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説得力のある文章とは?
- 樋口裕一氏の著書「わかりやすい文章を書く技術」では、逆説的な話題で始める書き出しを説得力のある手法として紹介しています。
- 逆説的な主張をする文章からスタートすることで、読者の興味を引きつけることができます。
- しかし、単に逆説的な主張をするだけではなく、根拠を明確にすることが重要です。
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質問者が選んだベストアンサー
まず、根拠が全く『明確に』なっていませんね。 ・暴力があるからこそ、人は痛みを知ることができる。→暴力が無ければ、人は痛みを知ることができないと断言できるのか? ・痛みを知らない人間は他人を容赦なく傷つける。→事実か?痛みを知っているからこそ(被っているからこそ)他人を容赦なく傷つける、というパターンも同程度に多いのではないか? ・誰もが若いうちに暴力を体験すれば、人の痛みを理解できる優しい社会になるはずだ。→暴力体験者が人の痛みを理解するだろうことは推測できる。しかし、だからといって、暴力体験者が他人に対して優しくなると断言できるのか? 暴力体験者だからこそ、他人に対して暴力を振るうことで、その体験を清算しようとする心理は働かないのか? いじめや虐待などが負の連鎖によって生じていることは、今や周知の事実であるが、それを覆すだけの根拠は持っているのか? 全くひどい論理です。 これは、次のような詭弁と何ら変わるところがありません。 「泥棒は無くすべきではない。 泥棒がいるからこそ、人はお金の大切さを知ることができる。お金の大切さを知らない人間は、他人のお金を容赦なく盗む。 誰もが若いうちに泥棒被害を体験すれば、お金の大切さを理解できる正しい社会になるはずだ」
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- Tann3
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著者の樋口裕一氏のこの主張が、質問者さんの印象に強烈に残ったわけですね? ということは、例文の巧拙とは関係なく、「面白く読ませるための手法として、書き出しを逆説的な話題で始めることを主張し」という著者の主張は正しいことが実証されているわけですよね?
お礼
回答ありがとうございました。
補足
>著者の樋口裕一氏のこの主張が、質問者さんの印象に強烈に残ったわけですね? 私の印象に強烈に残っているのはこの主張だけではありません。著者の本のかなりの部分で疑問に思うところがありました。ここで取り上げた例文はあくまでもそのひとつに過ぎません。 著者のこの本(「わかりやすい文章を書く技術」)を読むに当たって私は、かなり期待していました。それは、「小論文の第一人者によるビジネスマン向け樋口式文章術の決定版」とあったからです。 しかし、私の期待は裏切られました。実にそれは「羊頭を掲げて狗肉を売る」内容でした。出版社にそのことを問い正そうと思っています。果たしてどういう回答があるかどうか。 おかしなことに、著者の樋口氏はそのブログで、この本(2013年10月発行)よりもそれ以前に他の出版社で出した本の方を推奨していました。いったいどういうことかと思います。訳がわかりません。
- kamobedanjoh
- ベストアンサー率27% (1021/3686)
樋口氏は、文章の書き方の一手法として、逆説的書き出しを紹介されたのではないのですか? 百人が百人、皆同じ書き出しを真似ていては、何の魅力も感じなくなります。同じ人が毎回同じ手法の繰り返しでは、飽きられてしまいます。 「時にはそうした工夫も必要」と解した方が、無難でしょう。 例文について、小生なら 「暴力は絶体に許せない。暴力で自己の意志を貫こうとするのは、最低の人間だ」 と言うような書き出しにします。 後続の文章で、暴力が心の支えにもなり得ないことを説くことになります。
お礼
回答ありがとうございました。
補足
樋口氏は、“ 面白く読ませるための「書き出し」”という項目の中で、次のように書いています(156ページ)。 >できる文章を書くために型を守って丁寧に書いていけばよいが、より興味深く読ませるためのテクニックもある。 この「より興味深く読ませるためのテクニック」が「逆説的な話題ではじまる文章」という訳です。 著者の「わかりやすい文章を書く技術」(フォレスト出版)をかなりの時間を掛けて読みましたが、その言っていることはけっして「わかりやすい」ものではありませんでした。著者の独り善がりと思えるところがかなりありました。
- hunaskin
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説得力ありませんね。 策を弄しても内容が伴わなければひとを納得させられない例文、ということであれば合格かも。
お礼
回答ありがとうございました。
補足
私も説得力はないと思います。 わからないのは、著者がこの例文をどういう意図で提示したかということです。 説得力があるとして提示したのか、それとも・・・ 著者のその著書の記述からはそのことが判然としません。 どうしてこういう訳のわからない例文を提示するのかと、私は思います。
お礼
回答ありがとうございました。
補足
>まず、根拠が全く『明確に』なっていませんね。 私もそう思います。 著者は、論理的であることの必要性を主張しているのですが、その言っている(書いている)ことは非論理的なところがあります。ある書評に次のようなものもありました。 >本書内での矛盾を煙に巻くような箇所が多く、じっくりと読んでみればみるほど、著者の言いたいことが「非論理的」である。このような文章を書く著者が、世間で「小論文の神様」と呼ばれているのが不思議である。