終戦後のGHQについて

質問

第二次世界大戦で日本が負けた後、連合国軍が占領してるときに、ソ連やイギリスは昭和天皇を戦犯の筆頭にあげていて、処刑の可能性もあったようです。しかし、総司令官のマッカアサーは天皇を処刑すると、各地で反乱、ゲリラ戦が起きて収拾がつかなくなると判断し、融和策をとったと聞きました。そのとおりなのでしょうか？

回答No.2

hekiyu · ベストアンサー

こういう理由は一つではありません。

米国は当時、天皇は１７個師団の力がある、と
分析していました。
そういうことで、反乱という懸念もあったでしょう。

その他に、いわゆるＡ級戦犯とされた人達の嘆願が
ありました。
自分らは裁判で、あまり反論しないから天皇は助けろ
という司法取引に近いものがありました。
反論されたら困る米国は、この取引に応じました。

最後は社会主義の台頭です。
日本に勝利したのは良いのですが、ソ連、中国が
台頭してきました。
社会主義は平等を理念としますので、天皇制とは
相容れません。
それで、社会主義への防波堤とすべく天皇を残す
ことに決めました。

お礼

ありがとうございます。

なるほど、いろんな事情があったようですね。反乱の可能性、Ａ級戦犯の人たちが自分らの命はいらないから天皇は助けて欲しいと嘆願したこと、社会主義への防波堤として天皇を利用しようとしたことなどですね。

戦犯の人たちは、天皇制の維持が第一で、それが駄目なら東京裁判でいろいろ反論したのでしょう。例えば、東京大空襲や広島・長崎原爆投下などは、人類史上まれに見る大虐殺ですから当然そういう点も言及したと思われます。なにしろ、アメリカのそれらを命じた司令官が「アメリカが負けてたら、自分が死刑だったろう」と認めてるというくらいですから。勝てば官軍ですが。
そういう反論しない代わりに、天皇は助けてくれという取引もあったようですね。

戦後の東西冷戦も要因だったようですね。天皇の戦争責任についてはいろいろ言われてますが、興味があるので詳しい本でも読んでみようかと思ってます。

回答No.4

noname#192862

その通りです。

お礼

ありがとうございます。

回答No.3

SPS700

これは、マッカーサーの態度を変えさせた会見の時の通訳の話です。
　　　　https://www.youtube.com/watch?v=inE1DSH0jrk

お礼

ありがとうございます。

天皇とマッカーサーの会見時の通訳の話は貴重ですね。目の前で見てるわけですから。これを見ると、マッカーサーは天皇の言葉に感激して考えが変わったみたいですね。

他にもいろんな理由があったようですが、これもひとつの要因なのでしょう。

回答No.1

tpg0

その通りです。

日本の敗戦後直ぐの昭和20年9月に、昭和天皇はGHQ本部にモーニングの正装でマッカーサー司令官を訪問し「この度の戦争責任は全て私一人が受ける」と申し出たことにマッカーサー司令官は「天皇は世界一の紳士」だと深く感銘して、日本国民が天皇を崇拝してる理由が理解出来たそうです。

天皇との会見前は横柄な態度だったマッカーサー司令官は天皇の言葉を聞いてからは態度が一変して天皇を玄関先まで見送ったと言われてます。

そして、日本国民に敬われてる天皇を戦犯としたら戦後の日本国民を纏められないと判断して、翌年の昭和21年正月には「天皇は日本国民の象徴」であるということになり、戦犯として不問としました。

このような、報道が日本国民に知られるようになり、マッカーサー司令官は当時の日本国民には慕われ、昭和25年に勃発した朝鮮動乱(朝鮮戦争)の作戦でトルーマン米国大統領と意見が対立して司令官を解任され米国に帰国するマッカーサー司令官夫婦は当時の吉田茂首相を始め多くの日本国民から惜しまれて見送りを受けました。

お礼

ありがとうございます。

会見して、マッカーサーの考えが変わったことも大きいみたいですね。その他いろんな理由もあったようですが。

朝鮮戦争時、トルーマン大統領が停戦の準備を始めたのに、マッカーサーが強硬に中国攻撃を主張し（原爆使用も辞さないと言ったようです）、そうなった場合ソ連・欧州まで参戦して第三次世界大戦の危機だと考え、司令官を解任されたようですね。
なら、なぜトルーマンは広島・長崎への原爆投下は承認したのでしょうかね？腑に落ちないです。当時、あんなもの使わなくても日本は虫の息で降伏は時間の問題だったのに。
世界に対して、こんな武器を持ってると誇示することや、実際に戦闘で使ってみたいという思惑だったといわれてますけど、許せない行為です。この件でアメリカが謝罪したという話も寡聞にして聞きませんし。