まず上記5作品の関連は下でいわれているとおりです。
1Stガンダム(UC79~80):宇宙世紀が始まってから移民を続けてきたスペースノイドと地球に住むアースノイドの対立が表面化、サイド3はジオン公国を名乗り地球連邦に宣戦布告(一年戦争)。一時はアフリカ、東ヨーロッパ、アジアのほとんど、北アメリカ、オーストラリアの一部を占領するもその後巻き返されてジオン公国敗戦。しかし残党は各地にのこり反抗を続ける。一年戦争を連邦軍のエース、アムロを主役として描いたもの
0083(UC83):一年戦争で敗北したジオン軍の残党部隊が連邦に一矢報いるために発動した星の屑作戦を舞台としたもの。星の屑作戦は成功するが、それを口実にスペースノイド弾圧組織ティターンズが成立。
Z(UC87):ティターンズのやり方に反発した連邦軍内部の将校が月都市やリベラル系資本の援助を受けて結成した反連邦組織エゥーゴとティターンズは、Mk2奪取を皮切りに全面衝突(グリプス戦役)。はじめティターンズ優位に進むもクワトロ(シャア)のダカール演説で形勢逆転、エゥーゴの勝利に終わる。戦役後半にジオン軍最大の残党勢力であるアクシズが地球圏に帰還。アクシズは戦力温存したままこの戦役を終える。Mk2奪取時にそれに巻きこまれる形で戦いに参戦するカミーユを主役として描く。一年戦争時のライバルであったアムロとシャア(クワトロ)はこの期間共闘することになる。終戦直前にシャアは行方不明に。エゥーゴ、戦力の過半数を喪失。
ZZ(UC88):グリプス戦役終戦直後、疲弊したアーガマはサイド1シャングリラに入港。そこにいたジュドーを主役として描いた作品。アクシズはネオジオンを名乗り連邦に宣戦布告(第1次ネオジオン抗争)。当初連邦は戦争に消極的でほとんどアーガマ単体で戦うことになるが、後ネオジオンは内部分裂を起こし崩壊。連邦の勝利に終わる。
逆襲のシャア(UC93):グリプス戦役で行方不明になったシャアは生きていた。彼は先の第1次ネオジオン抗争で分裂した残党を纏め上げ、スウィートウォーターコロニーを占拠。連邦はこれを実質的に黙認する。その後シャアは連邦に宣戦布告(第2次ネオジオン抗争)。連邦は戦争に消極的であったため、遊撃部隊として結成されたロンドベルが戦いにあたる。ネオジオンは5thルナを地球に落下させるが次のアクシズ落下作戦に失敗。アムロとシャア、一年戦争からのライバルであった2人の対決とその結末を軸として描かれたこの作品は、1stから続くガンダムの一種の終着点である。この戦いでアムロとシャアは行方不明になり、リーダーを失ったネオジオンは瓦解することになる。
ここからは回答とはちょっと無縁かもしれませんが・・・
F91(UC123):Uc68年にロナの家名を買ったブッホ社のシャルンホルスト・ブッホを元とするロナ家は軍事企業として蓄えた財を元に軍隊を建設。クロスボーン・バンガードを称して貴族主義の世界、コスモバビロニアを作るための戦争を開始する(コスモバビロニア戦争)。シャアの反乱以降大規模な戦争を経験していない連邦軍は素人同然となっていた。ロナ家の実質的総帥であった鉄仮面はサイド内にバグという虐殺兵器を投入するが、その直後の戦闘でF91に撃破され戦死。指導者の死亡と、ロナ家の後継者であるベラ・ロナ(セシリー・フェアチャイルド)の反貴族主義演説によりC・バンガードは瓦解。コスモバビロニア建国に巻き込まれた主役シーブックと、その彼女的扱いであるセシリーを軸に物語が展開される。
V(UC153):一年戦争以来、スペースノイドは自治権の要求を行ってきたが連邦の圧倒的な軍事力の前に退けられてきた。しかしUc140年ごろからそれが再燃。サイド2にて建国宣言を行ったザンスカール帝国は地球侵攻を開始。反ザンスカール勢力であったリガ・ミリティアは抗争を展開する。連邦軍はもはや素人同然であったが、戦争中期には体制をある程度立て直してリガ・ミリティアと共同戦線を張る。大戦終盤、ザンスカールの指導者であったマリア・ピァ・アーモニアは死亡。指導者を失ったザンスカールの求心力は急激に低下。崩壊する。ザンスカール帝国の侵攻に巻き込まれたウッソを主役として展開する作品。
Gセイバー(UC223):地球連邦はすでに瓦解し、地球連邦議会とセルツメント(スペースコロニー)議会に分かれ、スペースノイドは自治権をほぼ会得した。議会軍ガノー提督は議会の勢力を盛り返すために、コロニーの勢力を拡大しかねない、食糧問題の改善などを目指す研究を妨害する。調停者として存在する勢力イルミナーティは、これを阻止する。主役であるマーク・カランを軸に、「未来を築くための戦い」というメッセージをこめた作品。
以上がUCの大まかな作品ですね。それにサイドストーリー的な作品が数多く加わって、ガンダム世界を作っています。なお、オフィシャルとノンオフィシャルという区分が、一応ですが存在します。
なお、UC年表というのが、ガンダムのコミックの裏についていることがあります。F90やシルエットフォーミュラー、0083コミック版、ムーンクライシスなどについていますので、一度見てみるとよいかもしれません。