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この日本語の文について

外国人です。今勉強している日本語教材(自国で作った)にこのような文がありました。 (1)「現代的な都市が広がっている日本ですが、旅行では日本らしい景色を楽しめる場所に人気があります」 (2)ほかに、春は花見、秋は紅葉狩りに人気があります」 この二つの文の「人気がある」の前の「に」の使い方がピンと来ません。私の考えでは「に」ではなくて「が」か「は」ですが。 この「に」の使い方について説明していただけないでしょうか。よろしくお願いいたします。

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  • hakobulu
  • ベストアンサー率46% (1655/3578)
回答No.4

「日本らしい景色を楽しめる場所に人気があります」は、「日本らしい景色を楽しめる場所に対して人気があります」という意味です。 「日本らしい景色の楽しめる場所に人気が向かっている」というニュアンスで、【方向性】を意図した表現。 「人気がある」という状態動詞の主体(人々・観光客・旅行者など)に着目した表現になります。 「日本らしい景色を楽しめる場所が人気があります」は、「人気があるのは、日本らしい景色を楽しめる場所です」という意味。 「日本らしい景色を楽しめる場所」を特定する意図があります。 「人気がある」という状態動詞の対象(=日本らしい景色を楽しめる場所)に着目した表現になります。 このように、「に」は方向性を意図した表現です。 「日本らしい景色を楽しめる場所に人気が集中しています」のような表現も可能です。 「集中する」は方向性の意図が強い言葉なので、「に」と相性が良いわけです。 「日本らしい景色を楽しめる場所が人気が集中しています」という表現も間違いではありませんが、違和感は残ると思います。 「が」は、単に「特定の用法」なので、「集中する」という方向性を持った言葉と相性が良くないのです。  

aypaxa100
質問者

お礼

ご回答どうもありがとうございました。とても納得のいく説明でした。 とても勉強になりました。よくわかりました。ありがとうございました。

その他の回答 (3)

  • garamond
  • ベストアンサー率53% (1119/2111)
回答No.3

日本語の「ある」は特殊なのです。 「私【に】(は)○○【が】ある」と言うのが本来の日本語です。 「私【が】(は)○○【を】有する」と言うのは漢文(中国古典語)由来の表現です。 「日本らしい景色を楽しめる場所【に】人気【が】ある」 ≒“日本らしい景色を楽しめる場所が人気の所在である” ≒“人気の所在は日本らしい景色を楽しめる場所である” ≠「日本らしい景色を楽しめる場所【が】人気【を】有している」←こうではありません。

aypaxa100
質問者

お礼

ご回答どうもありがとうございました。勉強になりました。

noname#194996
noname#194996
回答No.2

1)も、2)も に→が の置き換えは × です。 意味は通りますが、NO,1の回答者様も仰っておられるように文章がきたなくなります。そしてこれは主語を示しますので文章が混乱します。私 と 人気 が がち勝負するようなものです。  私が人気があります。 ×  私に人気が集中しています。 ○ に は場所や、方向、目的などを示し、従属的な文節を作ります。 たとえば 昨日言っていた場所に来てください。(命令文ですが主語はありません。) などと使います。 >旅行では日本らしい景色を楽しめる場所に人気があります >秋は紅葉狩りに人気があります  おっしゃる場所を が にしたら、他にがは使えなくなります。こう直せばいいでしょう。 日本らしい景色を楽しめる場所が今人気です。 紅葉狩りが人気になっています。 は にしたら文章のニュアンスがかなり変わります。

aypaxa100
質問者

お礼

ご回答どうもありがとうございました。勉強になりました。

  • tzd78886
  • ベストアンサー率15% (2590/17104)
回答No.1

「が」にしてしまうと、「にんきが」の「が」と二重になって語呂がよくありません。 「は」にしてしまうと、「そうでないところは人気がない」という意味にも取れます。  いずれにしても、普通の日本人はそんなに深く考えずに使っています。

aypaxa100
質問者

お礼

ご回答どうもありがとうございました。勉強になりました。

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