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時代について
時代についていくつか質問があります。 1 時代の流れはどこから来るのか 2 時代の流れには逆らえるのか 3 これからの時代はどうなるか 今どきのDVとか体罰とかを考えたら気になりました。
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全ての変化には、淘汰がはたらく。 宇宙開闢以来、安定した物質を蓄積していく物質進化、海 中での化合物の反応において安定な化学反応が持続して いく化学進化、その中で増殖性を生じて生存競争を始める 生物進化、人類の組織化における社会内淘汰による社会 進化に至るまで、一連の進化を遂げている。 原理的単位の相互作用の中から、より安定な反応が残り、 それが新たな上位現象の単位となる、階層現象化なのだ。 人類も、最初は個体が生存単位であったのが、血族のファ ミリーが集団生活し、集落単位で争うようになり、都市国家 から国単位へと生存単位(同等な機能を有するもの同士は 競合する)が拡張し、社会性(分業化・組織化)を発達させて きた。 その過程で、個人の意識に社会性を持たせる方法として、 分業化=助け合いにおける自己の生命性の社会的延長の 自覚化による自律的社会行動ではなく、お金や地位といった アメ(馬車馬の目の前のニンジン)や、モラル(宗教)や法規 (政治体制)といったムチによって、他律的に社会行動を導く 方法をとったために、社会進化は社会構造的な変質を伴う ものとなった。 血族の延長としての集落が生存単位だったのが、その競合に おいて他集落を統合して大きな武力を有したものが生き残る 封建社会へと変質した。 封建社会は、武力による土地の確保=農業を主産業とする 社会だったところ、手工業の発達による分業化とそれに付随 した貨幣制の浸透において工業と商業が力を得、権力者は 武力から市民へと移行した。 その工業が、手工業から産業革命による大量生産によって、 市場の拡大と物流の発達、地域格差、生産手段の高度化に よる資本家の台頭により、資本主義的な自由競争社会へと 移行した。 さらに、その市場の拡大と資本主義社会における投機や 株式市場が力を得る事で、そうした流通や経済を中間で コントロールする金融や政治家が、新たな権力者となった。 そうした社会性の発展とそこにおける社会行動の複雑化は、 個人の意識において、当初の血族的共同の本能的・情緒的 な社会行動と、それと遊離した死や自然の驚異に対しての アニミズムの二本立てから、個人の自己中心的な衝動が 社会的要請と乖離してゆくのに対応して、強力な教義を有す る一神教による社会性の維持が必要になり、ほぼ同時期に (国家体制の発展と平行して)キリスト教やイスラム教、仏教 といった世界宗教が勃興した。 しかし産業革命に付随した科学の発達と貨幣制の浸透は、 宗教の持っていた論拠=世界観や価値観を萎縮させ、人の 生きる指針を、「お金や出世といったアメと、モラルや法規と いったムチ」へと移行させた。 上記のような進化=階層現象化をそのまま延長するならば、 人は他律的に生かされる(お金をもらうためにイヤイヤ働く) 歯車として、社会的な二次情報に操られて実体としての環境 認識の希薄化を招き、かつて単細胞生物として個々の細胞が 環境に対して多様に対応していたのが、多細胞生物の中では 神経やホルモンに条件反射的に反応するだけになっている ように、生命としてしての“生きる意志”を教育や法規、社会 制度といった社会システムの上に転嫁して、個々人は無意識 の歯車に堕す。 人類は本来、脳の発達により、進化における適応を、遺伝子 の変異とその自然淘汰という遅々としたものではなく、認識 の発達=環境認識(自意識の目覚め)による行動パターンの フレキシビリティによって、迅速に行うところにああった。 そうした“ヒト型進化(自律的生存)”の極にある人類をして、 先天的多様性による他律的な社会行動という“アリ型進化” へと舵をきっているのが現代社会なのだ。 ヒト型進化とアリ型進化のどちらかが優れているという訳で はない。 自然界においては、蟻や蜂などの「アリ型進化」だけでなく、 脳の発達に基づく「ヒト型進化」も、イルカやカラス、タコ なども繁栄しており、双方とも併存している。 人も、意識による選択としては、精神的充足感の最大化が 生きる目的であり、アリ型進化ではなくヒト型進化を採る べきであるが、もはや進化の分岐を過ぎてだいぶ経っており、 分岐へと引き返して転針するだけの自律的な生きる意志が 残されているかどうか、怪しいものである。
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- 0fool0
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過去は文字でしか見れない 未来は戯言でしか聞こえない 今は選べない 辛い事は楽しい事の糧 楽しい事は明日の糧 種を播かねば実も生らぬ
お礼
今を精いっぱい生きろってことですかね。 回答ありがとうございます。
- suzumenokox
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1「時代の流れはどこから来るのか」 歴史の流れの先端である現代の横の広がり。その縦糸と横糸の織り成す複雑な相互作用から時代の流れというものは生み出されるものだと思います。 2「時代の流れには逆らえるのか」 流れに逆らって全力でもがいていたつもりが、ふと気が付いてみるともがきごと流れにのまれていたということが多いのではないかと思います。 3「これからの時代はどうなるか」 文化というものの適切な理解が一つのカギになると思います。
お礼
結局、時の流れには逆らえませんね。 泳げませんし。 回答ありがとうございます。
- kannzou001
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勝手に意見します。 ■1 時代の流れはどこから来るのか 常識を変えた「所」から、来ると思います。 例(1)真珠湾攻撃で空母による対艦航空戦と言う、今までに存在しない常識登場し、その後の軍事の時代の流れを変えた。 例(2)ビートルズのデビューにより、当時の音楽の常識が変わり、それにより音楽の時代の流れを変えた。 ■2 時代の流れには逆らえるのか 逆らっているのか、もともと潮流が変わっているだけなのか判断する事は人には出来ません。例えば、日本はアジア諸国の欧米列強の植民地支配と戦っていたと言う見方も出来る。現在その影響があるのかないのか、欧米列強の植民地政策は縮小したが、その戦争が「日本が時代の流れに逆らっていた」のか、「時代の潮流に巻き込まれた」のかは分かりません。 ■3 これからの時代はどうなるか 多文化主義の誤りに気付く(欧米を中心に気付き始めてきているが)。EUは再構築か崩壊。アメリカは、このまま貧富の差が進みすぎて内部崩壊するか、上手くやりぬけるか勝負。テロの問題は手遅れ。死ぬまで戦う。中国は今はまだまだ余裕があるが、日本の高度経済成長のように、経済成長と環境問題や雇用の転換に失敗すると終わり。現状色々改革しようとしているが、党内崩壊を恐れて何も改革できていないらしい。経済は低迷、環境問題は尋常じゃないのが現状。もし、失敗し経済が崩壊し軍部が食えなくなると、軍部がクーデターを起こす可能性がありそうなったら正真正銘の「中国崩壊」。今の段階では中国の政策次第。 日本は実はそんなに暗くない。中国の軍事的リスクは、軍備をGDP2%(先進国基準)で自衛隊法など憲法を変えなくても出来る事をすれば大丈夫。中国は日本を批判出来て党が安定。日本は安全保障強化が出来てお互いwinwin。民族問題も、政治家がまともなら解決できるレベル(ヨーロッパは手遅れ)。尖閣の資源や日本中のメタンハイドレート。上手く行くと資源大国に(欧米の一部には日本は既に資源国として見ているシンクタンクもある)。財政問題は特にない。1000兆の借金があっても資産は600兆。しかもその借金は政府の借金で国民から借りたお金。経済学的には国民の財産にあたる。その財産が返ってくるかは分からない。でもそれが原因で破綻する事は経済学的にありえない。 少子化も今が多すぎると言う見方も出来る。単純計算でこのまま0になるのは考えにくい。そのうち適正な数で推移するのが生物学的に言える(食糧問題で減ってるわけでもないし) 本当の一番の懸念は食料自給率。世界的環境変動により、世界大凶作になったら終わり。 でも今なら間に合うと思う。政策さえ間違わなければ、日本の将来に関しては、じつは暗くない。 その政治家を決めているのは国民。要するに日本の未来は、今の国民次第。
お礼
つまり政治家を決める国民が決めていると。 そんな暗いものではないのかなぁ。 回答ありがとうございます。
- 日比野 暉彦(@bragelonne)
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こんにちは。 ★ 1 時代の流れはどこから来るのか ☆ (あ) 自然現象を除けば 人間の生活から来ます。 (い) 衣食住の中で食が衣住に先行するとすれば 食としては ふたつの食べ物があります。モノとしてと霊としてのふたつです。(古代インドのブラフマニズムでは ブラフマン神が食べ物であると言っているくだりがあるそうです)。 (う) 特には 採集・漁労・狩猟による食生活――自然の草や木の実の採集や海産物のそれとしての漁労あるいは野山の動物の狩猟――から 麦や稲を栽培してその実を食べる農耕生活への変化 これは 《時代の流れ》を変えました。 (え) もう端折りますが それぞれの生活様式において 道具が発明され用いられています。石器から 銅・青銅などの金属器 そして特には鉄の発見が 農耕の開始と同じように 大きな変化をもたらしたようです。 (お) あとは 工業化としての第二次産業やそしてサービスとしての第三次産業をも経て 情報通信をつうじての世界的な社会生活の時代に入って来ています。 (か) 食生活における発見や発明と そのための道具の発明 また並行して衣料や住生活にもあたらしい考えを及ぼして行った。 (き) 最初に捉えた《霊としての食べ物》については これらの社会生活をいとなむにあたって 互いにいかに対話を持ち交通していけばよいか この主題を考える部門で発達が見られるようです。哲学・思想を基礎とする科学です。 ★ 2 時代の流れには逆らえるのか ☆(く) 逆らえない場合と逆らえる場合とがあります。 (け) 逆らえない場合というのは 時代の変化としての社会現象が あたかも人間の手に負えない台風や雷などの自然現象であるかのごとく 個人にもまたその一定の単位体としての社会にも襲いかかる場合です。 (こ) たとえば戦争という人殺し これが 社会の風潮となってしまった場合には 容易にはその流れをただすことは出来ない相談だという場合があります。戦国時代のごとく。 (さ) このような人ごろしが絶えないという事態は 例の霊としての食べ物が枯渇したときなのか。それとも むしろ霊としての食べ物を食べすぎて消化不良を起こし 破れかぶれになったのか。あるいは 毒入りの霊だったのか。 (し) また 資本主義という経済行為の形式かつ総体的な様式にも ひとは逆らえないと言われます。生活にとってのモノないしその価値について 余剰が生じた場合 その余剰を元手にしてさらなる生活余剰を得ようとする行き方です。 (す) 生活余剰を無駄にしてはならないといった倹約質素の精神からなのか それにはげむ勤勉からなのか。《とき》までが 交換価値すなわち《かね》であると見なされて行きました。 (せ) すでに世界は 剰余価値はあたらしい剰余価値を生むためにこそあるという思想で塗り尽くされています。これは 勤勉を通り越して ガリ勉にまで到っています。 (そ) この勤勉主義なるガリ勉思潮にさからって たとえば非営利の事業をおこなおうという場合 このような場合にも 一般には営利企業の生んだ剰余価値に支えられているようです。(寄付に頼ればそうなります。または 税金からの援助を受けるとすれば 間接的にそうなります)。 (た) 資本主義には ことの実質的な意味ではひとは逆らえないでしょうね。自分だけは ガリ勉のむさぼりをしないで地道に生活することは出来たとしても その生活態度を社会的におよぼすことは ほとんど無理でしょうね。 (ち) つまり 社会の中で仮りにガリ勉資本家という人たちが もはや例外だということになったとしても まだその段階では その資本家のウゴキとしての資本主義のもたらす生活の(広い意味での)糧にみなは頼っていると思われるからです。ふたつの経済体制が共存しているといったかたちではないと思われるからです。 ★ 3 これからの時代はどうなるか (て) 経済行為の形式は まだとうぶん変わらないでしょうね。最小の費用で最大の効果を得るという行為形式 あるいは 剰余があればそれを活用して再生産をすすめるという形式 これらは それとして合理的な思惟にもとづく合理的な行動であると考えられるからです。 (と) 貨幣は そのときの交換価値を測るただの基準です。むろん 剰余価値の再生産は 貨幣にもとづく資本によっておこなわれて行くわけですが 貨幣はそのように人間が用いるものです。人間と人間との――霊としての食べ物を食べたことによって得られるところの――コミュニケーションの知恵として発明されたものでしょう。 (な) なぜなら 普遍的な基準として作用するなら 互いに身分の差を超えて モノやサービスをめぐる等価交換を実現させることが出来るからです。《人治主義》ではないわけです。イデオロギーも関係ありません。 (に) いま現在 流れを変えるひとつのきっかけは かつて経済学は政治経済学と呼ばれていたように 政治の方面からするささやかな変革ではないかとは考えられます。 (ぬ) 主権在民と言うように 主権者である市民ないし市民社会に共同自治の運営をまかすという方式です。 (ね) ムラ――市町村――が 共同自治の主体になります。これを インタムライズムと言います。しかも 外国のムラムラとも連携するというかたちにおいて インタナショナルなインタムライズムです。 (の) 国家ないし言わゆるお二階さんは もう用済みだという思想です。国連も 利用価値があるなら 使ってやってもよいという市民主義の思想です。そこに 企業をも巻き込まなくてはならないでしょうね。 (は) 日本の A 市は B 市や C 市と連携しさらには 外国の D 市や E 市とも協力するというインタムライズムです。互いにムラ議会議員をも互選したりします。うんぬん。・・・
- o-sai
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1 時代の流れはどこから来るのか 覇者の交代 によって世界が動きます。 覇者は人間の強欲さには抗えず、傲慢になっていきます。 そして抑圧された他者が、覇権交代を望むことになります。 現在はアメリカが世界の覇者ですが、少し前まではスペインが覇者でした。 彼らはバチカンの後ろ盾により神の守護という免罪符を持ち、世界中を陵辱し、黄金を奪いまくりました。 現在のバチカンの荘厳は、中南米から略奪した黄金です。 2 時代の流れには逆らえるのか 次の覇者、とは圧倒的な軍事力と経済力をいち早く手にした国家です。 国家、と言ってしまえば民主的のようですが、国家は民主的に構成されているわけではありません。 たいてい、国名に民主と付いてる国は民主的ではないから、それを誤魔化す為に民主と付いています。 国の中で覇権争いがあり、それが対外的に拡大していくものです。 頭が出そうな覇権者の卵を殺していけば、流れは変えられます。 3 これからの時代はどうなるか 次の覇者は、もし中国の人民軍が一塊なら、そのトップが一番近いでしょう。 しかしながら、人民軍は地域部隊ごとに覇権を争っているようです。 「今どきのDVとか体罰とか」そういう細かいことは、時代には無関係です。
お礼
結局トップが時代を握っているのでしょうか? トップですら何かに流されていると思いますが。 回答ありがとうございます。
1 世界経済の変化 科学技術の進歩 思想の変化 等々あると思います。 2 逆らう事はできないが、ある程度無視することはできると思います。 3 日本においては人口減少に伴う高齢化社会や、エコ文化といったものではないでしょうか。 すでに小さな豊かさを求める時代に入ってきていると思います。 (確率の読みと確率でない読みとがあって、時代の流れを読むのはその両方だと思いますが、 確率でない読みは人によって違いがあり、必ずこういった時代が来るとは誰も断言できないのだと思います、 足元の近未来しか予測できないのではないでしょうか。) ※ DV・体罰 感情的教育の時代は終わりました。 けれども感情的人間関係は終わることがありません。 無宗教の立場における道徳観念の形成という課題を、現在すでに抱えているように思います。
お礼
回答ありがとうございます。 確かに先の時代はわかるわけがありませんね。 せいぜい先読み・あてずっぽんの予言でしょう。 無宗教の道徳なら中国思想ですかね?
お礼
こんなに詳しい回答ありがとうございます。 大学関係の方ですか? 細胞と人間の在り方の重ねが面白いですね。 多細胞生物の次はなんですかね。