無意識的ではありますが、それぞれ微妙に使い分けられています。 1.「社長にお会いしたいとのことでした」 : 『話の内容は、「社長にお会いしたい」でした』という意味。 【こと=話した内容】に重点が置かれている。 同時に、【話した時間(過去)】についても述べている文。 2.「社長にお会いしたいとのことです」 : 『話の内容は、「社長にお会いしたい」です』という意味。 【こと=話した内容】に重点が置かれている。 【話した時間(過去)】については触れていない。 【こと=話した内容】だけに注意を集中して聞き手に伝えたい場合の表現。 3.「社長にお会いしたいということでした」 : 『「社長にお会いしたい」と話していました』という意味。 【こと=話すという行為】に重点が置かれている。 同時に、【話した時間(過去)】についても述べている文。 4.「社長にお会いしたいということです」 : 『「社長にお会いしたい」と話しています』という意味。 【こと=話すという行為】に重点が置かれている。 【話した時間(過去)】については触れていない。 【こと=話すという行為】だけに注意を集中して聞き手に伝えたい場合の表現。 [1・3]は、「話した時間(過去)」を明示しているため、連絡があった状況を正確に伝えていることになります。淡々と事実を正確に伝えたい場合に適しています。 [2・4]は、「話した時間(過去)」にこだわっていない分、「話したという事実」や「話した内容」を強調的に相手に伝えるニュアンスになります。重要な、または、緊迫した事柄と認識して伝えたい場合に適しているでしょう。 微妙な違いですから、どれを使っても、特別、決定的な間違い表現になることは、まずありませんが、一応の構造は以上のようになるかと思います。
お礼
ご親切に回答していただきありがとうございます。いろいろとても参考になりました。
- kamobedanjoh
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外国の方からは、日本語の曖昧さに困惑されることと思います。 「~とのことでした」「~とのことです」の、どちらも同じ意味なのですが。 「~ということでした」「~ということです」も、やはり同じ意味です。 「~とのことでした」「~ということでした」は、「~とお聞きしました」の意味ですが、 「聞く」という動詞部分にのみ着目すれば、過去形であって然るべきでしょうが、 「~」の内容は現在も継続中です。 こうした場合には、人によって現在形で表したり、過去形を用いる場合もあるものの、 「~の内容自体」は現在も継続中なのです。 つまり、~が事実として現在も存在している場合の、表現の仕方が人によって、時によって適宜選択されている訳です。 要旨をご説明致しましたが、なお不明な点がお有りでしたら、補足を下さい。 混乱にはご同情申し上げます。
お礼
ご親切に教えていただきありがとうございます。とても参考になりました。なんとなくわかりましたが、本当にわかったかどうか自信がありません。疑問がわきましたら、またよろしくお願いいたします。
「~とのことでした」と「~ということでした」との違いは「の」「いう」です。 日常的には明確に意識して使い分けてはいません。 習慣的に「の」を使う場合には事象のみを言い表します。 「いう」は「言う」と書き換えることができます。 使い分けを考える場合には、「いう」は「理由」の「由」とお考えいただいた方が理解しやすいかと思います。 「由」は本来であれば「ゆう」と書きますが、「いう」であっても意識的には下記の例のような意識を伴っています。 例 「集合時間に遅れるとのことでした」 「なぜ?」 「電車が事故で遅れたということでした」 纏めて 「電車が事故で遅れたので、集合時間におくれるということでした」・・・遅れる理由が主体の説明 「電車が事故で遅れたので、集合時間に遅れるとのことでした」・・・集合時間に遅れることが主体の説明 「~とのことです」と「とのことでした」との違いは「です」と「でした」です。 「です」は現在の状態を表し「でした」は過去の状態を表します。 例 「集合時間に遅れるとのことです」・・・遅れるという連絡が今入ってきた状態。 「集合時間に遅れるとのことでした」・・・遅れるという連絡が話をしている時点よりも前に入ってきていた状態。 分かり易く言いますと以下のようになります。 「今、A氏から連絡があって集合時間に遅れるとのことです」 「先ほど、A氏から連絡があって集合時間におくれるということでした」 但し、日常的にはあまり正確には使い分けられていません。 尚。ビジネスの場では「という」ではなく「との」を使うことを習慣とされることをお勧めします。 文書などで使う際に「ということです」と記載すると伝聞を伝えているだけで、責任回避の意想があるとみなされます。 「あいつがこう言っていた」「オレはしらん」という意識があると受け取られます。 「との」を使えば、自動的に起きた事象と原因理由を明確に区分して説明することになります。 文章を読む相手が理解し易くなり、誤解を最小限にすることができます。
お礼
ご丁寧に教えていただきありがとうございます。とても難しいですね。大変参考になりました。実際使用する際に、疑問がわきましたらまたお聞かせていただくかもしれません。
- ゆのじ(@u-jk49)
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「~でした」と「~です」は、過去と現在の違い。 「~という」を遣うことでリズム感が生まれたりする場合があるが、これを、多用すると文章が五月蝿くなる。なるべく避ける努力をするのが賢明。 「~とのこと。」という体言止めも決して不自然ではないという理解が必要かと思われる。
お礼
早速ご回答いただきありがとうございます。参考になりました。
- juritaro
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あくまでも私個人の見解ですが参考になれば幸いです!! まず、『でした』と『です』についてです。 『でした』の方が『です』よりも時間が経ってから使います。 そして、『…との』と『…という』について! 『…との』は1つのことから言えることで、 『…という』は総合的に見て言えることだと思います。 質問文に不自然なところはないですよ~ 日本語の勉強頑張ってくださいね≡3
お礼
早速のご回答ありがとうございます。大変参考になりました。がんばります。
お礼
ご親切に教えていただきありがとうございます。わかりやすいです。大変よい勉強となりました。