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鎌倉時代、南北朝時代、室町時代
歴史好きの63歳主婦です。 安土桃山時代から、江戸時代、明治維新、明治時代、大正時代 昭和時代の流れ等は、頭に入っているのですが、 鎌倉時代、南北朝時代、室町時代、、が なかなか、理解できません。 なにか、すんなりと理解出来る書籍とかありませんでしょうか?
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なかなか理解できない原因はなんだとお考えでしょうか いきなり妙な物言いで申し訳ありません。 鎌倉時代から室町時代といいますのは、西洋史的概念から中世と呼ばれる時代です。 なぜ中世という時代区分が設けられたのかと言いますと、平安時代以前の古代と呼ばれる時代のあらゆる体制(政治、社会、文化)が一大転換した時代であったことが一つの要因です。 平たく言いますと価値観が入れ替わる過渡期の時代です。 このような時代を政治史の権力階層だけを追って歴史を見ると混乱してしまいます。 安土桃山時代以降はいわゆる武家政権の時代です。明治維新も単に武家階層内での交代です。 大正、昭和も武家の流れを汲む軍人が政治の中枢だった時代です。 これと同じ感覚でご覧になられると、全てが入れ替わっていく時代ですので、ウッカリしますと、史実がお互いに何の脈絡もないように錯覚してしまいます。 ということで、まずどれだけ混沌とした時代であったのかということを頭に入れることをやってみて下さい。 急がば回れ、です。 中世のややこしさについては下記のようなサイトがあります。 日本の中世 - Biglobe www5a.biglobe.ne.jp/~hampton/history037.htm 多少読みにくいかとは思いますが以下のような書籍があります。 中世に国家はあったか(日本史タブレット) 新田一郎 山川出版社 あと中世関連の入門書的なものを紹介したサイトがありますのでご覧下さい 新書マップ | 日本の中世 shinshomap.info/theme/japanese_medieval.html 蛇足 武家は平安時代には御所の縁先の地べたに両手をついて頭を下げている侍(さぶろうもの)でした。 現在日本の文化とされている、あらゆる風俗、習慣、文化は室町時代に生まれたものです。 茶道も華道も書道も全て室町時代以降のものです。 和服も室町時代以降の服装です。 御承知のようの仏教も現代のものは鎌倉仏教の末裔です。 神道も室町時代の吉田神道を継承しているだけです。 現在の日本の農村風景というものも室町時代に生まれたものです。 明治政府が妙な復古調のことをやったために、奈良、平安、の時代から続いているように誤解しているだけです。
お礼
早速の回答ありがとうございます。 なるほど、、。 武家政権時代の感覚というか、見方を一旦捨てて頭を切り替えないと理解出来ないのですね。 ご紹介の書籍、読んでみたいと思います。 ありがとうございました。