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ゲノム医学に詳しい方。
将来、医学系の翻訳者になりたいと思っているのですが、 中でも、医学系のゲノム専門と言えるようになりたいと思っています。 もちろん、簡単なことではないと分かっているのですが、 今から、独学で少しずつコツコツやってみたいと思っています。 そこで、実際にゲノムを学ばれている方に教えていただきたいのですが、 全く知識0の人間(高校生物も?です。)が専門書(専門の方が読むような)を 理解できるようなレベルになるには、どのように勉強していけばいいのでしょうか。 (独学では無理なのでしょうか?) オススメのテキスト・学習法等を教えて下さい。 その他、なんでも構いませんので、アドバイスをよろしくお願いいたします。
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#3です。補足について。 高校教科書については、数研や東京書籍などの大手のものであれば何でも良いと思います。 ここで重要なのは、生命科学に従事する人と同じステップを踏むということです。生命科学を志す人は、レベルの差はどうであれ、大学入試では生物・化学の知識を必要とされています。但し、入試では教科書を100%理解した人だけが入学してくる訳ではありませんので、教養課程で不足分を補います。ですから、高校レベルでは、教科書の生物IBと生物IIを読んで理解できる知識があれば良いと思います。生物知識が全くなく、いきなりMolecular Biology of the Cellを読み出すと、いくら学生レベルの本とはいえ、挫折しかねないからです。 生物・化学脳へステップアップする、はじめの一歩と考えてください。
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生物を高校時代習わずに、大学の生物科に入学してくる人は毎年1人はいます。 学部3年になるころには、生物選択者に追いついてますので独学でも十分平気ですよ。 生物未選択者、選択者を問わず、学部1年生にはまずNHKの驚異の小宇宙シリーズを見てもらっています。 ゲノムならば人体(3)かな。 ちょっと高いですが、見る価値はあります。 それから生物未選択者のため、全員で高校の授業の復習を行ないます。私の科はゲノム系ですので、その辺をメインに授業は組まれていました。 2年になってからThe Cellの原書の最初の方をコピーして配られ、専門英語と、ちょっと詳しい生物の基礎を勉強します。日本語訳と見比べて勉強していくのですが、日本語訳は説明が長くなりそうなところなど結構はしょっているのがよく分かります(^^ゞ どれも大学の図書館にいけばあると思います。 少なくとも私の大学にはありました。 学生ではなくても貸し出してますし。 それではご健闘を。
お礼
回答ありがとうございます。
補足
皆さん、本当にありがとうございました。 どの回答も本当に勉強になりました。 できれば、皆さんにポイントを…という気持ちです。 皆さんの回答を参考にさせていただきまして、自分なりの学習計画が立ちましたので、これから頑張りたいと思います。 (ものすごく長い道のりになるとは思いますが。) 本当にありがとうございました。 (ポイントは複数、回答を頂いた方にさせていただきました。)
- mizu_atsu
- ベストアンサー率41% (180/433)
♯2です。 先ほどは少々きついことを書いたかもしれませんがあれは本当のことです。専門を理解するというのは容易なことではありません。それは逆に私が文系の専門書を理解するということと同じ意味ですから決して甘く見ないでくださいね。 勉強の順番としては他の方が書かれているように高校の教科書から理解するというのが順等なように思います。ただ、教科書だけだとわかりずらいので図解なども同時に購入されることとを強くお勧めします。 また、The Cellは確かに良い本です。私も持っていますが実にいろいろな分野について非常に詳しく書いてあります。ただ、初心者には詳ししすぎると思います。いきなり読むのはちょっと辛いと思います。私は第2判を持っていますが厚さが日本語版だと10cm程あります。全部読んで理解するのは結構大変です。もちろろん全部読むのが良いとは思いますがまずは高校レベルの知識を身につけ、その後他の本でゲノム(つまり遺伝子関連)の専門的な教科書(生化学とか遺伝子工学)を読み、そしてThe Cellでより詳しく知りたいところを読むのが知りたい知識を得る最短ルートではないかと思います。
お礼
回答ありがとうございます。
- suiran2
- ベストアンサー率55% (1516/2748)
私もneuroさんお勧めの「Molecular Biology of the Cell」を勧めます。いずれ読まなければならない本と思います。あまり読み易い訳ではないように思いますから,ぜひご自分で読みやすい訳を考えてみてはいかがでしょう。 しかし,初めてでは枕になるような本ですので,「Essential細胞生物学」から入った方がよいかも知れません。the Cellと同じ著者が,教養課程程度の学生を対象に内容を平易に書き直したものです。英語・日本語共に出版されているはずです。 参考になりましたなら…
お礼
回答ありがとうございます。
- ice_rif
- ベストアンサー率20% (68/325)
『実験医学』という雑誌がありますから、 バックナンバーを読んでみたらどうでしょう。 大学を出ていれば、研究室の見学生になると いう手があります。文献検索などをやってく れるなら、受け入れてくれる所は多いと思い ます。 医学系の翻訳をやっている人に弟子入りする という方法もあります。私のいる大学にも、 医学部を出て、科学編集の修士をもっている アメリカ人がいます。
お礼
回答ありがとうございます。
- neuro
- ベストアンサー率43% (167/384)
独学となると情報の選別も大変だと思いますが、momonngaさんの心意気を買って・・・ 一つの案ですが。 まず、高校生物、高校化学の教科書を手に入れ、基本的な事項を頭にたたき込む。専門書を読むには大学受験程度の知識は最低限必要です。受験生になったつもりで勉強してください。 次に、以下の本を購入します。 Bruce Alberts etc. Molecular Biology of the Cell 中村桂子他監訳 細胞の分子生物学 どちらも第4版(?)がでていますので、必ず版を揃えて購入してください。 この本は、学部生レベルで十分読める本ですので、じっくり読破すれば、生物系大学生の学問レベルには達するでしょう。もちろん解らない用語などがあったら必ず辞書を引きます(この辺は文系でも同じでしょう)。原著と訳本を揃えるのは、将来翻訳するときに正確な用語を使えるようにするためです。 生物学辞典、生化学事典、さらに分子細胞生物学辞典、できれば理化学事典があれば十分です。(古本でいいです)。 ここまできたら、あとはMedlineなどのAbstractを見ながら、興味ある論文を取り寄せるとか、雑誌の定期購読をするなどして、知識を広げていけば良いでしょう。 もちろん、翻訳家になった後でも、必ずその道の専門家に添削してもらうべきだと思います。特に用語の使い方とか、言葉のニュアンスなど、現場の人間にしかわからない部分も多いからです。 参考になるか解りませんが、がんばってください。
お礼
回答ありがとうございます。
補足
お聞きしたいことがあるのですが、 [教科書]ですが、何社もあり、レベルも区々みたいなのですが、どこの××がいいとかありますでしょうか? お時間のある時で構いませんので、 よろしくお願いいたします。
- mizu_atsu
- ベストアンサー率41% (180/433)
とりあえず高校生物がわからないということと過去ログに簿記をとっていることがかいてあるところを見ると、文系の大学生といったところでしょうか? 医学系の翻訳者を目指しているとのこと、それも専門書がわかる程の本格的なもののようですね。 志が高いのは良いことですが、本当に適切な翻訳ができるようになるためには血のにじむような苦労になることは間違いありません。 ゲノムとひとことで言ってもその範囲は意外と広いのです。必要な技術も多岐にわたります。遺伝がわかればOKとかそういうものではありません。例えば遺伝子をシークエンス(すなわち配列を読むこと)をやるにしてもその前段階にタンパクの精製とかいろいろな話が出てくることもあります。もとの生物に関する知識も必要でしょう。理系大学生はおろか院生ですら翻訳は難しいのです。もちろん英語の力としては文系の方があるでしょう。しかし、専門書はほとんど専門用語と簡単な文法の集まりです。必要なのは専門知識といっても過言ではありません。実験の知識もなくただ本を読んだだけで真の翻訳家になれるかどうかは定かではありません。 勉強方法はとりあえず♯1さんの書かれているように一般的なものから入るしかないでしょう。でもやはり本物を見る機会がないと将来的に辛いでしょうね。可能なら理系の研究室の友人とかに実験の様子とかを見せてもらったりした方がいいと思います。もちろん最前は自分自身でやれればいいのですけど、それは無理っぽいのでせめて見るか話を聞くくらいはやるべきと思います。
お礼
回答ありがとうございます。
- liar_adan
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ゲノムには、まったく詳しくも何ともないのですが、 回答がつきにくいと思うので、 わかるだけのことを書きます。 本には、大きく分けて、 ・一般向き ・学生向き ・専門書 の3レベルがあります。 一般向きというのは、本屋に良くある 「やさしくゲノムがわかる本(仮名)」とか、 ブルーバックスなど、読者の基礎知識を想定しないもの。 その上に学生向きの本があります。 たとえば http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4130631217/ この辺の本です。書店では専門書の棚に並んでいます。 一般よりは知識のある人向けだけど、 書き方はあまり難しくない本です。 その上に、大学生が教科書として使ったり、ゼミで使ったりする専門書があります。 実はその上に、専門家が読む雑誌や、学術論文があるのですが、 これは一般人は入手が困難です。(英語で書かれていることも多い) それで、勉強法としては、 一般向け→学生向け→専門書と、 段階的に読んでいくと良いと思います。 まず一般向けの本です。これはどれでもいいでしょう。 ブルーバックスなどから、ゲノムに関係のありそうなものを選んで読みます。 十数冊くらい読めば、全体像がわかってくるでしょう。 そうしたら学生向きの本に進むことができます。 「何を読めばいいか」は、数を読むうちにわかってきます。 学生向けの本も何冊か読んだら、専門書にいけるでしょう。 ただし、専門書は、より多くの知識が求められます。 ゲノムをやるなら、物理は必要ないけれど、 化学の知識は必須でしょう。 ゲノムと平行して、化学(特に生化学)の勉強もするといいでしょう。 あと、数学が必要です。 ほとんどは、高校程度の微分・積分・代数で足りるでしょうが、 統計学が必要になることがあります。 これだけは独学は勧められません。 数学の大学院レベルの人に、何ヶ月か家庭教師になってもらうことをお勧めします。 月謝は普通の倍くらいかかるかもしれませんが…。 (もっとも、必要になってから考えても遅くありません) とりあえず、参考URLの本あたりから読み初めて見たらどうでしょう。
お礼
回答ありがとうございます。
お礼
回答ありがとうございます。