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「かつかつ」と「ぎりぎり」の違い 2
こちらで「かつかつ」と「ぎりぎり」の違いを教えていただきました。 http://okwave.jp/qa/q8517714.html 上の御説明を理解できたと思うのですが、確信がありません。 それで、次の2つの場面例をいくつか上げていただけないでしょうか。 (1)「かつかつ」では言うが「ぎりぎり」では言わない場面例。 (2)「ぎりぎり」では言うが「かつかつ」では言わない場面例。 よろしくお願いします。
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#1&#3さんの回答の通り、今日では関西圏を除いては使うことのない言い方なので、その差異の対比はそのままでは無理がありそうです。 参考:過去問「かつかつ」 http://okwave.jp/qa/q5929094.html 古語の形容動詞「カツガツ(且且)たり」は「やっとのことで(生計など)支えている様子」を指します。 浪速弁では「カタツカタツ(片片)」の転ともされ、「辛うじて/手一杯」や「ほとんど/どうやら」の意味が混じっています。さらには「かつかつ(飢飢)」の意味合いも籠もっており、それは空腹で貪り食う「がつがつ」にも通じる様です。 (参考:牧村史陽編「大阪ことば事典」講談社学術文庫) 武家社会では「カツカツ」という音は「戛戛/戞戞」という剣戟の響きが重なることもあってか、「頭のギリギリから足のつま先まで」の言葉通りの、「ギリギリ(限限)」という極限(最大限あるいは最小限)を表わす言葉が、また接触寸前や達成間際の「スレスレ(摩摩)」や、また差異や余裕が僅かである「カツカツ」の関東的俗語調での「カスカス」などへと分化していったとみられます。
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- fxq11011
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かつかつ、は余裕を表す、ただしその度合いは極微。 ぎりぎり、は不足を表す、ただしその度合いは極微。 ギリギリだが、不足は不足、だめなものはだめ。 カツカツだが、(十分な)余裕がないだけで、不足しているわけでもないので、OK。 カツカツだが、だめ、×この言い方は違和感あり。 カツカツのため、だめ(俗にいう目減りを見込んで余裕が必要な時)〇 ギリギリのため、だめ(目減り見込むまでもなく不足)〇
お礼
補足に書いたことが分かりにくいので書き直します。 補足に書いたことは、次の『 』内とだいたい同じ意味です。 『すみませんが、末尾4行の意味が分かりません。 例えば、最後の行(ギリギリのため、だめ(目減り見込むまでもなく不足)〇)は次の(a)の意味でしょうか。 (a)例えば、「ギリギリのため、だめ」という表現があるが、これは「目減り見込むまでもなく不足」という意味であり、〇である(つまり、用いてよい)。』
補足
御回答いただき、ありがとうございます。 すみませんが、末尾4行の意味が分かりません。 例えば、最後の行(ギリギリのため、だめ(目減り見込むまでもなく不足)〇)について次のものをお教えいただけないでしょうか。 (1)「ギリギリのため」の主語は何でしょうか。何がギリギリなのでしょうか。 (2)「だめ」の主語は何でしょうか。何がだめなのでしょうか。 (3)「〇」の主語は何でしょうか。何が〇なのでしょうか。
- SPS700
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僕の場合はいとも簡単です。「かつかつ」は使いません。
お礼
使われないんですね。 ありがとうございました。
- 1311tobi
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詳しくは下記をご参照ください。 http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2995.html 以下は一部の抜粋(重言)。 まず結論分から。 うんと簡略化する。 意味は似ているけど、用途がかなり違う。 「ぎりぎり」は「限度に非常に近い状態」を表わす。 「かつかつ」もほとんど同じ意味だが、用途が限られる。 「かつかつ」が使われるのは「生活(金銭面)」と「時間(タイムリミット)」だけ(個人的には疑問がある。詳細は後述)。その場合も、「ぎりぎり」に言いかえることができる。 辞書の例文を見る限り、 (1)「かつかつ」と言うが「ぎりぎり」とは言えない例はない (2)「生活(金銭面)」と「時間」以外の「ぎりぎり」は、「かつかつ」とは言いにくい http://kotobank.jp/word/%E3%81%8B%E3%81%A4%E3%81%8B%E3%81%A4?dic=daijisen&oid=03383500 ■Web辞書『大辞泉』から ================引用開始 かつ‐かつ 【かつかつ】 [副] 1 ある状態をかろうじて保っているさま。「―の生活をする」 2 限度いっぱいで余裕のないさま。ぎりぎり。「開演に―間に合った」 ================引用終了 http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/58228/m0u/ ================引用開始 ぎり‐ぎり【▽限り▽限り】 [名・形動]限度いっぱいで、それ以上余地がないこと。また、そのさま。副詞的にも用いる。「しめきり―に間に合う」「経済的に―な(の)状態で生活する」「―許容できる線」 ================引用終了 これじゃ何もわからない(泣)。 こういう場合、下記を一応ひいてみる。ムダに終わることも多いが、参考になることもある。 【goo類語辞典】 http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/thsrs/15236/m0u/%E3%81%8E%E3%82%8A%E3%81%8E%E3%82%8A/ ================引用開始 ぎりぎり/すれすれ/一杯一杯(いっぱいいっぱい)/かつかつ [共通する意味] ★限度に非常に近いようす。 [英] barely; narrowly [使い方] 〔ぎりぎり〕(名・形動)▽ぎりぎりの線まで譲る▽門限ぎりぎりに帰る 〔すれすれ〕(名・形動)▽違反すれすれの選挙運動▽すれすれで及第する 〔一杯一杯〕▽ぬいしろ一杯一杯のところに縫い直す▽採算がとれる一杯一杯の値段 〔かつかつ〕(副)▽親子五人かつかつ生きている▽かつかつだけど、なんとか間に合う [使い分け] 【1】「ぎりぎり」は、それを超えると許容できないという限度に非常に近い状態であること。 【2】「すれすれ」は、客観的にある基準となるもの、あるいは想定できる基準となるものに非常に近い状態であることを表わす。 【3】「一杯一杯」は、その状態の許容範囲の限度のところまで来ている様子。 【4】「かつかつ」は、最低限度の乏しい状態の中で、どうにかこうにか、の意味になる。 [対比表] (省略) ================引用終了 これでも何がなんだか。 もう少しわかりやすく書いてもらえないかな。 ここから先は当方の主観。 「肯定/否定」で考えるなら……どちらもアリ。言い回しの問題……って気がする。 「ぎりぎりセーフ」は肯定的だが、「セーフはセーフだけど、ホントにぎりぎり」と言えば決して肯定的とは言えない。 「食っていくのがやっとのかつかつの生活」と言えば否定的だが、「かつかつの生活ですけど、幸せに暮らしています(笑)」なら決して否定的とは言えない。 1)当方の語感だと、「かつかつ」は死語に近い。唯一使うのは「かつかつの生活」など「生活(金銭面)」だけ。これも滅多に使わない。 2)「(タイムリミットに)かつかつ間に合う」は辞書にある例文だが、強い異和感がある(「誤用」とまで言う気はない)。 【少納言コーパス】 を調べてみた。 http://www.kotonoha.gr.jp/shonagon/search_form ヒットしたのは13例。オノマトペの「かつかつ」「つかつか」(2、6、8、11)を除くと、ほとんど(13例中6例)が「生活(金銭面)」。例外は下記。 「1」(布の目かつかつに「中野様」と書かれた渋紙の名札が)→ぎりぎりの意味と思われる 「3」(メモリの容量がかつかつなので)→「生活(金銭面)」にきわめて近い 「9」(先に釣果だけ44cm頭に42・42・40かつかつ~」→ぎりぎりの意味と思われる 3)本題には関係ない話だが、「ぎりぎり」の使い方に興味が湧いた。 (略)
お礼
かつかつとぎりぎりは似てるんですね。でも、使い分けられるんですね。 ありがとうございました。
- ゆのじ(@u-jk49)
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かつかつは、旧世代の言葉。今日的には、こういう死語と化している言葉を遣うことは希。かつかつの使用例(広辞苑)にしても、「ぎりぎり」を遣った方が自然と感じる。
お礼
かつかつは使われないんですね。 ありがとうございました。
お礼
かつかつは特別な意味合いを持つんですね。 ありがとうございました。